MotoGP

2013ヘレスGPこぼれ話

『2013ヘレスGPこぼれ話』

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★オースティン戦後、ナスカー・テストに挑んだヴァレンティーノ・ロッシのコメント。
「凄かった。凄く面白かったし、強い走りもできました。オーバルコースを走るのって退屈なんじゃないかって思ってる人も多いけど、非常にテクニカルで…『ランチ(ロッシ私設コース)』でも走って覚えた通りだね…些細なトリックがあちこちに仕掛けられていてね。完全に別世界。レースには面白いやり方の1つだね。」

★昨年、不況によりヘレスGP在続が危機にさらされたものの、その後、アンダルシア地区が介入。GP開催は同地区の重要な財源となっているからで、ヘレスやその周辺のホテル客室は99%満室となり、県レベルでも80%の数字が出ている。リサーチによれば他のスペインGPと比べヘレス戦にはスペイン全土からファンが集結し、40%の失業率に喘ぐ同地区の収入に貢献している。
ちなみに今回は計21万9020名の観客が訪れ、日曜だけでも11万1259名だった。

★ドゥカティは5月6日ヘレステスト以外にも8〜9日にムジェッロテストを予定しており、アンドレア・ドヴィツィオーゾ他選手らが参加する予定。かなり重要なセッションとなる模様で、ホンダもドゥカティとの合同テストを希望したが却下された。なお、アンドレア・イアンノーネは膝、腕負傷により不参加。ミケーレ・ピッロテストライダーは7日にPanigale SBK機も試乗する模様。

★アンドレア・ドヴィツィオーゾが、『なぜモトGPではホンダ/ヤマハのワークスライダー4名しか勝てないのか』を分析。
「非常に強い選手が多い時期ですよね。現在のマシンが電系システムを多用している事、そして、ブリジストンでしょうね。この2つが非常に重要な要素でしょ。最大限に活用すべくメンタル面が開けてないと、どれだけ才能があっても勝てないでしょ。」

★ベン・スピーズが5月6日に右肩(2012年末に負傷)の再検査をした結果、ル・マン次戦も棄権が決まった。代役はミケーレ・ピッロテストライダーの予定。同テストライダーはヘレス戦ではデスモセディチ改訂版を使用するためワイルドカード参戦だったが、次戦ではスピーズ選手のマシンに乗る事となる。

★マルク・マルケスのライディングが一見、ケーシー・ストーナーのそれを彷彿させるが、実は技術的にも似ている面がいくつかあり、例えば、ブレーキの使い方が荒々しい事。チームの技術スタッフらによれば両選手とも極端なまでにブレーキ・パットおよびディスクにストレスをかけていると明言。

★エクトル・バルベラがヘレスGPに到着した際、明らかに顔が腫れていた。トライアル・トレーニング中にケガをしたそうで、片方のグリップが外れたためハンドルに顔を打ち付けたとの事。

★5月6日のヘレステストに、ダニーロ・ペトルッチおよびルーカス・ペセク(イオダ・レーシング)が、マレッリ社のために参加した。例のワンメイク電制システムの改良版が出た故。

★ヘレスGPモト3決勝レースで、ヴァレンティーノ・ロッシがヤマハ・ボックスよりTV解説を行なった。正確、見事な解説で、アナ・カラスコが転倒し、無事、ケガもなく立ち上がった際のコメントは「カラスコ選手は立派なイノシシみたいだね!」と愉快なものだった。

★恒例の木曜プレスカンファレンスで、某ジャーナリストが選手(ロレンソ、マルケス、ブラドル、ドヴィツィオーゾ、レディング)らに対し、「NBA選手がゲイであるとカミングアウトした件」について意見を求めた。選手らの回答は非常にインテリジェンスに富んだものだったが、特に、ステファン・ブラドルのが良かった。
「それでもっと強くなれるなら、もちろんですよ。」

★ヘレスにはホルヘ・ロレンソの母マリアさんも来ていたのだが、ヴァレンシアから125ccスクーターで国道を800km走り続けて到着したとの事。ロレンソ選手は「情熱の傾け方が同じなんだな」と。

(Source:2013年05月07日Moto.it記事より抜粋)

え〜と、まず、そのロッシ選手が伊TVでモト3決勝レースの実況解説をしたと言う話なんですが…
その時のTV画面は、こんな感じでして。

《伊TV、ロッシがモト3レースを解説中。》

確か…ニッコロー・アントネッリ選手と約束をしてたとかって話だったかなぁ…
「アントネッリ選手が予選6位になったら解説してあげるよ」って、ロッシ選手が言ったとか何とか…
まぁ、とにかくレースが終わるまで本当にずっと解説してたんですが、けっこう年取ったらこう言う仕事も有りなんじゃないって感じでしたよ。
カラスコ選手への『イノシシ』発言…
実際、イタリア語で『cinghialotto(チンギアロット)』って言ったんですが…
ロッシ選手の地元界隈では『背の低い、がっちりした体格』の人の事をこう言うんですよ。
まぁ、酷い悪口ってわけじゃないんですが、決して褒め言葉でもないんで…
16才の乙女としては、ちょっと傷ついてるかもしれないですねぇ…



さて、本当にヘレスGPが始まった途端、いきなり顔面傷だらけだったバルベラ選手なんですが…
本人が事故後に写真ツイートを出してました。

《トライアルに行く途中でグリップが外れた結果。幸い、かすり傷で済んだけど。》

《オハヨー、みんな!もうヘレスに向ってるところだよ。もう顔の方も良くなったし、ヘレスでの戦いに向けて準備OK。ガス…》




さて、ゲイのカミングアウト云々に関してのブラドル選手の名答についてはデニス・ノエス御大(ジャーナリスト、ケニー・ノエス父)も、こんなツイートを出してましたな。

《David Emmetsの「最初にゲイのカミングアウトをするライダーは誰になるかな?」と言う素晴らしい質問に対し、ブラドルの素晴らしい答えが「それで速くなれるなら、するよ」》

そうそう、同件についての詳しい記事は『SRダンディ別館』さんが出しとりましたが、なかなか興味深いですぞ!!

[追記]
ロレンソ選手のお母さんへの反響が大きいようでして…
年齢を知りたいと言ってた読者さんも見かけましたんで、最近の写真を載せときますね。
え〜と、これは…今年の3月1日にロレンソ選手がツイートしてたご両親の写真です(右端がお父さん)。
お母さん…革ジャン姿も勇ましく、確かにスクーターで800km走りそうですな…
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ホルへのお母さん、凄いぞ!!クリックPrego
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