モトGP『コスタ医師、モバイル・クリニックを辞めず』
午後、クラウディオ・コスタ医師の引退が公表され、その医師としての徳の高さや、モバイル・クリニックの重要性を思い多くが憂慮する中、コスタ医師本人から撤回宣言があり、引退の意向は皆無であることが発表された。そのうえ、次のように付け加えている。
「どうしてそんな話になったものやら…。確かに昨日、Panathlon協会の会合に出席し、最近はライダーらの中からヒーローを見つけ出すのが難しくなったと言う話はしてたんですが。シモンチェッリ選手の死が本当に応えた…ある意味、あれは究極的な事だったと言いはしましたね。それから、時代が変わったとも言いましたが、それでそんな話になるもんですかね?確かに、気違いじみた走りをするライダーは減ってきているし、ある程度のケガを負うともうマシンには乗りたがらなくはなってますよ。昔は、もっと酷い状態でも走りたがる選手がどっさりいて、私も良く手を貸したもんですが。
ただ、こう言う話をしたからって私が辞めることになるもんでしょうか。それどころか、モトGPとスーパーバイクのモバイルクリニックとの契約を後5年更新したばかりなんですけどね。来シーズンは今年なんてもんじゃないぐらい、コースで待機するつもりですよ。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Sport MEDIASET 2011年11月30日)
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今年でちょうど70才になるコスタ先生…でも、イタリアだと貴重な大ベテランは年齢関係なくいつまでも働くイメージですからねぇ…
医療のみに留まらず文筆活動の方も有名で、当ブログでも以下の記事でご紹介しております。
『富沢祥也、最期の微笑み』
『富沢選手ご両親ミザノ来訪『最後の笑顔が向けられた空が見たかった』』
コスタ先生、来年も選手達を守ってね!クリックPrego