『ディッジャ代役について:イアンノーネ、ペトルッチ、バウティスタ、ブレガ談』
★10月17日(木)にファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ドゥカティVR46)が、今シーズン中に手術を受けることを決めた。
オーストリア/タイGPには予定通りに参戦し、その後のマレーシア/ヴァレンシアGPを欠場して手術を受ける予定である。
★10月18日(金)、VR46チームのオーナーであるヴァレンティーノ・ロッシがディッジャ代役として、アンドレア・イアンノーネ(35才)をマレーシアGPに参戦させる意向だと報じられた。
ただし、正式決定はしていないため、他にダニーロ・ペトルッチ(33才)等の可能性も取り沙汰されている。
★10月18日(金)、SBKスパニッシュラウンドに参戦中のSBK選手らが、ディッジャ代役について次のように話した。
・アンドレア・イアンノーネ(35才、ドゥカティGOELEVEN)
【貴方がディッジャ代役でモトGPに出ると取り沙汰されているが…】
「はい、そうなんですとは言えませんね…どこからも何の連絡もないんで。あちこちに情報が出ているのは目にするけど、それだけですよ。
まぁ、電話でもかかってきたら考えてみて…そのうえで決めますよ。」
【アルヴァロ・バウティスタがモトGP参戦した時のことを思えば、テストなしでのぶっつけ本番は危険だと思う?】
「どうなんですかねぇ…とにかく、今のところは何のオファーも来てないし、なにも確定してないんで。」
【しかし、貴方の代役参戦の噂がどんどん広まっているが…】
「とにかく、今週末はこっちに出るんだし(※SBKスパニッシュ最終ラウンド)…こっちが最優先ですからね。」
【5年ぶりのモトGP参戦は大チャンスなのでは…?】
「誰だってモトGP参戦ときたら、興味を持つでしょ…でも、現時点では誰とも何の話もしてないんで。具体的な話がないんですよ…この先、何かあったら考えますよ。
具体的でもないものを真剣に考えたって無駄でしょ…気が散るだけなんだから。」
ダニーロ・ペトルッチ(33才、ドゥカティBARNI)
「僕は2023年のフランスGPに(バスティアニーニ代役として)出たら、決勝11位だったんですよ…まぁ、2021年末までモトGPにフル参戦してたんだから、もしディッジャ代役に選ばれたら嬉しいんですけどねぇ。
ただ、嬉しい素晴らしいってのは、あくまでも実際にマシンに乗るまでの話だから…インタビューなんかは誇らしいし、世界で一番戦闘力の高いマシンに乗るんだからテンションも上がるでしょ。
ところが、金曜午前セッションで、あんなレベルの中に新参者が飛び込んでいくんだから…厳しいんですよ。しかも、セパンなんて超難関でしょ…グリップはいまいちだし、走りにくいし。
まぁ、残念な一方、喜びもあるけどね…完走するだけでも大変なんだから。マレーシア/タイ/インドネシアのラスト5周なんて、ドラゴンと格闘するようなもんで…どの選手であろうと、勘弁してあげてって感じじゃないの。」
アルヴァロ・バウティスタ(39才、ドゥカティ)
【イアンノーネ選手に、モトGP代役参戦の噂が出ているが…】
「久しぶりにモトGP機に乗る姿は興味深いんじゃないんですか…見ものだろうね。
僕の時は事前テストがあったけど…まぁ、最難関はタイヤだと思いますね。マシン自体の戦闘力が高いうえ、ミシュランタイヤは超久しぶりなわけでしょ。けっこう変わってしまってるから、それを上手く読み解けるかどうかだろうね。そこが鍵になると思いますよ。あのタイヤでの操縦法を上手く読み解ければ、強い走りができるかもね。」
【自分が候補に挙がらなかったのは…残念?】
「いやいや、とんでもない…むしろ、(SBKの方で)抱えてる問題の方が心配なんでね。他所のピットボックスの心配をしてる場合じゃないから(笑)。
(モトGP機に乗るのは)難関だし、しかも、セパンは酷暑だから…大変なチャレンジだろうね。でも、イアンノーネは経験豊富だから。
とにかく、彼にしたって楽勝ではないでしょう…モトGPで現役だった当時は、今みたいなデバイス類はなかったんだから。イアンノーネが適任かどうかは分かりませんね。
もし僕がヴァレンティーノ・ロッシみたいにチームオーナーをやってたら、自分で出たかもね。」
・ニコロー・ブレガ(24才、ドゥカティ
【以前、貴方はVR46ライダーズアカデミーに所属していたが…もしロッシからディッジャ代役のオファーが来たら?】
「難しいでしょうねぇ…誇らしい気分にはなれるけど、出たいかどうかはちょっと…現在のモトGP機のレベルって、驚異的だから。
かなり難しいマシンなんですよ…たとえ優秀な選手でも、20匹ものライオンの群れに混じって、簡単にモトGP機に乗れるなんて思わないでしょう。各コーナーでのデバイス操作もあるんだし…。
超最難関だから、慣れる時間が必要でしょう…レベルが違うからって話じゃなく、ライディングスタイルが完全に別物なんですよ。
だから、テストもなしに、いきなりモトGP機に乗るなんてお勧めしませんね。テスト有りでオファーが来たら、もしかしたら受けるかもしれないけど…。
でも、テストなしなら、SBKで頑張ってた方が良いでしょう。」
【で、実際、オファーは来たの?】
「いいえ、来てません。」
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
イアンノーネは正式発表までシラをきってるようにみえるね
ペトルッチはセパンのコース
バウティスタはミシュランタイヤ
ブレガはデバイス
四者四様で面白い
ぶっつけ不慣れで1番怖いのはデバイスかも
正直言えばせっかくインディペンデントクラス優勝したんだし
ペトルッチの方が意味合いはすんなりいくけどね
それになんだかんだと21年までレギュラーで走っていて
22年はスズキで23年(去年)はべゼッキ代役と毎年スポット参戦してるから
誰よりもハイテクバイクに慣れてるんだし
やはり只のスポット参戦ってのも難しいわな。
散々な結果で評価落として終わり!ってのがヨギるし。あのマルクでさえ慣れるのにシーズンの前半戦使った訳だしね。1〜2戦の為だけには出れんか。
確かにロッシが代役で走ればいいと思う。
あくまでも個人の呟き、ご贔屓は人それぞれを前提に。ちょっとアレな人がちょっとアレな人を、だいぶ?な抜擢って、類は友を呼ぶというか、美談でも何でもないレースの私物化で、お金持ちのお遊びとしては結構なことですな。
確かに今のモトGPへのスポット参戦は敷居が高いわ。
普段からレギュラー選手よりマシンに乗る時間が多いテストライダーでも、スポットでそれなりの成績を出せないのに、全くの経験なしで参戦するのは無謀というか危険でもあるかと。
まぁマシンに対する慣れもあるけど、週末の流れというか、レースの組み立てみたいなことも結構大変らしいから。
【で、実際、オファーは来たの?】
「いいえ、来てません。」
なんかうけたwww