MotoGP

ホルヘ・ロレンソ13位『恐かった…』2014アッセンGP


アッセン決勝レース後、イタリア衛星放送に登場したホルヘ・ロレンソ選手は見るからに暗い表情で…
こんな風に説明しておりました。

『ロレンソ危機:リスクを冒す気になれなかった』

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★アッセン決勝戦を13位で終えたホルヘ・ロレンソのコメント。
「今日(の不調)は、僕のせいだと言う事実を受入れるべきでしょう。マシンは完璧で…思ったような操縦ができなかったのは僕の方です。去年の事故以来、こう言う特殊な…危険で厄介なコンディションでまた転倒したくなかったんです。リスクを冒す気になれず…このクラスでリスクを冒さなかったら速い走りにはならず…その結果がこれです。」

【去年のアッセン戦では鎖骨手術の2日後に参戦し、5位でゴールしていたが…】
「今日の作戦は完璧でした…優勝選手と同じタイヤでスタートを切ったんですから。今、言った通り、ちょっとでも雨が降ったら、かなり遅くなってしまって…転倒したくなかった…リスクを冒したくなかったんです。僕のせいです…本当にそれだけです。去年の僕が鎖骨を折っても上位陣に付いていけるぐらい優秀だったのなら、今年はその反対になってしまった。自信がなかった…タイトル争いもしていないし…それなら、こんなコンディションで危険を犯す意味はないでしょ。」

【ザクセンリンク次戦に向けては?】
「ザクセンリンクがドライコンディションであってくれれば良いんですが…ドライなら現在のうちの戦闘力レベルはなかなかだから。ウェットでも強い走りができると確信してます。今回のような中途半端な状況では、もっと頑張れるような度胸を引っ張り出さなければ。」
2014年06月28日Omnicorse.it記事参照)


おっ、さすがスペインサイトの方はもっと詳しいですね。

『ロレンソ:去年を思い出して恐かった、でも、大げさにする気はない』

motocuatro-lorenzo.jpg


★アッセン決勝戦を13位で終えたホルヘ・ロレンソのコメント。

【レース途中のスリックタイヤ交換が他の選手より1周遅かったが…】
「まだレインタイヤで大丈夫だと思ったんで、ボックス帰還が遅くなったんです。それほど乾いてるとは思えなかったし、まだ(レインタイヤで)続けられると思ってました。
マシンはウェットで好調に走ってました。エッジグリップがちょっと足りなかったかなぁ…でも、言い訳じゃないですよ。ウェットではそれほど速くなかったが、悲惨ってものでもなかったし。かなり遅く走ってた時は…恐かったんですよ…コースが乾いてる状態で、雨粒がぱらぱら降ってきて。タイトル争いをしていないせいもあるし、去年のここでの転倒のせいで、また転倒するんじゃないかって恐くて…こう言う状況下で速い走りをする選手達のような度胸や(危険を犯す)価値感が生まれませんでした。」

【ムジェッロ戦の時のようなモチベーションを失ってしまった?マシンは完璧でなければならない?】
「完璧なマシンなんてないですよ。常に改良の余地があるもので。完璧な走りができないコーナーと言うのが常にあるものでね。これまでのキャリアで完璧なマシンなんて1機もありまんでした。実を言えば、タイトル争いもしていないのに転倒したくなかったんです…馬鹿げてるでしょ。責任は100%僕にあります。弁解の余地は皆無です。こう言う状況下では自信がなかった。」

【恐いと感じるのは、去年、転倒したアッセンだけ?】
「ドライコンディションで雨が降り出すと言うのは、そうそうないことだから。ただ、どこのサーキットでも起こりえることですよね。だから、もう2度とこんな事がないようにするつもりですが。多分、去年の転倒がなければ、今日も普通に走れたんじゃないかなぁ。ただ、こう言う状況になってしまったんで影響されたんですね。」

【恐怖が続くようなら、何か試みてみる?】
「いいえ。僕は自分で何とかするタイプなんで…1人で解決します。ここのサーキットでの問題だったわけで…もし、また起きたら…まぁ、どうなるでしょうね。もう少し頑張るようにするかな。」

【恐怖を感じ、速い走りができなかったと言う事は…引退につながる可能性もある?】
「そう言う話にされるのは好みませんね。ここでだけの話であって…去年、ここで、かつてないような事が起きたわけでね。ケガをして、バルセロナまで飛んで、手術をして、戻ってレースに出て5位だったんですよ。今日はライダーにとって本当に悪いコンディションだった。これまでかなり酷い転倒に苦しんだ事が何回かあって…そのうちの1つでは、何日も自分の名前を思い出せなかったんですよ(※2008年バルセロナ)。あの時は、コースに復帰した時、本当に怖かった…凄く恐かったんです。でも、乗り越えましたよ。だから、こう言う事柄を大げさにするべきじゃないんでしょ。重大かどうかって言うような問題じゃなく、今回だけの事なんだし…そうそう遭遇しないような状況だったんですから。」
2014年06月28日Motocuatro.com記事参照)




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POSTED COMMENT

  1. りゅー より:

    去年のアッセン・・・思い出すと泣けてくるなぁ。

    でも傍から見ている以上に重い一戦だったわけだ。

    辛抱の一年。

    しかしMOTO2ののポディウム気になったのは私だけ?

    レインマンは青木さんのいうとおり感無量でうつむきがちだったわけ?

    シャンパンファイトもパドックで?

