ここ数年、ずぅ〜と振るわずのマルコ・メランドリ選手。
来季は遂にスーパーバイクで走ることとなりました。
モトGPへの置き土産として、ネットリと愚痴っております。
モトGP 『メランドリ選手:ロッシと同じトラブルを抱えたことがある』
マルコ・メランドリ選手が、現在、ヴァレンティーノ・ロッシ選手が直面している問題について語る。
メランドリ選手が来季、スーパーバイク世界選手権で乗ることとなるヤマハのR1機。
そのR1機でヴァレンシアの走行テストを終えた後、8年間に渡って戦い続けたモトGPクラス(1位獲得5回、表彰台20回だが、PPは皆無)について語ってくれた。
メランドリ選手、モトGP残留の可能性もあったのですか?
「ええ、もちろん。ホンダのルーチョ・チェッキネッロのチームで、その可能性がありました。ただ、他の選手と同じようなポテンシャルのマシンには乗れないってことでした。ただ頭数を揃えるためってことです。僕は28才になるんで、1位に返り咲きたいんですよ。少なくとも、それを目指して行きたい。」
2002年にはアプリリアに乗り250ccクラスで総合優勝しましたよね。2005年にはホンダに乗ってモトGPクラスで準優勝。スーパーバイクへの移籍は格下げだと感じてるんですか?
「いや、ひとつのチャンスですね。環境を変えて、自分が好きだと思うことをするべきだったんですよ。僕にとってオートバイって言うのは仕事じゃない。かつて、そうだったことは一度もありません。走るって言うのは、大好きで、自分にとって楽しいことの一つなんです。モトGPでは、もう楽しむことはできなかった。」
それは、どうしてですか?
「ヴァレンシアでのモトGPの走行テストで、サーキットに2日間いました。あそこで見てると、知りたいと思う色々な事を理解できますよ。選手達がマシンに乗って戦う姿を、多くの問題の中を渡ってゆく姿を見ました。2011年を何の問題もなく戦ってゆける選手達ですよ。考えていることは分かります。度胸を出してインコースを行け、プッシュ、プッシュ…でもタイムは縮まらない。タイムは縮まりませんよ。だって、そのための技術的なポテンシャルがないんですから。そして、モチベーションを失ってゆく。メランドリ選手は繊細だからって言われてましたけど、そうじゃないですよ。どんなスポーツであれ、選手のモチベーションが落ちてしまったら、もう他の選手と互角には戦えないってことですよ。」
ケーシー・ストーナー選手がホンダのマシンに初乗りして、すごいタイムを出していましたね。
「ケーシーが最も早いライダーだってことは明らかですよ。生まれながらの才能で、彼には違うマシンに乗ってるって感覚がないんですよ。ケーシーがホンダの選手となった今、彼のことをしっかり考慮していかないと。」
ヴァレンティーノ・ロッシ選手の方はドゥカティに乗って、あまり調子が良くなかったですが…。
「同じような光景を、もう見てきましたけどね。2008年に僕がドゥカティに移った時、今回のヴァレンシアでのロッシ選手と同じ問題に直面しました。でも、僕の話は聞いてもらえませんでしたけどね。マシンの改良を頼んだんですが、ドゥカティのマシンは総合優勝を果したばかりなんだから、僕の方がマシンに合わせるようにしろって言われました。唯一やってくれた事は、僕のところに心理カウンセラーを送ってよこした事だけでしたね。ヴァレンティーノは、そうはならないでしょう。だってヴァレンティーノは僕より速いし、非常に優れた政治力を持ってるから。状況を変えられるかどうかは分からないけど、才能があるから何とかなるでしょう。絶対に大丈夫だとは思いませんけどね。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事: Motosprint 2010年11月18日)
シモンチェッリ選手とのWマルコ・コンビは
面白かったんですけどねぇ。
スーパーバイクに行ったら、今度はロッシの宿敵
マックス・ビアッジが待ち構えてることでしょう。
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