Dakar

マルク・コマ総合優勝『デプレが居なくなり楽になったと言われたが…』2015ダカール


『夢でだって、こんなの考えた事もない』

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★ダカール・ラリー2015の2輪部門で、5回目の総合優勝(2006/2009/2011/2014/2015年)を果たしたマルク・コマ(KTM)のコメント。

【5度目のダカール総合優勝…最終的な感想は?】
「実にポジティブですよ。本当に満足してるし、誇りに思ってます。ここ最近のダカール同様、本当に厳しいラリーで、厄介したね。2日目は、トラブルを乗り越えなければならず…あそこで総合順位が若干下がってしまったし、作戦も少し変えなければならなくなってね。挽回すべく、強いプッシュでやっていかなければならなかったんです。マラソンステージが鍵になる事は分かってたし…実際、そうなってましたしね。それをいかに上手く進めていくかが鍵でしたね。」

【タイトル防衛は初めてだし、スペイン人選手でも2年連続チャンピオンは初めての事だが…】
「いつも言ってるんですけどね…タイトル防衛の方が難しいって。だからこそ、今回の総合優勝は誇りに思ってるんですよ。この勝利は、僕ら全員について…チームや僕の周囲にいる全ての人々について、多くを物語っているでしょ。記録と言うものは考えてないんで、強迫観念なんかはなかったですけどね。毎日の努力、そして各レースは初めてのレースのように挑む事…まだ一度も勝った事などないかのように…それが僕の哲学ですから。」

【今年はチームの作業がかなり重要だった…】
「そうですね。KTMはダカールで10年以上勝ってきていて…技術レベルにしても、人的な資質にしても、何をとっても、うちは出来る限り最高のメーカですね。例えば、ウユニ塩原でのステージでは、ジョルディ(ヴィラドムス)とルーベン(ファリア)が助けてくれたお陰で進む事ができたんです。その前日のステージでは、ジョルディがわざわざ僕のマシンを調整してくれたんです…僕が完走できるよう。こう言ってくれてね…『お前は休んでろ…ダカール優勝がかかってるんだ。俺がやっておくから』って。これはね…偉大なライダーである以前に、人としての鑑だって事じゃないですか。ここまでの日々の全ての支援、全ての作業に対し、もう一度感謝したいですね。彼がリタイヤしたのは本当に残念だった…でも、このダカール優勝の一部は彼のものでもあるから。」

【最初はホアン・バレダ、次はパウロ・ゴンサルヴェスに苦労させられていたが…】
「本当に厳しかったですね。レベルは実に高かった。それもあって、この勝利の価値は更に高いですね。世間では『シリル(デプレ)が居なくなって、コマは楽になった』なんて思ってたみたいだけど、そう言う事は全くなかったね。ホアン(バレダ)やパウロ(ゴンサルヴェス)にお祝いを言いたいですよ。彼らには、僕にあったようなラッキーなポイントがなかったんです。この先、2人ともダカールでタイトルを取ると思いますよ。」

【5回タイトルと言う事でシリル・デプレ&シリル・ヌヴー両選手とタイ記録となったが…あとはステファン・ペテランセル選手の6回記録を目指すだけ…】
「記録は好きじゃないんだが…でも当然、そう言う限られた枠の中に入れるって言うのは誇りに感じてます。嬉しいですよ。デプレと並んだのもそうだし…彼とは10年戦ってきたんだしね。あのレベルに上がりたくて、ずっと努力してきたんですから。本当に…どんな最高の夢にも思いませんでしたよ。今は、この瞬間を謳歌したいですね。」

【4輪転向については…】
「今は、本当にこの時を味わいたいんですよ…将来に関するコメントはなしです。2輪が僕の人生だし、そう言う方面で、どんな転向をするにしても、まずその前に色々と検討すべきでしょう。」

【息子さんは何と言っていた?】
「昨日、妻のケラルから聞いたんですが…息子がおもちゃのバイクで遊んでいて…レースのスタートとか真似して、実況とかも1人でやるらしいんです。そしたら、この間、こんな事を言ってたって…『コマだ、コマがゴンサルヴェスと戦っている…ブルンブルンブルン…優勝は…ゴンサルヴェスだ〜!』って。妻は困ってしまって…こう思ったと…『これは…この子の父親になんて言ったら良いのかしら』って。」

2015年01月18日Motocuatro.com記事参照)



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