    FBもTwi見てもイマイチわからない・・・

    ま、いいんですけどw

    • cam より:

      A.ウエスト選手の事ですね。
      彼の所属するカタール連盟チームはイスラム圏のチームであるため、
      意向でシャンパンファイトは禁止されているようです。

      • SS1000 より:

        >シャンパンファイルは禁止

        そうなんですね。ほー。ありがとうございました。

      • りゅー より:

        なるほど!
        シャンパンファイトに関しては解せました。
        camさまありがとうございます。
        それにしてもなぁーーー11年ぶりの優勝?なのにあの表情になるもんなのかしら?
        ライダーゴコロ&オトコ心って難しいね。
        (あ、しつこい?すみませんw)

        ホルへコメに関しては他の皆様もおっしゃるとおり、どこか心配が残りますね・・・
        なんか自分自身に言い聞かせてるというかね。
        でも大筋りょうじさまのコメに痛く同意!

        • りょうじ より:

          ありがとうございます。
          そうですね、確かに自分自身に言い聞かせているような内省的なコメントですよね。
          それだけにメディア向けの発言としてはあまりよろしくないかなとも感じてしまいます。
          マシンのせいにしても良いので、もう少し無難なコメントでも良かったかもしれません。
          悪く解釈すれば
          「自分、タイトル争いが懸かってないとやる気出ないんすよ…」
          と言っているようにも取れてしまいます。
          (悪く取ればですホルヘさんごめんなさい!)
          昨年の彼のレースに臨むデタミネーションが凄かっただけに、余計そのようにも見えてしまいます。
          ファンが見たいのはライダーの「常人離れした競技への執着」という部分も大きいと思うんですよね。
          タイトル争いに関係なくとも120%プッシュするライダー達をファンは見てきています。
          悪魔王子の走りが観客の心肝を寒からしむる現在の状況に至っては、なおさらですかね(^_^;)
          あとcamさんのウエスト選手情報に100へぇ〜押させていただきました。

  2. より:

    落馬したなら、直ぐ馬に乗せろ。とか何とか、どこかの金言よろしく、去年は、直ぐ戻って乗った訳だけれども、ウエットではなかった。

    ウエットの恐怖は残っていた。それを超える、モチベーションが得られなかった。

    逆に、大した問題では無いから、語ったと。

    それでも、何か、チョット率直過ぎる気がしますね。大した問題でなければ良いけど。

  3. motobeatle より:

    確かに、ちょっとコメントが正直過ぎる気がしますよね。
    去年のアクシデントの事は分かるけど、それは他のライダーも同じだし。
    ヤマハと契約合意目前で、このコメントは何か意図があるのか?

  4. りょうじ より:

    戦いはこの一戦で終わりではないのだよ。
    ホルヘは滅びぬ、何度でも蘇るさ!

    総合ポイントやコースコンディションがこんな状態だからこそ限界まで行ってほしいという観戦者の果てしないワガママを受け止めなければならないプロライダーは、本当に大変だなと思います。
    でも期待せずにはいられません。
    誰もが知るところであるロレンソ選手のポテンシャルの高さを見せつけて頂きたい。

  5. たぁさん より:

    たぁさん思うのですが、鎖骨だと一年で付いたと言ってもとても強度弱いのから、再骨折の危険性が怖いんじゃないかなあ?

    ましてやホルへはザクセンで転倒してプレート入れ直しています。7月に2度全身麻酔の手術して12月にまたプレート摘出手術ですからね…鎖骨の下には指先まで通じる大事な神経通ってますから、何時間も掛かる手術じゃないけどリスクはあります。

    簡単に「一年前の手術」だけで済ませて欲しくないですね。少なくとも同じ所3回も切開してたらその周りは痺れが残っている筈ですから。

    怖いものを怖い、と口に出せるホルへは立派です。もちろん、乗り越える自信があるからこそ口に出せるのだとたぁさんは思います。

  6. bb より:

    ヤマハの首脳陣や現場のエンジニア、メカニックマンが聞いたら、間違いなくモチベーションの下がるような発言ですね。

    ライダーがリスクを冒すのが嫌だと言うなら、メカニックマンも、こんなもんでイイだろ的な雑なセッティングでコースに送り出すようになる危険性が有るんじゃないだろうか?

    プロのチームでいい加減な仕事をするわけないだろうと言う人もいるかも知れませんが
    このスポーツで勝つためにはプロとしてちゃんとやる。+アルファが要求されるし、そのレベルから遅れを取り始めると、急流を滑り落ちるイカダのようにアッと言う間に下流に落ちてしまう気がしてロレンソが心配で気が気じゃないですね。

    もう少しバックアップ部隊の事も考えた発言をするべきですね。
    でないとあと1~2年以内に全く勝てなくなるかもしれませんよ。

    メカニックマンに見限られたら、この世界おしまいですから。

  7. 'v' より:

    bbさんの意見に同意ですね。気持ちは判るけれど、他人のモチベーションを無駄に下げるような発言は注意すべき。優勝争いしてるわけではないしってのはちょっと余計だったかと。チームがまたうまい方向にいくことを望みます。

  8. mac より:

    ちょっと違った視点からコメントしたいと思います。

    乗れていない時に無理して100%以上の走りをするのは、一流のプロフェッショナルレーサーではないと思います。あまりにも危険で失うものが多すぎます。

    今回のロレンソのネガティブなコメントは、チーム、とくにメカニックに対しての謝罪なのではないでしょうか。
    自分のポテンシャルが上がらなっかったことを敗因と断言できるからこそ、マシンの最高速度が足りないとチームに要望をすることができるのだと思います。

    ただし!マスコミの前で、マシンがホンダよりも劣っているような発言については大嫌いですが!

    マルケスの連勝を止められるのは、ダニ、ロレンソ、ロッシだと思うし、チャンピオンシップの重圧から解放されたロレンソが最有力なのでは???

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