モトGP『バウティスタ:僕はシッチ後継者ではない』
グレジーニチームへの移籍が決定したアルヴァロ・バウティスタ選手だが、マルコ・シモンチェッリ選手の後継者扱いされることに居心地の悪さを感じていると言う。また、先日のヴァレンシアGPで行なわれたシモンチェッリ選手の追悼式では非常に感動したとも語った。
「シモンチェッリ選手のマシンを譲り受けたって言われるのは、ちょっとね。あれは皆にとって悲劇的な事故でしたね。グレジーニマネージャーの所にはライダーが2人いたわけでしょ。マルコと青山博一選手とが。僕は今後、一緒に作業してゆくのはヒロシのメカニック達であって、マルコのじゃないんですよ。ただ事実として、ああ言うことが起きたから僕がここに居るのだろうけど、彼のポストにおさまったわけじゃないし、後継者になったわけでもありません。」
バウティスタ選手は、シモンチェッリ選手のことを『非常に独特な』ライダーとし、彼のことは『いつまでも』忘れないだろうと言い切っている。また、コースでは好リザルトを獲得して捧げたいとも。
「チームは厳しい衝撃を受けたのだから、今後はなにかモチベーションとか、喜ばしい事が必要ですよね。」
そして、追悼式でシモンチェッリ選手に捧げられた『1分間の大喧噪』については、『とても感動的』だったと話している。
「3クラスの全選手が一緒に周回してね。もの凄く感動的で、厳しいものでした。彼は一番好きなことを…本当に好きなことをしていて亡くなったわけで、偉大なライダーとして記憶に残されるべきですよね。僕らはいつまでも覚えているし、決して忘れないでしょう。」
ヴァレンシアGP閉幕後、ファウスト・グレジーニ氏のもとで走り始めた現在については、『ピンと張りつめた瞬間』だと話している。
「スズキは来季に向けコンペティティブなマシンを提供してはくれませんでしたし、最終的には世界選手権から撤退することになってしまって。
今後は良いマシンに乗れるようになったし、経験豊かなチームもいてくれますからね。満足しているし、やる気満々です。」
(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:Motocuatro 2011年11月19日)
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あぁぁ、でも、来年1年間ぐらいはずっと『シッチの後継者』って呼ばれるでしょうねぇ…
バウティスタがシッチの後継者とは思いませんが、
シッチが居なくなって得られたホンダのワークス枠には違いないですし
もし事故が無かったらバウティスタは何処へ移籍したのだろうとも思います。
バウティスタは今期後半は上り調子のように見えてましたが
最後のコメントを読む限り、不満を感じていたのでしょうか。
彼はスズキが撤退するという事は知らなかったのでしょうかね。
私もバウティスタの活躍に期待大!です。