
『クアルタラロー:今日は楽しめたけど…ドゥカティ機みたいには止められない』
★3月29日(土)、アメリカズGPのモトGPクラスでファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)が、予選11位、スプリント6位だった。
★クアルタラロー選手のコメント。
【今回の土曜セッションについては?】
「今日は良かったですねぇ。まぁ、午前セッションのペースはいまいちで…とにかく、ドゥカティ機と比べるとかなり遅かったんです。
でも、スプリントでは使えるものをフル活用できました…楽しめましたよ。」
【ハードブレーキングで苦戦しているようだったが…】
「そうなんですよ…特に第15コーナーなんですが、(ドゥカティ機は)前後輪の両方で上手く止められるのに、うちはフロントタイヤだけなんです。
引き離されないよう、フロントで猛プッシュしなければなりませんでした…そのせいで、何回かコントロールを失ってしまって。でも、上手く持ち直せましたけどね。」
【今後の目標は?】
「リアのレスポンスを改善しないと…ただ、ブレーキだけが問題点ってわけじゃないんですよ。バランスがいまいちなせいで、加速やコーナ中盤で苦戦してしまうんです。あと、方向転換の時にマシンがかなりスリップするんですよね。
とりあえずは、とにかくグリップを上げることと、振動を抑えることですね…マシンを起こした状態でのブレーキングでは、けっこう酷いんで。」
【ポジティブ面は?】
「限界ギリギリの状態で持ち直せることです…マシンが切れ込む前にもち直せるんですよ。午前セッションでも振動が出始めた時、てきぱき持ち直しができ…じゃなかったら、転倒してましたから。
でも、今も言った通り、リアが助けになってくれなくて…。」
【2回持ち直していたが…】
「1回目はマシンが跳ねてたせいで、2回目はフロントが流れかけてたんです。
でも、しつこいようだけど、ドゥカティ機はスライドしても前後輪の両方で止まれるけど、うちはフロントだけが頼りなんで…コーナリングの時、危険な状態になりかねないんですよ。」
(参照サイト:『Gpone』)
簡単に解釈するとDUCATIのみ前後輪に上手く減速出来ているが、他メーカーは前輪のみになると言う事ですね。
前後輪でブレーキをかけて止まる技術は、ドヴィツィオーゾがドゥカティにいた頃から取り組んでいたものだ。だから、他のメーカーがすぐに追いつくのは難しいだろう。
コーナリングでは、前後輪のサスペンションを沈めて車体をコンパクトにし、立ち上がりにつなげる。すると、沈んだ後輪が路面をしっかりつかみ、コントロールしやすく立ち上がれる。これによってタイヤへの負担が減り、加速も良くなる。この技術を何年も積み重ねてきたからこそ、車体の制御という点では他社がなかなか追いつけない部分があると思う。
結果だけを見ると、クアルタラローは本当に良く頑張っている。ただ、ヤマハのライダーが軒並み「フロントが良い」と言っているのを聞くたびに、少し不安を感じるんだよね。
ドカが前後輪両方で安定してブレーキできるのは、リアウイングの形状もあると思ってるんですよね。
ホンダ機はリアのカメラで見たときに、左右のウイングが風圧でプラプラしちゃってるから、もっとしっかりしたもので作らないと狙った空力は全然得られてないと思う。あれはNG。
ヤマハ機はドカに近いんですが、リア荷重足りないようなのでもっと大型化してみましょうよ。
ドカのリアウイングはグライダーで言うV尾翼で、若干角度つけて常にエレベーター引いた状態を狙ってるから、
車体の角度に関係なく垂直に荷重出来て、エレベーター引いてリアからも旋回力が出て、飛行機ならグルグル旋回している状態。
余計な水平尾翼(リア羽根)があるホンダやKTMと比べて空気抵抗が少ない上に、空気の抜けもいいから乱流にも強い。
ラジコン飛ばすと違いがよく分かるのですよね。w
フロントはかなり真似をしたのだから、リアも真似しちゃいましょう。
そんな状態でも、あそこまでドカ勢に付いていけたのはさすがというか。
早くベストバランスが見つかると良いのだけど。
昨年サマーブレイク以降今に至るまで点で速さや切れ味を見せるのにそれが一周・レースの中で線で繋がらないのがライダーや観戦してるファン共々モヤモヤしますな
アプリリアを忘れてたけど、あれは垂直に立たせて角度ついてるだけだから、車で言うトーイン作用がリアにあるだけと思うんですよね。
直進安定性しか作用させてなくて、もったいないなと思ってます。
初代キカイダーのリアウィングみたいにグラグラでダウンフォース逃げまくりなんよ
コメントしてる人達がカウル作ったら各メーカー超えれるんかな(笑)
そうです。各メーカーのふがいなさに業を煮やしたイタたわ選抜隊が合同チームを結成し、27年度から参戦することが決定しました。
独自理論に基づいたスペシャルエアロをまとい参戦予定です。
27年以降、WSBKより遅くなるのではとの懸念から、運営も改革に着手。直線のみジェットエンジンの使用を許可。
それを受け合同チームはスペシャルエアロを可変型に改造。直線ではエアロの効果で車体を10mm浮かす事に成功。
シミュレーションでは他メーカーに対して、1kmの直線で最大5秒の差を付けることに成功。開幕戦の完全勝利を宣言しています。
4月1日と言う事で。