MotoGP

ロレンソ『これがマルケスの真の計画だったのだ…』

『ロレンソ:これがマルケスの真の計画だったのだ…』

★6月5日、ドゥカティファクトリーがマルク・マルケス(ドゥカティグレジーニ、モトGPタイトル6回獲得)と、2年契約(2025/2026年)を交わしたことを公表した。

★チームメイトはフランチェスコ・バニャイア(2022/2023年モトGPタイトル獲得)となる。

ホルヘ・ロレンソ(36才、2010/2012/2015年モトGP総合優勝)が、スペイン『DAZN』で次のように話した。

【マルケス選手のドゥカティファクトリー加入が決まったが…】
「驚いてます…まず、ホルヘ・マルティンとアプリリアの契約締結があり、それでドゥカティがマルケスを確保しようとしてるって分かってね。
僕としては、マルケスはプラマック継続が良いんじゃないかって思ってたんですよ…最新機を提供してもらってね。ところが、さらに上を狙ってたわけで…本人も言ってたじゃないですか…『ジジ・ダッリーニャに、2025〜2026年もドゥカティにいるかどうか確認した』って。
まさに、それがマルケスの計画だったんですよ…今、すべてが明かされたって感じでしょ。マルケスは持ち札を上手く使いこなしましたよね。」

【ドゥカティは(ファクトリーの)候補選手全員を満足させ、上手く配備できそうな感じだったのに…】
「ダッリーニャとドゥカティの計画は、3選手確保だったんですよ…マルティンはファクトリー昇格、マルケスはプラマック継続でね。
ところが、マルケスがそれじゃあ嫌だってなって…『希望はファクトリー、プラマックには行かない』って言って、勝負に出たわけですよ。
まぁ、ドゥカティ側はギョッとしたんじゃないんですか…そして、マルケスを確保するにはファクトリーに入れるしかなかったんでしょうね。
つまり、『ファクトリーじゃなきゃ出て行く』って脅しが効いたってことですよ。」

【それで、ドゥカティは今回のような決定にしたと…】
「マルケスが以前のように優勝争いができるようになったんで、モトGPファンが増えたんですよ…あと、ペドロ・アコスタ登場もありますけどね。
まぁ、ヴァレンティーノ・ロッシ時代と同レベルとまでは言わないが…それでも、メディア的には断トツ選手でしょ。その辺が大きな鍵になったんですよ。
ドゥカティも気づいたんでしょ…今年31才ってことは、あと2年…いや、4年は活躍できるだろうって。そうなったら、ドゥカティ選手として引退する可能性だってあるんだから。
その辺が、とにかく大きな鍵になったんですよ。リザルトを勘定に入れなくても、けっこうな話でしょ。」

【チームメイトとなるバニャイア選手の心境は…】
「ペッコはピットボックス内の雰囲気を維持していきたいそうだけど…つまりは、『マルケスみたいな選手に入って欲しくない、自分が負かされるかもしれないような速い選手はいらない』ってことですよ。
だからと言って、バズティアニーニになら絶対に負けないってことじゃないんですけどね。ただ、心情的には、今のところ、マルケスの方が脅威でしょうね。」

【来年のマルケス選手は、どんな風になりそう?】
「マルケス本人も言ってるように、もう言い訳はできないでしょ…まぁ、公然と言い訳しましたけどね。
これまでのマルケスは、明白な事実を否定してきたんですよ…例えば、2024年機の方が2023年機よりも速いと言うような事実をね(※先日のインタビューでは肯定していた)。
現在、マルケスは31才で大ケガも経験し、限界ぎりぎりのところに達してしまっている…今、できる唯一のことは『なんとか持ち堪えること』だけだから。
一方、若いライバル陣は今後も伸びていけるんですよ。マルケスにとって不利なのは、その点だけでしょうね。おかげで、力バランスは拮抗するだろうけど。
2019年のマルケスとペッコを比較したら、マルケスの方がレベル3つは上ですよ…でも、今後、同じマシンに乗ったとして、マルケスが毎回勝つようには思えないんですよね。」

(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram

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POSTED COMMENT

  1. より:

    余程駄目なマシン開発しない限り引退までドカワークスだろうな

  2. GG より:

    あらゆる欲が桁違いにすごい。
    じゃなきゃ何度もチャンピオンになれないのか。

  3. ふとし より:

    かつてのヤマハのようにイタリア人とスペイン人でピットボックス内外でピリついて欲しい。
    最近のモトGPに足りなかったのはそれ。

  4. トントン より:

    マルケス、ちょっと怖いわ。駄々こねてやり合ってもストレスたまりそうだし、マルティンは懸命だったかも。

  5. フルバンク より:

    結局ムジェロのスプリントでは背後の圧力に屈して転倒、決勝もペッコに離され最後は集中力が落ちルネアに抜かれた。
    スクリーン問題にしても、心の波が走りに影響するライダー。マルケスは執念の様に前へ型落ち機で向かって常にスプリントでは表彰台、これは23乗る選手には脅威に映っているだろう。これが6度このクラスを獲っている選手。

  6. うに より:

    ロレンソは最近普通の事しか言わない。

    昔のように変な発言ばかりでも駄目だけど、ロレンソならではの視点が欲しいところですね。

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