MotoGP

ブルノGPこぼれ話その1:シッチ&ドヴィ来季の行方、Wロッシ受難、おめでたストーナー…etc

モトGP『ブルノGPこぼれ話』




話せども話せども
ブルノGPと言うのは毎年、来年の契約が決まっていない選手にとっては重要なレースとなる。ただ、世界的な経済状況がこうも危機に瀕する現在、話し合いばかりでなかなか具体的になっていかないのだ。こうしてわざわざ書くことでもないのだが。選手(選手のマネージャー)の中でも動きが活発なのはアンドレア・ドヴィツィオーゾとマルコ・シモンチェッリのところぐらい。モトGPクラスでも有力選手ながら、いまだ2012年の契約に至っていない。ホンダでは周知のごとく予算削減で、両選手にとって良い解決方法を探し続けてはいるのだが…。8月12日(金)にシモンチェッリ選手がこんなことを言っていた。
「HRCからは手放したくはないって言われてるんですけど。もっと詳しい話をしてもらわないとね。」
実際のところ2012年の契約となれば、今年と同じと言うわけにはいかないだろうし、チーム・グレジーニとしては責任重大だ。つまり、シモンチェッリ選手が低い契約額に『甘んじる』可能性はかなり高いわけだ。
しかし事態がもっと複雑なのは、現在、ルーチョ・チェッキネッロマネージャーと交渉を進めているドヴィツィオーゾ選手の方だろう。
ドヴィ本人は次のように話している。
「すべてはホンダ次第ですね。どこのサテライトチームもワークスマシンとライダーを抱える余裕なんでないんですから。HRCの立場に立ってみれば僕の状況がはっきりしてるってことは分かりますよ。すでに最強ライダー2名(編集部注:ストーナー&ペドロサ)を確保してるんだから。ただ、僕やシモンチェッリ選手のような若くて速い選手を手放しては意味がないってことも事実じゃないですか。僕らを確保しておけば、今後、もっとコンペティティブになれるかもしれないんですから。
まぁ、敢えて言うなら、僕とマルコは速いけど、いなくても困らないってことなんでしょうね。」

いつもながらに冴えた解説だ。
なお、HRCの中本修平副社長は次のように明かしている。
「両選手に対し同様に関心を抱いてますが、ある点においては両名ともに対し満足してません。ドヴィツィオーゾ選手は成長を重ね続けてますが、いまだ優勝できずにいるし、シモンチェッリ選手の方は速いわりに、それを結果につなげられないでいる。とにかく両選手とも手放す気はありません。この2人用にわずかに予算を取ってありますんで、公平に分け与えるつもりです。」

8月14日(日)夜、何らかの動きがあり…オファーが提示されたので、来週以降、話題に上ることとなるだろう。
来シーズンに乗るマシンを探している選手と言えば、ローリス・カピロッシもそうだ。初めてWSBも視野に入れており、
「選択肢の一つになるでしょう。」と話している(その場合、BMWとの契約になるだろう)。
コーリン・エドワーズには引退の可能性もちらついているし、アルヴァロ・ヴァウティスタはスズキ(少なくともシーズン序盤は800cc)との契約更新か、もしくはチーム・テック3(同チームはユージーン・ラバティにもコンタクトを取っている)と契約するかの狭間に立っている。
またスズキではジョン・ホプキンスに目を付けており、ホプキンス本人も何が何でもモトGPクラスに戻りたがっている。
そしてモト2クラスからのステファン・ブラドルは強く求められての参入で、それと言うのもドイツ人故にたっぷり資金を集めてこれるから。現在はヤマハ・テック3との契約が最も可能性が高いが、交渉にはホンダも加わっており特にチーム・チェッキネッロが関心を示している。ブラドル選手がもたらす資金ならば、けっこうなレベルのチームになること請け合いだろう。

さて、お値段は?
またまた『ストーブリーグ』の話題だが、ホンダのマシンのお値段と言うのも興味深い点である。もちろん、金額は公式発表されてはいないのだが。
RC212V機が300万ユーロ(約3億3千万円)。最速ギアボックスも付けたいのならば、プラス65万ユーロ(約7150万円)。お手頃価格とは言いがたい…。

マルケスはモト2
125ccでの総合優勝を果たし、今やモト2クラスでもマルク・マルケスがその才能を見せつけている。2012年のモトGPクラス昇格を噂されるほどの活躍振りなのだ。しかしマネージャーであるエミリオ・アルサモーラ氏が、その可能性をはっきりと排除している。マルケス選手も同様、次のように話している。
「急ぐ必要な全くありませんから。もっと経験を積みたいんです。来年も100%モト2クラスですよ。」

カピロッシ手術?
シーズン終了後、ローリス・カピロッ氏が右肩の手術を余儀なくなれるかもしれない。オランダGP予選での転倒によるケガで、鎖骨が上にあがってしまい、そのため腱を圧迫しているのだ。リハビリ療法だけで治癒しない場合、鎖骨の正常の位置に戻すための手術を受けなければならない。技術的に簡単な手術ではあるが、快復には長期間を要する。故に、すぐに受けるわけにもいかないのだ。

シッチ&ドヴィ、1000ccテストなし
8月15日(月)、多くの選手らがテスト走行する中、マルコ・シモンチェッリとアンドレア・ドヴィツィオーゾの姿は見られなかった。ホンダは既にムジェッロで800ccテストを行なっており、レギュレーションからすればブルノでのテスト走行は2012年用の1000ccのみと言うことになる。ストーナー・ペドロサ両選手は同マシンのテストを行ない、来シーズンの契約がいまだ更新されていないドヴィ・シッチ両選手をHRCでは新マシンに乗せなかったと言うわけだ。

『おめでた』ストーナー
8月11日(木)のプレスカンファレンスで、ケーシー・ストーナーがアドリアーナ夫人が妊娠3ヶ月であることを発表した。ストーナー2世の誕生は2012年2月。

トム・クルーズ風ロレンソ
ホルヘ・ロレンソ選手と言えばオリジナル・ヘルメットを作るのが隙で、これと言って特別な機会でなくとも毎回、新ヘルメットを披露している。ブルノGPでは映画『トップガン』でトム・クルーズが使用していたヘルメット風のものを被っていた。

ロッシがロッシに連絡
イタリアの超有名ロッシさん2人にとっては、どうも良い時期とは言えないようだ。
ヴァレンティーノはドゥカティを乗りこなすのに苦労しているし、ロック歌手ヴァスコの方は病の日々を過ごしている。以前より友人同士である2人なのだが、そう言うわけでロッシ選手が歌手ヴァスコ・ロッシへ電話をかけたことを打ち明けている。
「新聞記事を読んでちょっと心配になってしまって。でも、気持ちも落ち込んでないようだし、なかなか元気そうでしたよ。2人とも以前のようにハッピーな状態になりたいもんですねぇ。」

日本支援Tシャツ
日本を襲ったあの大地震の後、HRCでは特製Tシャツを作成・販売。6万7千ユーロ(約740万円)の収益金を上げている。


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事 Moto.it 2011年08月16日



イタリア語の小見出しが
『STONER “INCINTO” (ストーナー “妊夫” )』になっていたのには
ちょっとだけ笑いました。


『こぼれ話その2』に乞うご期待!!クリックPrego
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