MotoGP

2023バレンシアGP【モトGP:PRリザルト&トピックス】

『2023 バレンシアGP モトGP PRリザルト&トピックス』

★11月24日(金)、バレンシアGP モトGPクラスのPRが行われた。

★予選2へ直行選手は以下のとおり。
ヴィニャーレス、マルティン、ザルコ、ディ・ジャンナントニオ、ベッツェッキ、ビンダー、兄マルケス、ラウル・フェルナンデス、ミラー、兄エスパルガロ

★ラスト7分と言うところでバニャイアは13位だったが、ザルコとは0.3秒差で、おそらくトップ10入りできるだろうと見られていた。
すると、(サッカー風に言うならば)マルティンがバニャイアをマンマークし、明らかにトップ10入りできないよう妨害し始めた。

ラスト6分30秒、バニャイアがピットボックスへ戻ると、マルティンもそれに続き、その後、一緒にピットボックスを出る。
バニャイアはブレーキングを駆使してタイムを上げようとするが、マルティンに接触されて失速してしまった。

ラスト3分50秒、バニャイアは単独走行を励むものの、イエローフラッグ提示により減速する。

ラスト2分36秒、引き続きバニャイアはマルティンにマンマークされ、第1セクターで+0”188、第2セクターで+0”256、第3セクターで+0”473を記録する。
一方、その後方を走るマルティンは区間最速記録を3連発し、最終的に1’29”289で2位を獲得。バニャイアは1’29”801で、15位となる。

最終ラップでポル・エスパルガロが転倒し、イエローフラッグが提示され、バニャイア選手はタイムを削るチャンスを失う。
マルティンの作戦は功を奏し、そのうえ、バニャイアを苛つかせることにも成功した。

タイトル争いの最終対決であることを思えば、『有り』の戦略だろう…これまで、マルク・マルケスがやってきた後追いとは比較にならない。
そして、実のところ、今日のバニャイアにはプラスアルファの力がなかった。

★アプリリア

首位マーヴェリック・ヴィニャーレス(アプリリアファクトリー)。1’29.142。
チームメイトのアレイシ・エスパルガロは10位。

8位ラウル・フェルナンデス(アプリリアRNF、2022年はKTMテック3所属)。
チームメイトのロレンツォ・サヴァドーリは20位(2022年はKTMファクトリー所属)。最下位。ミゲル・オリヴェイラ代役。

★ドゥカティ

2位ホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)。+0.147。
チームメイトのヨハン・ザルコは3位。+0.154。

4位ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ドゥカティグレジーニ)。
チームメイトのアレックス・マルケスは12位(2022年はホンダLCR所属)。

5位マルコ・ベッツェッキ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー)。
チームメイトのルーカ・マリーニは17位(VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟)。

11位エネア・バスティアニーニ(ドゥカティファクトリー、2022年総合3位)。
チームメイトのフランチェスコ・バニャイアは15位(2022年チャンピオン、VR46ライダーズアカデミー)。

★KTM

6位ブラッド・ビンダー(KTMファクトリー)。ペースは最高。
チームメイトのジャック・ミラーは9位(2022年はドゥカティファクトリー所属)。激しい転倒、ケガなし。

18位アウグスト・フェルナンデス(GASGASテック3、2022年モト2チャンピオン)。
チームメイトのポル・エスパルガロは21位(2022年はホンダファクトリー所属)。最下位。転倒。

★ホンダ

7位マルク・マルケス(ホンダファクトリー)。今回は強い走りを見せている。表彰台争いに加われるかも。
チームメイトのジョアン・ミールは失格(2022年はスズキファクトリー所属)。

16位タカアキ・ナカガミ(ホンダLCR)。
チームメイトのアレックス・リンスは19位(2022年はスズキファクトリー所属)。

★ヤマハ

13位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー、2022年総合2位)。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは14位(VR46ライダーズアカデミー)。

『2023 バレンシアGP モトGP PRリザルト』




(Photo:Motogp.com

POSTED COMMENT

  1. うに より:

    確かに大一番のFP2なら有りの戦略ですね。。
    まさかマルティンがこう来るとはね。

    コレが吉と出るか、逆に明日以降バニャイアの力になるか!?

  2. NSR50 より:

    なんでマルクの後追いはダメで、マルティンのはOKで比較にならんはどういうことだ?
    個人的には後追いは肯定的なんで今回のマルティンの行為もまんまと成功したことだし否定しないが、やってることは同じはずなんだが・・・
    歴戦のチャンプがやったらダメで、現状でチャンプ争いしてるライダーがやればOKなのか?

  3. kai より:

    Q1が本当に注目ですね。これでペッコがアッサリQ2進出できたら、今度はマルティンにプレッシャーがかかりそう。

  4. やっぱりoffが好き より:

    策士策に溺れるとも言うので結局のところ余り意味がないんじゃないかな?

  5. nav. より:

    どんな妨害かこの映像じゃよく分からんけど、接触が、故意の嫌がらせの結果ならペナルティでしょ。
    というか、プラクティスで妨害ってもはやジャンル違くない?
    レースでバトルするのは普通だけど、プラクティスはその場ではないだろ!

  6. NSR50 より:

    後追いとは別で、ミラーのハイサイド転倒は久々に見たな。
    最近の転倒って、ほとんどエイペックスに付く前の段階でいきなりスリップ転倒というのがほとんどで、ハイサイドって珍しくなったよね。
    昔とはマシンやタイヤ、ライディングも変わってしまったから比較はできないけど、電制のせいでアクセル開け過ぎによる転倒は少なくなったけど、エイペックスまでフルブレーキで進入するせいでバンクするやいなやスリップっていうのが多い気がする。

  7. きよむす より:

    個人的にはこれでマルティンの載冠は無くなったと思う。レースの女神は姑息な男より強くてスマートでセクシーな男が好きだから。

  8. だいじろっし より:

    ま、、、マシア、、、

  9. うに より:

    接触って最初の映像のピットから出るときのやつですか?
    あれは別角度の映像もあったけど、バニャイア側からの牽制で、少し強めにブレーキ掛けてますよね。

    一応全部見てたけど、コース上ではギリギリ接触はなかったような。見落としたかな。

    あとこれとか。ちょいちょいお互いにちょっかい出してるんですよね。
    https://www.instagram.com/reel/C0ByzwMoVK6/?utm_source=ig_web_copy_link

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