MotoGP

V.ロッシ:いかれストーナー、皆に平等に感じの悪いロレンソ

モトGP『ロッシ “肩は痛む。カナーリスさんは身を任せてくれなかった”』

「はっきり言えるのは、僕には身を任せてくれなかったと言うことだけです。」
ヴァレンティーノ・ロッシが人気深夜トーク番組『Chiambretti Night 』の収録中、たっぷりサービスしてくれた発言のひとつだ。放送は11、12日と二夜連続。
上記の発言は、司会者が数年前のエリザベッタ・カナーリスとの恋物語について訊ねた際、ロッシ選手が返えした答えだ。

腕の腱 − もちろんのことレースについての話題も豊富であったが、やはり何百万と言うファンが気にかけているのは肩の具合だろう。
「今日、手術を担当してくれたお医者さんの所へ行ってきたんですが。まだ痛むんですよ。ただ、理由はわかりましたけどね。二頭筋の腱が正常の位置まで下がってないせいなんです。まだ痛むんですが、もうちょっと時間がかかるでしょうね。」

気の良い骨 − 昨年、ロッシ選手は腓骨と脛骨も骨折しているのだが。
「ただ、『気の良い骨』って言うのは、すぐに治ってくれるんですけど。肩の方はね…。」
また、恐怖心については、
「恐怖心って言うのは、やり過ぎないためにも大切なものなんです。僕らの限界はもう少し高い所にありますが、転倒する度に恐怖を抱きますよ。
僕は上手く転ぶなんて言われてますけど、そうは思いませんね。運の問題でしょ。」
最近、32才の誕生日を迎え、将来はスーパーバイクで走ることを考えているとのことだが。
「もう何年かはモトGPに残れれば良いなぁと思ってます。その後、スーパーバイクで過ごしたいなぁと。」

嫌われロレンソ − 「ロレンソ選手ですか?凄いですよね。だって、みんなを同じ意見にさせられるんだから。誰に対しても感じが悪いって意味でね。強い選手ですよ。点数は9.5ってところですね。インエリジェンスがあるタイプではありませんね。インテリジェンスって言うのは重みのある言葉ですから。抜け目ないってところですかね。
ストーナー選手は速さと才能で言ったら10点だけど、レース戦略や抜け目のなさで言ったらちょっと下がりますね。いかれたタイプですよね、いつも同じミスをして。今季の優勝候補でしょうね。ただ、こう言っておくと、ちょっとだけ彼の運にケチがつくかもしれないし。ヘイデン選手は強いですよ。8点かな。速いし、チームメイトだし。だから、僕の一番のライバルになるでしょうね。壁ですか?ヘイデン選手との間には作らないでしょうね。ロレンソ選手に関してはね、僕のトリックの全てを教えたくなかったんですが、あの壁はかなり論議の的になりましたよね。まぁ、もう他所(よそ)の話だから。」
最後に、マルコ・シモンチェッリ選手の評価は?
「8.5点ですね。まだ、証明して見せなければならない点はたくさんあるけど、非常に速いホンダのマシンに乗ってるし、悩みの種になることは確かでしょ。」

ヴァスコ・ロッシのコメント − そして、ドゥカティでの新スタートについても一言。
「ヤマハに残るか、ドゥカティに行くかを考えたんですよ。もう何年も前から考えてたことだったんですが、今だったって言うのはタイミングが良かったですけどね。後悔ですか?いいえ。まだ、始まってもいないんですから。
日本の皆さんがどう思うか?どんな結果になるかによるんじゃないですか。もし僕が日本のマシンの前を走るようなら悪く思うだろうし、そうじゃなければ良く思うでしょう。」
番組収録中に、ロッシ選手の大ファンで、イタリアで有名なもう1人のロッシ(ロック歌手ヴァスコ・ロッシ)から電話が入った。
「俺にとってヴァレンティーノ・ロッシって言うのは、生きた欲望の固まりだね。最高な奴さ。」
その後、司会者がロッシ選手に新マシンの具合を訊ねると…。
「まだ準備万端とは言えないけど、作業は進めてますよ。日、月曜に最終テストがあるんで、最後の課題をクリアできるかどうか…ですね。」


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gazetta dello sport 2011年03月09日



あのヤマハから一緒に移籍した
ダヴィデ・ブリヴィオさんが、
スタジオまでお供して来たんだそうです。

いや〜開幕まで後1週間ちょっと…
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