MotoGP

ポル・エスパルガロ『ホンダとKTMの違いは…』

『エスパルガロ:ホンダとKTMの違いは…』

★ポル・エスパルガロ(GASGASテック3、32才)がモトGPの2023年シーズンで、総合23位(15ポイント)だった。

★ポル選手はポルトガルGP中の転倒で重傷を負い、シーズン前半の8戦を欠場した。復帰してからも調子を取り戻せず、2024年はシートを新人ペドロ・アコスタに譲り、KTMテストライダーを務めることとなった。

★11月28日(火)、2024年シーズンに向けてのヴァレンシアモトGP公式テストで、ポルテストライダーは走行しなかった。

★ポル選手が西サイト『Motosan』の12/1付け記事で、次のように話した。

[ 前半はこちら ]

【KTMファクトリー時代はマシン開発を手掛け、当初は最下位マシンだったのが総合5位まで浮上し…】
「あの時代はヘロヘロになるまで働いて…皆で懸命に頑張りました。
でも、ある段階でこう思ったんです…
『総合5位が取れるところまで、このマシンを進化させたんだ…しかも、総合4位と同ポイントで。ここでの役目はきちんと果たしたのだから、次に進みたい』と。
そうしたら、ホンダファクトリーからオファーが来て…
マシンが不調なことは分かっていたけど、でも、マルク・マルケスのチームメイトとしてホンダ入りするなんて、素晴らしいじゃないですか…断ることなんてできないでしょ。
結局、苦戦しまくったけど、でも、あの決断は後悔してません。むしろ、断っていたら自分の中でもやもやし…『なぜ移籍しなかったのか?』って思ったでしょうね。」

【ホンダファクトリーでの2年間については?】
「マルクと組んだおかげで、戦闘力を上げられるよう学習しました…ピットボックス内で競争心が最大限に発揮されてたわけだから。
カタール開幕戦では競り合いとなり、マルクの前に出ることができたんです…あの瞬間、『これは戦いなんだ』と気づきましたね。
とにかく、ピットボックス内での戦いが凄まじく…でも、良い感じでしたけどね。それまでの環境とがらりと変わった感じで。
KTMではすべてが透明だけど、ホンダはかなり曖昧な感じなんですよ…組んで一緒に働いている人間は皆無で、それぞれが完全に自分の道を進んでいるんです。
働き方としては、間違っているように思いますけどね…僕は違う働き方に慣れていたし、チームが一丸となって作業し、それで大きな結果を出してきたわけですから。」

[ 完 ]

(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram

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POSTED COMMENT

  1. タディの星に願いを より:

    そりゃ日本式の業務スキームが影響してるとはいえ、取りまとめるのはチームマネージャーの責務。言えばいいじゃない、プーチに遠慮してるの。

  2. TBN より:

    チーム体制すらできてなかったのか
    そもそもそういう文化がなくテンデバラバラ好き勝手で
    何十年もやってきてたのか
    チームスポーツが実は苦手な日本人らしい

  3. ダニだに より:

    ホンダは日本の縦社会と隠蔽体質を絵に描いたようなチームなのかな

  4. としあき より:

    ポルは自分がKTM機を作ってきた自負があるから
    世間やKTMがダニダニと喝采コールするのが気に入らない
    これはポル本人が公言してる
    レプソル入りはダニへの意趣返しもあったとも思うよ

    ところがポル好みの2022年型を作ってもらってようやくこれで戦える!と言ったものの
    開幕戦カタール以降まるで…になり
    結局古巣に戻るもKTMは裏切り者に厳しく
    怪我の不運もあってあっさり首を切られてしまったっていう…

    ポル移籍当時の2021年って
    不完全なマルケスが3勝してるし
    その前年度にはルーキーのアレックスが表彰台二度取ってたし
    いまほど悪いマシンじゃなかったはずだよ

    ポルは単にライダーとしてダニに勝てなかったんだよ

  5. 70 より:

