2015バレンシアテスト【第1日目リザルト＆トピックス】モト2・モト3

［ヴァレンシアテスト初日　モト2　総合リザルト　※クリックすると拡大します］

［ヴァレンシアテスト初日　モト3　総合リザルト　※クリックすると拡大します］

★ヴァレンシア・サーキットで2月10日より、モト2/モト3クラスのテストが開始した。

★［モト3］首位タイムはルーキーのファビオ・クアルタラーロ（ホンダ、フランス出身）の1分39秒392。昨年のヴァレンシアGPモト3クラスでニッコロー・アントネッリが記録したPPタイムより0.2秒遅いだけ。
過去2年間、スペイン選手権（CEV）にエミリオ・アルサモーラのチームから参戦し、2014年には同選手権モト3クラスで総合優勝した。

★［モト3］1位〜4位までをホンダが独占した。2位はダニー・ケント（＋0.023）。

★［モト3］イタリア勢は、エネア・バスティアニーニが3位（ホンダ、＋0.277）、ニッコロー・アントネッリが4位（ホンダ、＋0.392）。両選手は昨年、チームメイトで、KTM機を使用していた。
バスティアニーニ選手のコメント。
「今日の初日には満足してます。貴重なデータも収集できたし…明日以降のテストに向け、確実に有効になってくるでしょう。最後の…3回目のセッションで新しいタイヤを履いたら、すぐに好タイムが出たんです。あいにく、その後、ナヴァーロを抜こうとしたらハイサイドを喰らってしまって。幸い、無事でした。明日はマシンのセッティング作業を続けて…とにかく、マシンには速攻で慣れました。」

★［モト3］KTM勢トップは、ミゲル・オリヴェイラの5位（＋0.413）。オリヴェイラ選手はマヒンドラ機からの乗り替え。その次がイサク・ヴィニャーレスの6位（＋0.449）、カレル・ハニカ7位（＋0.590）。『VR46』チームのロマーノ・フェナーティは8位（＋0.625）で、チームメイトのアンドレア・ミーニョが15位（＋1.035）。

★［モト3］トップ10内にマヒンドラも2機食い込み、チーム・アスパーのフアンフラン・グエヴァラとホルヘ・マルティンが、それぞれ9位（＋0.727）と10位（＋0.762）。同じくチーム・アスパーのフランチェスコ・バニャイアは28位（＋2.396）。

★［モト3］女子勢はアナ・カラスコが26位（KTM、＋2.038）、マリア・エレッラが27位（ハスクバーナKTM、＋2.062）。

★［モト3］セッション2でエフレン・ヴァスケスが転倒し、右足に骨折の恐れあり。セッション3には参加しなかった。

★［モト2］首位は、やはりフランス人のヨハン・ザルコ（カレックス）で、今年より新たに『アジョ・モータースポーツ』チームから参戦。唯一、1分35秒の壁を破り、1分34秒754を記録。昨年のヴァレンシアGPでのティト・ラバトのPPタイムより0.5秒速く、ポル・エスパルガロによるベストラップから0.2秒速い。

★［モト2］2位サム・ローズ（スピードアップ、＋0.352）。3位は昨年のモト2チャンピオンのティト・ラバト（カレックス、＋0.391）で、今日1日で3回転倒し、最後の転倒後は腕を負傷し医療センターへと赴いていた。

★［モト2］ルーキーのアレックス・リンスが6位（カレックス、＋0.876）。元チームメイトで、昨年のモト3チャンピオンのアレックス・マルケスは26位（カレックス、＋3.019）。

★［モト2］イタリア勢はフランコ・モルビデッリが8位（カレックス、＋1.059）。10位のシモーネ・コルシは（カレックス、＋1.141）、2日前にイタリアのヴァッレルンガ・サーキットでならし走行をし、昨年のシルヴァーストーン戦で負傷して以来、今日は5か月振りに本格的な走行をし回復具合を確かめていた。
コルシ選手のコメント。
「シルヴァーストーンでのケガから半年…コースに戻れて本当に嬉しいです。またチームと一緒にボックスに入って、自分のマシンに乗るって言うのは、本当に大感激ですよ。テスト初日としては良い仕事振りで…ラップタイムの方にはあまり
集中せず、マシンへのフィーリングを取り戻す方をやってました。腕の方は問題ないです…出だしとしては、なかなか満足ってところかな。」

（2015年02月10日Gpone記事参照）

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