スーパースポーツ選手権モスクワ戦のレース中の事故でお亡くなりになったアンドレア・アントネッリ選手。
モトGPラグーナセーカ戦でもスタート前に1分間の黙祷が行なわれる事になったようです。
また、スペイン選手権時代にチームメイトだったアンドレア・イアンノーネ選手や、同郷のダニーロ・ペトルッチ選手から、早速、追悼ツイートが出されております。
《もう言葉もない。アンドレア、安らかに眠れ》
Non ho più parole. Riposa in pace Andrea #8
— Andrea Iannone (@andreaiannone29) July 21, 2013
《僕と同じような若者で、僕と同じようにウンブリア出身で…僕と同じように夢を追いかけていた。ありえない…ラグーナセカで酷い目覚めだ…》
Un ragazzo come me, umbro come me, che inseguiva un sogno come me, non è possibile…che brutta sveglia a Laguna Seca…
— Danilo Petrucci (@Petrux9) July 21, 2013
上のツイートにもあるようにペトルッチ選手は同郷と言うこともあり、かなりショックが大きいようです。
★ダニーロ・ペトルッチと故アントネッリ選手は共にウンブリア州の出身で、互いの自宅も70kmの距離にある。2011年までは両選手共スーパーストック1000に出場しており、かつてチームメイトだった事もあった。
★ダニーロ・ペトルッチが、スーパースポーツ・モスクワ戦で亡くなったアンドレア・アントネッリを偲び、次のようにコメントした。
「信じられないほどの怒りを感じてます。今日、走るべきではないでしょう。ミザノで富沢選手が亡くなった時にも同じように感じました。今回もレースは行なわれるわけですが、この業界が人の命に対しどんな価値観を持っているのか…理解し難いです。世間は僕らの事をライダーとしてしか見ていないのでしょうが、ヘルメットの中は人間なんですから。
僕はクロス出身で、アンドレア(アントネッリ)はミニモトから上がってきました。2009年にはTrasimenoチームで一緒にヤマハ機に乗っていたんです。僕は600ccで、彼は1000ccでした。国内選手権の時には一緒にジプシー生活をしていたものです。僕は父と、彼には家族全員が付き添ってました…両親に弟、それから婚約者もね。アンドレアのために家族は生きていた…父親は新スポンサー探しにいつも奔走していました。
【2011年スーパーストック1000ヴァッレルンガ戦が共に戦った最後だった…】僕が1位で、彼が3位でした。彼の父親が“おめでとう”って言ってくれて…正直、思いがけない事でした。非常に閉鎖的な人でしたが、ポルティマオ戦の時も同じように言ってくれた。息子の為に全てを捧げてきた人です。あんなに苦労してきたのに、最後はこんな風に終わってしまうなんて…本当に本当に残念です。」
(Source:2013年07月21日Gpone記事より抜粋)
また、ヴァレンティーノ・ロッシ選手もフェイスブックに次のようなメッセージを出しております。
《モスクワから、全員が家に帰りたくなってしまうような知らせが届いた。さよなら、アンドレア。》
レースがスタートするならば、ライダーは走る。レーサーなのだから。
競争心が服を着て歩いているような人達なのだから。
2輪は、4輪等より、遥かに厳しく、安全性を追求するべきだ。
主催者は、さまざまな理由により、中止にしたくは無いだろう。
しかし、主催者は、ライダーの危険に対する覚悟に、つけ入るべきでは無い。