モトGP『バウティスタ、エストリル戦から復帰の予定』
アロバロ・バウティスタの苦難の道は、23日水曜日まで続いた。
3月18日のカタールGPフリー走行中に転倒し左足の大腿骨を骨折、23日夜、マドリッドへと帰着し、ヴィジャモル専門医により手術が行なわれた。
今回の手術は大腿部に広がる傷口(長さ30cm、幅6cm)を縫合するためで、1時間ほどで終了した。
手術後、バウティスタ選手のヘモグロビン値が最低値を下回り(14〜7、最低値は9)、輸血の必要があったものの、現在では復帰の日程も立っているのだ。
ヴィジャモル医師は次のように断言している。
「バウティスタ選手はポルトガル戦(5月1日)で復帰できますね。大腿骨の筋肉に支障が出ないかぎり、ヘレス復帰の可能性もあるかもしれません。髄内釘が大腿骨の代わりになりますから。」
また、大腿四頭筋の萎縮を防ぐためには、
「圧迫等による炎症を抑えるため筋肉組織内に外科用メッシュを縫合してあります。そして、筋膜と皮膚をかぶせ50針ほど縫ってあります。世界選手権での2回優勝も一緒に縫い込んでね…。」
入院期間に関しては、
「もう2〜3日は入院しないとならないですね。術後の一夜目は痛みがなかったんで、理学療法リハビリを既に始めています。もう松葉杖をついて歩けますし、足を100度の角度まで曲げることもできます。」と。
ヴィジャモル医師はバウティスタ選手と病院で対面した際のことを、次のように明かしている。
「突然、バウティスタ選手が泣き出してしまってね。非常に大きなストレスを抱えていたからでしょう。一番最初に、ヘレス戦で出られるかどうか訊いてきましたよ。」
同医師からは次のような要請も。
「日曜日に大会が終了した際の、GP医療スタッフの選手に対する責務をもっと重くすべきでしょうね。今回のような場合に備えて、世界選手権はメディカル飛行機を用意すべきでしょう。」
(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:Diario AS 2011年03月25日)
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最初から、手術をマドリッドで
したがってましたもんねぇ…