ドヴィツィオーゾ『ドゥカティとスズキの間で揺れる』イアンノーネ『ドゥカティ・ファクトリーか、スズキか』2014バルセロナGP

意外なことに…
ドゥカティのイタリア人2選手が、ドゥカティとスズキの間で揺れておりました。

『ドヴィツィオーゾ：ドゥカティとスズキの間で揺れる』

★今年末でドゥカティとの契約が切れるアンドレア・ドヴィツィオーゾが、次のようにコメント。
「契約更改についての話し合いを始めたが、交渉もそれほど進んでいないので、はっきりした事は何も言えません。確実に今週末と…それから次回のレース・ウィークエンドで話し合う時間があるでしょ。」

【スズキからもオファーが来てるが…】
「当然、契約が切れるライダーは全員がそう言う状態でしょ。僕も門戸は全て開けておくつもりですから。もちろん、なかなか興味深い話ですよね…ただ、どんなプロジェクトか、しっかり理解しなければならないけど。」

【ドヴィツィオーゾ選手の目標は…】
「ドゥカティで勝つ事だけど、この2年間が厳しかったし…期待していたような結果とは違っていて。ポジティブ面としては、来年には新プロジェクトがあるって事と、それを手掛けるスタッフらが、この何ヶ月間でデスモセディチ機の改良に成功しているって事ですね。ただ、契約前に新マテリアルを試す事はできないんで…中身も分からず委ねなければならないって事なんですよ。」

【では、どうするつもり？】
「また賭けに出る事になるんでしょうね。一歩前進できるだろう事は確かなんですが、どれだけ大きな一歩なのかが分からない。僕は28才なんですよ。待ち続けるには、それほど若くはないから。」
（2014年06月12日Gpone記事参照）

『イアンノーネ：ドゥカティ・ファクトリーを目指す、そうじゃなければスズキ』

★バルセロナGPの木曜プレスカンファレンスで、アンドレア・イアンノーネ（ドゥカティ・プラマック）が次のようにコメントした。
「現時点では、将来についてはっきりしている事は何ももありません。今週末、ジジ・ダッリーニャ（ドゥカティ・ゼネラルディレクター）やパオロ・チャバッティ（ドゥカティ・モトGPプロジェクトディレクター）と、2015年について話し合います。僕の第一希望はドゥカティ残留ですが、ドゥカティ・マールボロのファクトリーチームの方が僕の目標です。それから、スズキのオファーもあるので、じっくり考えてみなければ…今後の数週間で何がどうなって行くか…ですね。」

【今回のバルセロナ戦に向けては…】
「ムジェッロ戦は好調だったんで…予選順位が良かったし、レース前半はポジティブなものでした。一番ソフトなコンパウンドでレースに挑んだんですが（※ドゥカティ＆オープン勢は同タイヤをバルセロナ戦では使えない）、お陰で序盤ラップは前の方を走れました。終盤は難しくなってしまい…でも、貴重なポイントを獲得しましたから。ポジティブな週末だったでしょう。

バルセロナ戦は、今まで好調だったんですが…毎回レースは違うものだから。毎回、最善を尽くし、常に重要な順位を目指して戦うつもりです。僕の目標は毎戦毎戦、リザルトを上げて行く事です。」
（2014年06月12日Bokeracing.it記事参照）

あの…今日、イタリア衛星放送『SKY』で、イアンノーネ選手の個人マネージャーのカルロ・ペルナットさんがコメントしてたんですが…
まず、「4強（マルケス、ペドロサ、ロッシ、ロレンソ）については90％現状維持だろう」と。
それから、「スズキはマシン開発にお金がかかるんだから、ペドロサ選手からの800万ユーロ契約には応じないだろう」と。
そして、「スズキにとってドヴィツィオーゾは理想的な選手だが、ドゥカティが手放さないだろう」とも、話しておりました。
さてさて、どうなるでしょうかねぇ。

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