『ブラドル:マリーニよ、君がホンダでやるべきことは…』
★ホンダHRCのモトGPチームは、2020年開幕戦でマルク・マルケスが重篤な骨折を負って以来、マシン開発が滞り、低迷している。
2023年末にはそのマルケス選手が離脱し、2024年から後任としてルーカ・マリーニが加入。また、ホンダLCRも、アレックス・リンス後任にヨハン・ザルコが入った。
ホンダサイドの体制も一新され、現在、新たな方向性でマシン開発が進んでいる。
★2018年よりホンダのテストライダーを務めているステファン・ブラドル(34才)が、独サイト『Speedweek.com』のインタビューで次のように話した。
【マルケス後任のルーカ・マリーニについて、どう思う?】
「日本人の仕事の流儀に目を向け、理解する必要があるでしょうね。互いに、建設的かつ忍耐強いキャッチボールをしなければならないんですよ。
数ヶ月でホンダ機を変身させることなんて不可能でしょ…長期に渡る、数多くのプロセスを経てきたものなのだから。
それがどう言うことなのか…ルーカは分かっているようで、現在、良い仕事をしてるじゃないですか。
ルーカやザルコのように、ドゥカティ機での経験がある選手らの尽力は、ホンダにとって貴重でしょうね。」
【日本人の仕事の流儀とは?】
「ものの考え方が、ヨーロッパの人間より少し保守的なんですよ…規則ギリギリのところまで押さず、わずかに安全マージンを残すんです。
ただ、昨今では…それは1周0.5秒の失速を意味しますからね。
まぁ、モータースポーツ業界において、ホンダが最高レベルを維持することは可能でしょうけどね…F1だって、そうじゃないですか。」
【マルケス離脱により、ホンダ内の雰囲気は変わった?】
「密なコミュニケーションで作業が進められたんで、良かったですよ。
オープンな感じで、問題点については皆が似たような表現で説明していたし、同じ方向に作業を進めてました。
(マルケスが)苦戦していた原因は、リアのグリップ不足だったんです…ライバル陣とそれなりのギャップで走ろうと思ったら、フロントを駆使して決死のリスクを負うしなかったんです。
ちょっとでも気を抜けば、とんでもなく失速してしまうのだから。
マルケスが居なくなったとは言え、ホンダ内の作業の進め方は変わりませんけどね…たった1人の選手に集中するには、規模が大きすぎるのだから。
マリーニとジョアン・ミールによる比較テストも上手く行っていて、かなりの部分で合致しているんですよ。」
【今後の貴方の作業予定は?】
「3月5〜6日にヘレスで、またテスト走行します。
ワイルドカード参戦については…夏季休暇前に関しては、ヘレス/バルセロナ/ザクセンリンクですね。
その辺りで、優遇措置(コンセッション)のランク分けが再度行われるから、シーズン後半のうちのワイルドカード回数が分かるんですよ。
もしレース優勝したりしたら、優遇措置が適用されなくなってしまうけど…まぁ、そう言う夢もなくはないでしょ!
僕自身は好調だし、モチベーションも上がってますよ。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
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ブラドルがSHOEI被っとる。
やはりマルクにはフロントの剛性が必要なのに、ケガで離脱したときにポルの意見を聞いてリアステアに振ったのが問題だったのかなぁ。
でも結局ミシュランの構造変更でポルにとても扱えないマシンになっちゃったし・・・
今後は普通のライダーにも適合できるマシンにするしかないんだろうけど、それでいいのか、ホンダ?って思うのはオイラだけか。