『2014ミザノGPこぼれ話』
★今回のミザノ決勝戦後、ブレンボからハードブレーキング関連のデータが公表された。同コースは平均して難度の高いブレーキングが特色となっており、特にスタートと反対側の直線コース終わりのブレーキング地点は際立っている。
『Quercia』コーナーに続く直線コース終わりのブレーキングでは、カーボン製ブレーキディスクの温度は650度ほどまで上がる。
下記ランキングはブレーキへの圧力、ハードブレーキングをかけた地点、ブレーキをかけた時間などの予選後テレメータ記録を基にしている。
★『優秀ハードブレーキング・ランキング表』
1位マルク・マルケス(ホンダ)
2位ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
3位アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)
4位ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
5位ダニ・ペドロサ(ホンダ)
★『Quercia』コーナーにおける各データを2013/2014年で比較(参加選手らの平均値)。
序盤スピード
2013年:時速289km 2014年:時速290km
終盤スピード
2013年:時速91km 2014年:時速91km
ブレーキング距離
2013年:266m 2014年:265m
ブレーキング時間
2013年:5.7秒 2014年:5.7秒
最大減速度
2013年:1.3G 2014年:1.3G
最大握力
2013年:5.3kg 2014年:5.3kg
(2014年09月15日Motoblog.it記事参照)
★なぜミザノコースはヤマハ機に有利と言われるのか、エンジニアのジュリオ・ベルナルデッレ氏が次のように解説した。
1:かねてよりグリップの少ないコースであるため、9月12日(金)の雨により状況は悪化した。ここでのタイヤは右側が固い左右不対称タイプが使われており、メカニカルグリップをかなり発達させたマシンに都合が良い。このためヤマハ機の方がホンダ機よりも有利となる。
2:また、各コーナーでの走行ラインが決まってしまっているコースなので、ヤマハ機が2014年当初より見せている『走行ラインがより正確』と言う優位点の前では、ホンダ機の強味もかすんでしまう。
(2014年09月13日Moto.it記事参照)
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ブレーキング距離が凄い事に・・・
管理人さん、大変おつかれさまです。
ブレーキング距離の単位がkmになっています。
こういうデーターってあまり目にしないので大変興味深いです。
それにしても、ブレーキレバーへの入力が最大で5.3kgってすごい数字ですね。
これよりほんのちょっと握るとリアがリフトしだすんですよね。
あと、見た目だけの感想なのですが、ミザノではヤマハ機は340mmディスクでホンダ機は320mmディスクを使用しているように見えるのですが、どうなのでしょうか?
きゃぁぁぁ〜(涙)
有り難うございますネ。
ディスクブレーキの方は、今のところ情報がないですねぇ。もし、どこかで見かけたらご紹介しますね…っ言っても、もう流れはアラゴンに向ってる感じなんで出ないでしょうかねぇ。
たった5.3キロでフルブレーキングできるんですねえ。素人的にはびっくりして強く握って前転みたいな、自転車的怖さを感じてしまいます。。