『ロッシ：ムジェッロで走るのは良いもんだ』
★5月28日（木）、ムジェッロGP会見でヴァレンティーノ・ロッシが次のように話した。
「いつもよりちょっとキツいだけど、他のレースと比べてそれほど変わりませんよ。日曜の夜、いつもよりよっと疲れてるぐらいでね…けっこうなストレスだから。でも、ムジェッロのレースは良いですよ…ファンが勢揃いするってのは良いもんです。ボックスの外で冷静でいるよう努め、コースで起こることだけを考えてないとね。」
【ムジェッロサーキットが良い理由は？】
「『オールド・スタイル』だからですよ…多分、コースのデザインがここの土地の自然な形に沿って作られてるからでしょう…100％コンピューターがデザインしたものじゃなくってね。そのお陰で、スペシャル・コースがいくつか出来上がってるんです。」
【今回の優勝候補は？】
「僕はここで何度も優勝してきたけど、2009年以降、表彰台の1番高い所には上がってないんで…もう一昔も前から上がってないわけでね。ここ6年間はホルヘ（ロレンソ）が1〜2位を取ってるし…マルク（マルケス）も2014年にはホルヘと大接戦の末に勝っているし…ドゥカティも超速でしょうね…テストをしたばかりだし。確実に脅威になってくるでしょう…直線コースは長いし、あそこで抜いてこられるだろうし、抜き返すのは難しいでしょうね。予選ではスーパーソフトタイヤでもって前の方を取るだろうし…選手2人とも…特にドヴィツィオーゾが絶好調ですからね。でも、一番の脅威はホルヘですよ…ここじゃ超速だし、上手い操縦をするし。僕的には、おもなライバルはホルヘとマルクでしょうね。ドゥカティ組も入れて、少なくとも5選手で優勝争いをするってところじゃないのかなぁ…ペドロサのことも忘れちゃあいけませんよ…確実に、前回より良くなってるだろうから。」
【現在、ロッシ選手は15ポイント差で総合首位だが、もう先は読めそう？】
「そう言うのは、最終戦の2〜3戦前からでしょ…6戦目じゃ、まだ無理です…ムジェッロではね。目標は常に優勝で、最悪でも表彰台ですね。」
【タイトル争いの真のライバルはロレンソ選手は？】
「開幕した時は、確実に倒すべき相手はマルクだったんだろうけど…ここ最近のレースでは、ホルヘの方になりましたね…調子の良い方にね。でも、ここでは諸々の事柄が速攻で変わっていくから…マルクも言ってたでしょ…ル・マン戦では苦戦してたけど、それまで常に優勝争いをしてたって。この2人が同じレベルってところでしょうかね。」
【今回の特製ヘルメットは？】
「準備OKですよ。いつも通り、土曜の朝にお披露目します。」
【しばらく前から、2輪レース界における『イタリア・ルネサンス』が起きてると言われているが…】
「たまたま（イタリア勢が調子が良い）とは思ってません。うちは『VR46』でもって、他のライダーらと同様に良い仕事を進めているし、新しいライダー達も将来的にかなり強くなっていくでしょう。僕やドゥカティのパフォーマンスがはずみになって、オートバイに興味を持つ者や、自分の子供にレースをさせようって者も多くなってるし。
どの若手に焦点を当てているかですか？強いて名前を挙げるなら、（ロマーノ）フェナーティと（エネア）バスティアニーニ、（フランチェスコ）バニャイア…ル・マンでの表彰台組ですね。それから（ニッコロー）ブレガと（トニー）アルボリーノですね。」
（2015年05月28日『Moto.it』記事参照）
（2015年05月28日『Gpone』記事参照）
（2015年05月28日『AS』記事参照）
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