MotoGP

ケーシー・ストーナー最新インタビュー『大切なのは金じゃない』

最近、自叙伝が発売されたケーシー・ストーナーさん。
あまり口にしなかったプライベートな話とか、ぽつりぽつりと語り始めてるようですな。

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★『ABC』のPaul Kennedy記者によるケーシー・ストーナー最新インタビューを、『Gpone』が抜粋して紹介。

「初めてオートバイに乗った時の事は覚えてないんです。写真を見ると、何かしら思い出しはするんですが。良く覚えているのは6才の時の事で…オートバイに取り憑かれたのは、その頃ですね。とにかく降りたくなかった。

【かなり早いスタートだが、それは良かった?悪かった?】僕より遅く始めた子供を見ると、あの年には僕はもう走ってたなぁってしみじみしますね。早く始めたのが良かったのかどうかは分かりませんが。多分、自分の能力を速く伸ばせはしたんじゃないのかなぁ。成長過程の一部でしたからね。

【どうしてオートバイに乗りたいと?】家族がずっとオートバイ好きでしたね。姉が小さい頃から乗り始めていたんですよ…僕より6歳上なんですが…姉がやってる事は僕もやりたかったんです。他のスポーツに没頭した事はないし、他に楽しみもなかったし…それでオートバイ一途になったんです。

【トレーニングは?】庭にコースを作ってね…バケツとか大きな石、ステッキなんかを並べて。ずっと自分のサーキットが欲しいなぁって思ってましたね…自分の上達具合を計る場所がね。

【プロライダーとしての歩み出しを手助けしてくれた人は?】僕は常に勘のようなものが働いて…どこを上達させるべきかを推し量るのにね。父から得たものなんですが…始めた当初に色々とアドバイスをしてくれて…でも大体においては、そう言う事をしてもらう必要はなかったんですが。天分のようなものがあって…どこでタイムが伸びてるか、どこでロスしてるか、走行ラインやグリップのレベル等について常に分かったんですよ。

【プロのライディングを誰かに教えてもらった?】誰にも指導してもらってません。多くは1人で学びました…他の選手達を見てね。もちろん、良いアドバイスは色々としてもらったけど、コーチが居た事は一度もないです。

【いまでもプライバシーは侵害されてる?】プライバシーの喪失について上手く扱えるよう学習しましたが、それでもいまだに好きになれないですね。ヨーロッパの選手らは低排気量クラスでもかなり注目されるじゃないですか…僕がやって頃なんか気づいてももらえなかったけど。僕なんか敗者扱いでしたね…勝つことがあっても、ツイてただけだって思われて。

【何が変わった?】無名の状態でモトGPチャンピオンになった日…僕は基本的な知識も経験もなかった…マスメディアについてもね。注目されても、どう扱って良いのか分からなくて…更に自分の中に閉じこもってしまう事になりました。

【引退しても渦中の人だが…】僕が1年間休養しただけだと世間では期待してるようですが、真実からはいよいよかけ離れてますよ。色々と…ゆっくりですが平常に戻りつつありますね。恩知らずなんて話じゃなく…ただ、金銭的な事は重要ではないんです。そのためにレースに出てた事なんか一度もない…いつだって情熱ゆえに走ってました。それがなくなってしまったら、僕にとっては終わりだったんです。今後、なんらかの活動を開始するかもしれない…長年胸に抱いてきたけど、実現する時間がなかったアイデアとかね。」
(Source:2013年10月24日 Gpone記事より抜粋)



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POSTED COMMENT

  1. りゅー より:

    今このレースにケーシーがいたらどうなってるかなぁとか思いますけどね。やっぱり。

    でも彼にとってプロライダーであるかないかは多分最重要なことじゃないんだと思います。
    変な意味じゃなくね。

    彼の人生の流れの中でオートバイに情熱を捧げた時期は確かに存在していて、でも今はそれが終わった。
    終わらせたというより潮の満ち干のように自然に終わったというか。
    彼はそのことを静かに深く認識しているんだと思う。

    聡明な人なんだなぁ・・・

  2. yuske より:

    俺はこういうストーナーが大好きだ
    そしてメディアを利用して自分に都合良くレギュレーションをいじるなど好き放題やる奴は大嫌いだ

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