ホンダにナイフ事件の釈明、ミラーに激怒：エフレン・ヴァスケス：2014ル・マンGP

モト3クラスのスペイン人、エフレン・ヴァスケス選手と言えば…
先のル・マン戦では、みごと初PPを獲得していましたが…
覚えてますでしょうか…
予選前日、物騒なナイフの写真ツイートを出し、ちょいと問題になっていたことを。

そのぉ…
ホンダ・ファクトリーのアレックス・リンス＆マルケス選手よりも成績が良いのに、最新マテリアルは使わせてもらえない…と愚痴ってたわけですが…
これね…
予選後、バスケス選手ご本人が、次のように釈明しておりました。

『ヴァスケス、ナイフで突き刺さなくても初PP』

★エフレン・ヴァスケスの釈明コメント。
「ああ言う事は書くべきじゃないって人達も身近にいるけど、でも僕は…ある2つの事を信奉してるんです。1つは、何も言わなければ世間の僕への信頼が失われてしまうと言う事。もう1つは、なぜ僕がトップを走るのにこんなに苦労する事があるのか…僕を支持してくれている人達には知る権利があると言う事です。僕は公平な人間だし、隠しておく事なんてできない。僕がどう言う状態なのかを書き、それを世間に伝える…それだけの事です。」

【ナイフの写真付きのメッセージは…】
「ああ言う風に受け取っては欲しくなかったですね。同郷の有名シェフ、アルジニャーノ氏に比喩的な事を言われた事があって…ナイフを取り出しては、良くこう言うんだって。《確かにちっぽけなナイフと言われるが、200回も突き刺させば。》って。つまり、僕らは微力だが、やる気満々で、常にプッシュするつもりだって意味なんです。ツイッターの限られた文字数で全てを書き表すのは難しいですから。」

【特定の誰かに向けられて書かれたのでは？】
「グリッドに並ぶ全選手に向けてですね…今年、うちには前に出られるチャンスがあるし…物凄い体制とは言えないが、勝利を目指してプッシュして行きますよ。僕が戦う相手はホンダの人達じゃなく、上位選手らですから。トップを走るために身を捧げて行きたいと…そうして行こう思ってるんです。これは完全に例え話であって…アルジニャーノ氏に言われた事に関連してるんです…良く研がれていない刃ならば、もう少し押し込まなければならない…つまり、ナイフとか包丁とか…料理人の話ですよ。」
（2014年05月17日Diario AS記事参照）

ヴァスケス選手…今年の9月で28才でして。
今年、モト3クラスで結果を出して、なんとしてでも2015年に繋げて行きたいと頑張ってるんですが…
ル・マン決勝レースの方では、かなり良い線まで行ったものの…
結局、ジャック・ミラー選手との接触で順位を落とし、6位でゴールとなりました。
で、ヴァスケス選手…けっこう怒っとります…ミラー選手に。
あっ、でも、ミラー選手も怒ってるな…

『殴りでもしたら、僕が罰せられてしまう』

★ル・マン戦後、ジャック・ミラーが次のようにコメント。
「レース中の接触の記録なんて知らないが、絶対、エフレン（ヴァスケス）は記録持ちでしょうね。チェスの試合なら同じ動きは繰り返せないものだけど…エフレンは何度もイカれた動きをしてましたよ。」

★ル・マン戦後、エフレン・ヴァスケスのチームはレース・ディレクションに異議申立てをしたが、リザルトは変えられなかった。
ヴァスケス選手のコメント。
「（ミラー選手は）イカれてるんですよ。また頭が空っぽの選手と遭遇してしまった。レース中にぶつかって来たのは、これが初めての事じゃない。僕は勝てるポジションに居たのに…さて、どちらがまともなのか…ですよね。もっと若い選手にぶつかって行ったら、どちらもそこで終わりなんじゃないんですか。まったく、どうしろって言うんだ。これで殴りでもしたら、僕が罰せられてしまうでしょう。そう言うのはプロがやる事じゃないから。」
（2014年05月19日Marca記事参照）

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