MotoGP

マルティン『ペッコにプレッシャーをかける必要があり…でも、本当はやりたくなかった』2023 バレンシアGP

『マルティン:ペッコにプレッシャーをかける必要があり…でも、本当はやりたくなかった』

★11月24日、ヴァレンシアGPの金曜セッションでホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)が、午前セッション(FP1)3位、午後セッション(PR)2位だった。土曜日は予選2へ直行である。

★今回はバニャイアvsマルティンのタイトル争い最終決定戦となるため、21ポイント差で引き離されているマルティン選手はバニャイア選手の予選2直行を妨害し、動揺させる心理戦を取っていた。

★マルティン選手のコメント。

【今回の金曜セッションについては?】
「午前セッションは新アスファルトのせいで色々とスムーズに進まず、思い通りにいきませんでした。
でも、午後セッションはあらゆる意味で一歩前進できたんで、大満足です。」

【バニャイア選手を苛つかせる戦法については?】
「ちょっと込み入った作戦を取ってたんですよ…僕はミディアムタイヤでタイムアタックをしなければならず…でも、あまり好きなタイヤじゃないですよね。
最終的には上手くいき、ペッコをマンマークできました(※特定の相手選手に対して常に張り付き、1対1で守備を行うこと)。」

【なぜマンマーク作戦にしたの?】
「とにかく、ペッコの調子を探って、長所短所などの情報を入手するためです。
プッシュしてくるのかと思ったら、何回かイエローフラッグが出たせいもあって…色々と重なってくれましたね。」

【苛つかせる作戦ではなかったの?】
「いえ、そうですよ…ピリピリした瞬間とかあったじゃないですか。
こう言うことをするのは好きじゃないし、実際、今までしたことはなかったでしょ。常に僕は単独走行ですからね。
でも、ちょっとプレッシャーをかける必要があったんですよ…(バニャイアには)ちょっと想定外に苦労してもらわないと。
大変でしたけどね…間に他の選手らも入ってくるから、まるで戦場みたいになってしまって。
でも、まぁ、最終的にはちょっと苛ついてくれたんじゃないんですか。」

【バニャイア選手は予選2昇格に向け、どの選手らと争うことになりそう?】
「ファビオとアレックス・マルケス、あとバスティアニーニもですね。あの3人が好調だと思います。」

【しかし、バスティアニーニ選手はバニャイア選手の援護態勢に入っているのでは?】
「どうなんですかね…そうじゃないと良いんだけど。」

【ペースはどんな感じ?】
「皆、ミディアムやソフトの新タイヤを履いていたようで…僕は午前セッションで使ったタイヤだったけど、それでも0.3〜0.4秒差だったんですよ。
うちは最高ペースなんじゃないんですか。」

【バニャイア選手を苛つかせる作戦は、誰の発案なの?】
「今朝、皆で考えまくったんですよ。ペッコみたいな大物選手にプレッシャーをかけるのは大変だけど、とにかく、なんとかしようって皆で考えました。」

【貴方にとって、かなり良い金曜セッションとなった?】
「そうですね。でも、自分にああ言うイメージがつくのは、嫌なんですけどね。僕は後追いなんかしたくないタイプなんで。
こう言う風になってしまったことは嬉しくないけど、でも、ちょっとは見せ場になったかもって思ったりもしてます…ちょっと作戦なんか立てたりしてね。
いつもは、『無我夢中でプッシュする選手』ばかりなわけだから。ちょっとは心理戦なんかがあっても良いでしょ。」

(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram

マルティン5位:タイヤ選択は選手だけに任せるべきではない…って話は、note『2023 オーストラリアGPまとめ』でどうぞ!

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POSTED COMMENT

  1. NSR50 より:

    チームで考えた末の行動ってこととだが、ドゥカティワークスはどう考えるかだな。来年のワークス昇格にも影響するんじゃなかとかんぐってしまうが、今回の戦略として十分理解できる範囲だし、これを妨害と解釈するのがそもそもおかしい。妨害ならペナルティの対象になってしかるべきだが、ルール上、なんの問題も無いからね。

  2. G00 より:

    本当はやりたくない?え?
    何言ってるのかわからん
    DV男と同じじゃん おもんな

  3. くまた より:

    世界一のライダーの一人なんだから、あまり後追いとかプレッシャーとかそんなの事せずに走ってほしい
    下の者が真似をするから

  4. 昭和の日本人 より:

    もう「正々堂々と戦う」というのがカッコいいという時代は終わりでしょうか。
    儲からないのはわかるけど。

  5. MOTO ADICTED より:

    マルティン、ここのところ予選とかでペッコの後追いしてて、
    なんだお前もそういうキャラか、、、って思ってたよ。
    真っ向勝負の天然キャラで好感度あったのに残念。危機的な状況で本性が出るんだな。

  6. J より:

    やっぱり

    マルティンって好きになれんわ
    いくら速くてもね・・

  7. 薬痴寺先輩 より:

    自転車ロードレースには、ルールブックに載っていない紳士協定が厳然と存在するけれど、MotoGPには存在しないのか?

  8. タディの星に願いを より:

    プレッシャー与える作戦といえば、例えば88年か89年だったか、アンダーストープでローソンがレイニーに仕掛たトリック。ああいうのがほんまもんだと思うんだけどね

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