モトGP『カダローラ:2011年ロッシは優勝しない方が良い』
ヴァレンティーノは、あまりに重いプレッシャーをすぐに負わない方が良い
ルーカ・カダローラは、ヴァレンティーノ・ロッシのことを途方もないライダーだと見なしている。
オートバイ史上、唯一無二のことを成し遂げた選手なのだと。
しかし、優勝するならば2012年の方が良いと確信もしている。
明日発売の『Riders Italian Magazine』誌でのインタビューで、こう答えているのだ。
「彼のために言ってるんですよ。あまりに重いプレッシャーをすぐに負わない方が良い。ドゥカティに移籍した初シーズンなんだからね。やらねばならないことが、どっさりあるだろう。現在のデスモセディチは、ロッシ向けのそれとはかなりかけ離れた組立て方がされていて、それを正反対にしなければならないんだから。彼にはできるだろうけれど、時間は要るでしょ。」
また、カダローラ氏は特に次のように述べている。
「ヴァレのマシンはいつだって正反対のタイプだった。幅があって、より進んだエンジンに、リアクションが超素晴らしくて、ギリギリの過激タイプ、デリケートな…時にはデリケート過ぎるセッティングのものだったんだ。まぁ、彼の好みがこうだからね。それに乗って、飛ばすわけだ。
彼と言うライダーと、何年もの間、彼に追随してきた技術スタッフらが、ドゥカティを変身させるための経験を有しているのだと…ロッシの歴史は物語っているよ。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:MotoSprint 2011年03月04日)
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ルーカ・カダローラと言えば、
当ブログでも『才能を無駄に散らせた最強ライダー』で
ご紹介したことがありますが。
当時を知るイタリア人によれば
アメリカ人ライダーが台頭する中で
孤軍奮闘していた姿は素晴らしかったと。