MotoGP

マルケス中編『ダッリーニャが貴方を推してくれたの?』

『マルケス:ダッリーニャが貴方を推してくれたの?』

★6月5日、ドゥカティファクトリーがマルク・マルケス(ドゥカティグレジーニ)と、2年契約(2025/2026年)を交わしたことを公表した。

★マルケス選手が西サイト『AS』の6月6日付けインタビュー記事で、次のように話した。

[ 前編はこちら ]

【マルティンは、『ドゥカティファクトリーに昇格できる可能性はある』と言っていたが…】
「人生って、こう言うものだし…スポーツって、こう言うものでしょ。別に僕だって、乗りたいマシンに乗れない選手を見て喜んでるわけじゃないんで。
プロの世界では多くの場合において、我を通す必要があるものなんですよ…誰だって、ベストな環境でプレイしたいんだから。それが僕にとってはドゥカティファクトリーだったと言うことです。
上手く確保することができたけど、手に入れるには全ての切り札を使って勝負しなければならないんです。そして、その中でも一番の切り札がトラックでの走りなんです。
ドゥカティのエンジニア陣が言っていたように、2023年機での僕の成長ぶりが認められ…とにかく、それが大きな決め手になったんですよ。まぁ、他の要素もいくつかありますけどね。」

【なぜプラマックチーム加入は嫌だったの?】
「僕は常に明白な態度を取ってきたつもりだし、ぶれたりもしなかったですよ。ドゥカティ側との話し合いでも、最初からそう言う風に言ってきたし。
別のプライベートチームに移る気はありませんでした。だからこそ、(ファクトリー昇格が無理なら)グレジーニファミリー継続と言っていんです…再生のチャンスを与えてもらったチームですからね。
プライベートチーム継続しかないなら、僕はグレジーニ一択でした。
交渉の際に大切なのは、ぶれずに正直にいることですから。なにか言う時は明白に、そして、腹を決めてで言うべきなんですよ。」

【チームメイトとなるフランチェスコ・バニャイアから祝辞メッセージはあった?】
「いいえ(笑)…でも、ドゥカティの社長(※ドメニカーリ氏)からはありました。電話をくれて、『おめでとう』と。」

【来年、ピットボックス内はどんな空気になりそう?】
「穏やかな空気になるはずでしょう。戦いは、トラックで行われるものなんだから。ピットボックス内は穏やかじゃないとね。」

【ジジ・ダッリーニャが貴方を強く推してくれていたの?】
「ジジとは常にダイレクトで誠実な関係だし、僕がドゥカティに入れたのはジジのおかげなんですよ。
彼と組んだ選手は皆、勝たせてもらってますしね。
話し合いを始めた際、ジジにこんな風に言ったんです…『2025〜2026年に向け、僕が最も重視しているのは貴方がドゥカティにいるかどうかなんですよ』と。
(ダッリーニャがドゥカティに)いないなら、話し合う必要などないでしょ。レース部門全体に関わることなんですからね。
ドゥカティファミリーに加われば、その熱量を把握することができるけど…加わる前は無理だから。
ファミリーの一員になって初めて、マシンのパフォーマンス等が見えてくるのだし、それが見えたからこそ直接的な関係を築いてこれたんです。
ジジの話によれば、(ドゥカティ側がマルケスを選んだのは)トラックでの走りのみからで…ここまでの成長ぶりや、今後、さらに成長していける力があると判断したからだそうです。」

【では、ダッリーニャがドゥカテイから離脱していたら、貴方はドゥカティファクトリーには入らなかった…?】
「状況に依ります。その場合、他の諸々を考慮しつつ…まぁ、(ダッリーニャに)『どこに移るの?』って訊いていたでしょうけどね。
とにかく、ジジが重要だったんですよ。常に現場にいてくれるオーケストラの指揮者って感じでしょ。
2017〜2018年にもジジと話し合ったことがあったけど、常に実直な人でね。
あの頃は僕からドゥカティ側に、『オファーは出さないで欲しい…ホンダとは良好関係だし、他から声がかかってると言って交渉を有利にするようなことはしたくないから』と言ったんです。
状況が明白ならば、今、ピンとくるものを選びますよ…そして、ここ最近、ピンときていたのはドゥカティに継続することだったんです。」

[ 後編に続く ]

(参照サイト:『Gpone』)

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