『チェッキネッロ:ホンダ再生の第一歩、LCRからもマシン改変案』
★2024年よりホンダのモトGPチーム体制は以下のようになる。
・ホンダファクトリー
ジョアン・ミール(26才、2023年より所属)
ルーカ・マリーニ(26才、マルケス後任としてドゥカティVR46より移籍)
・ホンダLCR
中上貴晶(31才、2018年より所属)
ヨハン・ザルコ(33才、リンス後任としてドゥカティプラマックより移籍)
★ホンダLCRのルーチョ・チェッキネッロ氏(チームマネージャー)が、イタリア衛星放送『Sky』のインタビューで次のように話した。
【当初よりザルコ選手はLCRと契約していたが、一時、マルケス後任としてファクトリーに移ると言う話が出て…】
「そうした変更をするような空気がホンダ側にあったんですが、その後、きちんと話し合い…うちの意向を尊重してもらいました。特に、当初交わした契約を尊重してもらったんですよ。」
【11月末のヴァレンシアテストはどうだった?】
「ザルコは2023年版ホンダ機を試してから2024年版に乗り換え、コーナー進入に大きな違いがあると言ってました…リアのグリップが違っていると。
けっこう驚いたんですよね…どうやら(マシンに)大きなステップアップがあったようで。」
【2024年版は車台やエンジン、マシンサイズが明らかに変わっていたようで…LCR側からも改革案を出していたの?】
「うちからは荷重配分についての指摘を、けっこうがっちり出しておいたんです。
今シーズンの転倒をすべて分析したところ、おもな原因はフロントが流れたことだったんです。
それで、うちからは『これまでとはバランスの異なる、リア側に重心のあるマシン』を要請しました。
あと、2024年版マシンのサイズなんですが…これまでより長めでしょ。」
【ホンダ再生に向けての序章と言った感じ?】
「組織体制が再編されましたからね…今までより人数が増え、プロジェクト予算も増えたんです…そうした点が必要だったんですよ。」
【2024年シーズンに向け、ホンダは優遇措置が適用されることとなったが…】
「2024年版マシンの第1稿ができたわけで…他のメーカー同様、このまま最後まで作業を続けていきますよ。
優遇措置に関する新レギュレーションのおかげで、うちはシーズン中も開発を進められるし。
マシンは馬力面が改善され、しかも、選手陣の要望通り、特にアクセルの接続が良くなったんですよ。つまり、反応が良くなったわけで…選手陣から、加速中に電制システムのフィルタリングを減らして欲しいと言われてたんです。
エンジンはこれまでより強力になったが、ザルコによれば、然るべきレベルにはまだ達していないそうです。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
マリーニに失うものは何もない?…って話は、note『2023 マレーシアGPまとめ』でどうぞ!
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ホンダのマシンに良好な変化があるようですね!2024年は結果を残し、2025年もLCRはホンダと契約して欲しい。LCRはホンダ以外、考えられない。でも、変化も時して必要。ルーチョ・チェッキネロさんの意思を尊重するに1票。
リアスライドはある程度乗り手で制御出来るけどフロントブレイクはどうにもならんし23年仕様は余程おっかないんだろうな
23年モデルは小さい車体のホイールベースと、むりくりウイングでフロントに加重してたんで、、、、って事だったんでしょうかね。
ホンダはLCRに感謝しないと。過去数年、ポル、マルケス弟、リンスと、ホンダからのヒアリングもなく、ただマシンを与えられ、アップデートもない状態が続いていたみたいだけど、LCRのホンダへの貢献はぶれていない。マルケス離脱と共に、様々なライダーからの意見をしっかり開発に落とし込んで欲しい。ヤマハもそうだが、日本メーカーは効率を求めすぎて道を失うことが多いので。
マルケス離脱前からクラッチローの意見なんか割と熱心に聞いてたというか
マルクVDSがへそ曲げるレベルでクラッチローに新パーツ提供
直接契約と重用してたはずなんですが
クラッチローが玉突き人事で離脱してから扱いが迷走しましたね