『マルケス:今のホンダ機は変わらないと』
★5月28日(木)、ムジェッロGP会見でマルク・マルケスが、いつも通りの笑顔で次のように話した。
「エンジニア達とは、しょっちゅう電話やスカイプで話してます。今、作業を続けている最中で…ただ、1〜2レースで解決できるような問題じゃないんです。総合順位ではちょっと離されてるけど、コンディションがきちんとしていれば、優勝争いできるってところは証明してきましたから。ホンダの実力については本当に信じてるし、アイデアもどっさりあるし、懸命に作業してくれているってことは分かってますから。早々に、改良版ができてくるでしょう…とにかく、僕自身もライダーとして進歩できるよう頑張ってるんで。」
【日本のエンジニア陣は、どのへんに手を入れてるの?】
「エンジンの問題は、アグレッシブな特性だって言うところで…コーナーの進入でも立ち上がりでも、マシンがかなり暴れているんです。封印されてるエンジンを変えることはできないでしょ。機械的に手を加えるわけにはいかないんです。もちろん、電制システムや車台に対しての作業はできるけど、レース・ウィークエンドではそれをやってる時間があまりなくて。」
【今シーズン序盤は2011年のそれに似ている?モト2クラスでブラドル選手に差をつけられ、物凄い追い上げをかけていたが…】
「2011年は差をつけられてたけど…あの時は、単純に僕のミスによるものでした。ヤマハやドゥカティのレベルに追い付くには、もう一歩前進が必要なんですよ…でも、タイトル争いに向けて不可能ってことは全くないですから。今、僕はヴァレンティーノ(ロッシ、総合首位)と33ポイント差でしょ…そのうち、僕がゼロポイントってレースも1回あったし。去年、僕が差を付けてた時、いつもこう言ってたんですよ…『何が起きるか分からないんだから』って。逆もまた真なりですよね。」
【つまり、決して諦めない…と?】
「今シーズンのここまで厳しかったけど、大きく離されたことは一度もありませんから…ル・マンだけは別ですけど。改善していかないと…そんなに物凄くと言うわけではないんですが。ここムジェッロで去年、僕はちょっと問題があったにもかかわらず優勝してるんです。今年、ここに至るまでは、ドゥカティがサプライズだったけど、ヤマハも強いですからね。簡単ではないでしょうけど、勝負していきますよ。ここでは125ccクラスの時の初優勝を決めたコースなんです。良い思い出もたくさんあって…サーキット自体も本当に綺麗だし。楽しんで、そして速く走りたいです。」
(2015年05月28日『Gpone』記事参照)
【メルマガ26号 2015年 5月22日 発行】
2015年ル・マンGP内輪話
ホンダがスランプ?:マルケス『これ以上は隠しきれない!』、ペドロサに期待
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>>エンジニア達とは、しょっちゅう電話やスカイプで話してます
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