マルク・マルケス『負けるのは恐い？』

先日、マルク・マルケス選手のイタリアサイトの方の最新インタビューをご紹介しましたが…
今日は、同じタイミングで行なわれたスペインサイトの方のインタビューを一部抜粋してご紹介しますね。

『マルク・マルケス最新インタビュー』

★マルク・マルケスが12月18日、自身のファンクラブ事務所＆ショップのオープンセレモニーで、次のように語った。

【ヴァレンシアテスト終了後、2015年版のホンダRC213V機はまだ気に入っていないと言っていたが…】
「2015年版のマシンについては…ヴァレンシアテストで乗ってみた結果、もっと改良しなければならなくて…その作業は進めてもらってるし、ずっと連絡も取り続けてます。改良しなければならないのは、エンジンの特性についてなんですよ。今現在のエンジンはもの凄いパワーで…でも、パワーがあるから良いってわけじゃない時もあるじゃないですか。使いこなすのが難しいんですよ。パワー出力を変えなければならないし…シャーシレベルではリア部分が気に入らないんですよね。でも、まぁ、良い所もあるし…例えば、シャーシのフロント部分とか、その他とか。今は（2月の）セパンテストに向け、2014年版と2015年版のミックス機を作る必要があるんです…上手くバランスを取って、タイトル争いに向け出来るだけ良いマシンに乗る為にね。」

【1シーズンに、あんなに何度も表彰台のてっぺんに立って…あそこからは、どんな風に見えるもの？】
「表彰台からは、全てが素敵に見えるんですよ。目標に向って努力して、それに到達するって言うのは子供の頃からの夢ですから。」

【負けるのは恐い？】
「恐いって事はないです…負けたくはないですけどね。でも、いつか必ず負ける日が来るんだし…もしかしたら、来年かもしれないし。その時は、どうして負かされたのか…どうして自分が劣っていたのかを理解して、自分が向上していくようにしなければ。」

【現在に至るまで、一番厳しかった事は？】
「誰も、ただで何もくれはしないですからね。この9年間、恵まれていました…チームは僕に気を配ってくれ、マタロー一家（グイム・ローダとロハス兄弟）にはチャンスを与えてもらったし。その辺りから少しずつですね…もちろん、実力を証明していかなければならないし、しかも、段階を踏みながらチームを転々としてね。１番厳しかったのはケガです…特に、目のケガでしたね。もうライダーは諦めなければならないのかと思ってね。その辺りから、キャリアが一気に進んで行って…このまま続いて行ってくれると良いんですけどね。」

【家族については…】
「まぁ、家族が全てにおいて加担してきましたね。事を始めるチャンスを与えてもらったし…普通は、4才の子供がクリスマスにオートバイが欲しいって言ったら、ダメだって言うじゃないですか。それが、うちは『良いよ』って。それが全ての始まりですから。家族と一緒にずっと、ぎりぎりのチャンスを掴んできたんです。今後も、これからもそうして行くつもりです。」

【21才の息子が家を出て行く事について、お母さんは何と？】
「今ちょっと、家から出るってだけですから（笑）！ずっと一人暮らしをするんじゃなくて、冬だけです。そんな凄い事はしませんよ。ここ（セルヴェーラの実家）に住むつもりだし、あっち（アンドーラ）は一生ってわけじゃないですから。多分、一時的なもんでしょう！どう言う風に物事が進むかによりますね（笑）。母は心配してないですよ…あっちに行っても、こっちに行っても、常に両親と一緒ですから。親から離れて1人暮らしをするとか、そう言う凄い事じゃないですから。お試しってとこですね！」

【正直な話…朝、起きて、歯を磨くのに鏡を見た時、『僕って世界一なんだ！』って叫んだりした事はある？】
「あります、あります！！！何回もあります（笑）。世界選手権のタイトルを取ると、朝、起きたら、部屋で1人で『We are the champion』を大声でがなって歌っちゃったりするんですよ（大笑）…本当に僕、やりましたよ。そう、本当ですよね。」

（2014年12月19日Motocuatro.com記事参照）

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