MotoGP

C.エドワーズ『シッチを避けようがなかった…』

モトGP『エドワーズ:シッチのことは避けようがなかった』




先週のマレーシアGPでのレース中に転倒したマルコ・シモンチェッリ選手を轢くこととなってしまったアメリカ人ライダー、コーリン・エドワーズ選手が、
「どうにも避けようがなかった」と明かしている。

エドワーズ選手は『Gazzetta dello Sport』紙のインタビューで、次のように話した。
「もう何千回と自問してみました。もし、自分がこんな事をしなかったら…もし、もっと別の対応ができていたら、どうなっていたのだろう…と。だけど、事故の写真を見て、すぐに答えに辿り着きました。マルコを避けることなど、どうやっても無理だったのだと。」

また、同様に事故に巻き込まれたヴァレンティーノ・ロッシ選手についても、次のように話している。
「僕と同様、ヴァレンティーノ(ロッシ)にも無理でした。友人を失うっていうのはキツいものでね。僕らは光り輝くキラ星をひとつ失ってしまった。マルコはあの人柄にキャラクター、カリスマ性で、たくさんのファンに愛されていたからね。」

(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:Marca 2011年11月01日




今回は事故に巻き込まれたのがロッシ、エドワーズと言う大人のベテランライダーだったと言うことが
不幸中の幸いだったのでは…と思ったりもしてしまいます。いや、辛いことは絶対に辛いんですが。


スペインの『AS』紙でも、同インタビューを載せてましたんで、重複しない辺りを翻訳しておきますね。
「とても残念です。その後の毎日が辛かった。特に事故直後の数時間が。頭の中に何千もの疑問が沸いて来てました。もし、こうしたらどうだっただろう…もし、あんな風に反応してたら結果は違ってたんじゃ…ってね。しかし、家に帰って事故のビデオを見た瞬間に疑問は解けました。マルコのことは避けようがなかったと。同様に、ヴァレンティーノも無理でしたね。
(リタイヤについて)丸一日、考えました。写真を見るまではね。
友人を失うと言うのは辛いもので、たとえこんな風に直接事故に巻き込まれてなかったとしても、同じように辛かったでしょうね。
ファンの皆さんはマルコのレースだけじゃなく、伝わってくる何かを楽しんで見ていたんでしょうね。モトGP界では珍しいキャラクターだったし…それに賛同しない者も中にはいましたが。マルコのファンへの接し方が、僕は好きでしたね。」

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