    世の中には流れがありますからね!
    今まではそれで結果が出ていても、流れが変われば上手く行かなくなりますから。
    問題をひとつひとつ洗い出して、じっくり問題を解決して基礎を築くのが日本人らしさです。
    欧米人の様に問題を置いておいて違う所に目を向ける、今までの事は棄てて新しい事が出来る人を呼んでくるといった考え方が主流になってしまってますね。
    HONDAレッドブルもTOYOTAも4輪では、日本人的な考えで今の地位にいますからね!
    ゆっくり浮上すれば良いと思うのですが。

  6. ペペロンチンコ より:

    職人気質なんだよねえ良くも悪くも
    f1だがドライバーのコメントで日本のエンジニアはハイハイと生返事だがちゃんと数戦後には新パーツなり改善がされてるというのを度々聞いた
    そういうふうにうまくいってる時は支障なくても不調の時はヤマハのビニャーレスの件みたくエンジニア誰に言ってもいつまでたっても改善しないし不調の要因も誰に聞いても説明されないのコメントのようにライダーとのコミニケーションやケアがちゃんととれてないとオーバーレブされる羽目になる
    開発が保守的なのもあるが単純に現状は日本メーカーの技術力が欧米メーカーに劣ってるだけよ
    ドカが十何年も勝てないときは当たり前だがライダーはドカに対して辛辣だったし

  7. maxtu より:

    体制に合う、合わないもあると思うけどねぇ
    HONDA、YAMAHAのワークスにいきなり抜擢されると言うことは風当たりもキツくなるし大きな責任も問われる
    KTM、Apriliaはまだファミリー体質だから一緒に学習、成長と言ってられるからね
    結果的には兄アレイシのように腰据えて取り組んでいれば、兄より先に引退にならなかったかもね

  8. きよむす より:

    失敗続きでこうなったのか、元からこうなのかわからないが熱血パワハラ気味の兄貴とは似ても似つかない弱々しさだな。

  9. はば より:

    レギュラーライダーのテスト制限が厳しくなってるわけだから、より多くの情報を得るためにはサテライトも含めて情報共有が必要なわけだし、テストチームがより重要になってるわけだよね。でもホンダもヤマハも、何年も前から今だにその辺を指摘され続けてきたよね。成功体験のある昔のやり方から抜けられないって感じなんでしょうね。

  10. はち より:

    小さな所では一人でいくつも担当しなきゃいけなかったり、逆に大き所ではそれぞれ専門で担当したりと違いは有るかも知れませんが、そう言う場合は纏める人やシステムがあると思うけど。
    どちらも良い悪いはあると思うので上手くいって無いなら見直すべきだろうね。
    ジジなんかはそう言う所も上手いんだと思ったりもします。
    実際どうなのかは外野の素人からは分かりませんけどね。

  11. チャオ より:

    ポルも移籍当初、自宅にRCVがデリバリーされて大喜びで、歓迎と期待をHRCから
    受けて、初めは良かったんだけどな。後は回を重ねる毎に雲行き怪しくなり、ロレンソ
    からも、ほら見た事か状況に陥り、もうそうなると、ホンダ沼から抜け出せずに終わった感。
    マルケス不在でアプデされたRCVは、フロント旋回型の信頼性が全く無くなって、なんじゃこりゃな
    マシンに豹変。最も重要なマシン開発を、マルケス不在で進めた事、開発に携わらせなかった
    HRCが、そもそも論でトータルマネージメントがなってなかった事が、結果的にマルケスまで失った
    原因に至ったんじゃないのかね。結論から言うと、HRCってきちんとしたプロジェクトリーダーが居ないんだと思う。
    此処までどん底に落ちて、トップマネージャーのプーチを置いてるHRCって、恐らく来期もジリ貧なまま
    結果なんて出せないと思うし、だったらこのオフ期間、早々に体制刷新すべきじゃないかなって思う。

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