MotoGP

ロッシ『予選順位を上げるのは難しいが不可能ではない』2015アッセンGP

『ロッシ:予選順位を上げるのは難しいが不可能ではない』

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★6月24日(水)、アッセンGP会見でヴァレンティーノ・ロッシが次のように語った。
「ここは凄いサーキットでね…シーズン開催予定地の中でも最古だし…いつだって特別なGPなんですよ…コース自体は昔通りのものではないですけどね。僕は古い方のコースでも走ったことがあって…本当に素晴らしかった。2006年に改築されてしまった後は、以前よりは普通っぽくなりましたけど…でも、相変わらず高速コースですね。真っ直ぐ行くことなんてなくって…コーナーには常に勾配があるし、面白いポイントがどっさりあってね。ここで走るのは好きなんですよ…天候も落ち着くってことがなくって。優勝した良い思い出もあるしねぇ。」

【しかし、ロレンソ選手が絶好調だが…】
「そうなんですよね…ちょっと絶好調すぎるぐらいで…ここ4戦では第1ラップから最終ラップまでトップで走ってるでしょ…ホルヘ(ロレンソ)を倒すには、もう一歩前進して、FP1から全て完璧に進め、予選でも良い動きをしないとね。予選でホルヘは、タイヤもマシンも同じなのに僕より速いから。バルセロナ前戦やここ最近のレースのように3列目スタートじゃ、ああ言う絶好調ホルヘ相手にギャップを縮めるのは難しいから。」

【ヤマハは先週のアラゴンテストで新フレームを試していたが…】
「タイヤがタレてしまってからのマシンの戦闘力を上げるべく改良されたものなんですよ。アラゴンテストでは良いフィードバックがありましたよ。明日はバルセロナ前戦まで使っていたのと比較テストをしてみて、それで決めますよ。」

【これまでもタイヤや電制システムに合わせてライディングスタイルを変えてきたわけだが、今度は予選でのパフォーマンスを改善していかねばならず…あまり楽しい作業ではない?】
「変えるってことは、いつだって僕にとっては難しいことで…昔からね。僕は少しずつ限界に近づいていくのが好みだから。現在の予選システムでは、リズムを掴むのが難しくなりましたよね…技術的な理由もあるし…ヤマハ機と言うのはレース距離の方が良いもんですから。改善していくのは難しいでしょう…でも、できることでしょ…不可能ではないですよ。上位5位以内からスタートすれば良いんだから。でも今回も簡単ではないでしょう…スズキ組の戦闘力がここでも高いと思うんですよね。」

【アッセンで速く走る秘訣は?】
「状況に速攻で適合していくこと…ここは日に5〜6回も天気が変わるから。マシンのバランスを常に整えておかないとならないんですよ。」

【昨年のアッセン戦ではロレンソ選手がフラッグ・トゥー・フラッグで路面コンディションを懸念し13位となっていたが…今年もそうなるかも?】
「なるとは思いませんね。ああ言う状態だと、恐怖なんて全て忘れるでしょう。」

(2015年06月24日『Moto.it』記事参照)


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