MotoGP

ロレンソ『ロッシはスピード不足が不安…』に本人反論:2015セパンGP

『ロッシ:テンション上って、エネルギー充填』

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★10月23日(金)、ホルヘ・ロレンソがヴァレンティーノ・ロッシのマルケス糾弾について、次のようにコメントした。

【ロッシ選手がイタリア語のぶらさがり会見で話していたマルケス批判について、どう思う?】
「他の選手に影響を与えようとしている作戦だってことは明らかでしょ…特にマルク(マルケス)と(アンドレア)イアンノーネに対してね。(ロッシは)スピード不足のせいでタイトル争いに支障が出ることを若干恐れてるのでしょ…それだけですよ。
奇妙なのは…こう言う批判をマルクに対してしてきたってことで…(ロッシは)キャリアのほとんどで…何年か前までは、何年間もこう言う作戦をレースで使ってきてたじゃないですか…ライバルを翻弄する作戦ですよね…ジベルナウやビアッジ、バロス、ウカワ相手にね。終盤ラップの最後に猛ダッシュをかけて優勝していた。フィリップアイランドでマルケスがそれをやったって言って批判してるんでしょ。
僕はマルクは自分のレースをしていたと思うし、もし本当にタイトル争いで僕を助けようとしたなら、最終ラップで抜いてきたりしないでしょ…あんな危険を冒してね。」

★10月24日(土)、ヴァレンティーノ・ロッシが予選後、ロレンソ選手の上記の発言に対し、次のようにコメントした。

【ロレンソ選手が『ロッシはスピード不足を心配している』と言っていたが…】
「ホルヘがそんなことを言ったなんて、ちょっと驚きですね。もし作戦だとしたら、つまり、僕が机にかじりついて研究してきたってことでしょ。僕は、ただ本当のことを言っただけで。でも結局のところ、当然なんでしょうね…僕らはタイトル争いをしてるんだから。ホルヘが『プレッシャーは感じてない』なんて言うのを聞くと、実のところ少し羨ましいんですよ。」

【ロレンソ選手が『ロッシの作戦はマルケスとイアンノーネに影響を与えようとしていること』とも言っていたが…】
「僕とアンドレア(イアンノーネ)は全然話してないんですよ。なんの作戦でもないですよ。」

【イタリアvsスペインの戦いになりそう?】
「通常、それって面白い対決ですよね…記事の書きがいがあるような。実際のところはちょっとむずかしいでしょ…3対2だしね。それに僕の関心は打倒ホルヘだけです。」

【ロレンソ選手はプレッシャーを感じてないと言っているが…】
「そりゃあ、かなりツイてますね!僕は興奮してしまって…夜、なかなか寝られないんですよ…コースやコーナー、ヴァレンシア最終戦のことを考えてしまってね。でも、目覚めた時はやる気満々で…色々なことがくっきり見えてくる感じなんですよ。目を開いた瞬間、いろいろな色がはっきり見えてくるみたいなね。」

(2015年10月23日『AS』記事参照)
(2015年10月24日『Mediaset.it』記事参照)
(2015年10月24日『Gpone』記事参照)

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POSTED COMMENT

  1. maxtu より:

    かつてのフレディーvsケニーは違うメーカーだけど同じアメリカン。2人に絡んだランディ、エディもしかり

    今回のヴァレvsホルへは同じチームだけど国籍が違うイタリアvsスペイン。2人に絡むマルケス、イアンノーネはそれぞれ同胞だけど違うメーカー
    色んな図式が絡んで面白いですねぇ。これが本当の筋書きの無いドラマ。

    もしペドロサが掻き回したらマルケスみたいに責められるのかな?(笑)

  2. りゅ より:

     ヴァレとホルヘ、マルクらの『世代差』のようなものがあるんだと思いますね。
    ライダーとしてのヴァレが形成された時代は、レースがスポーツというより悪く言えば粗野、よくいえば骨太でタフな『勝負』の世界だったと思います。
    父・グラツィアーノが現役の頃からそれを肌身で感じて育ってきたヴァレに対して、ホルヘやダニ、マルク世代のライダーたちはスポーツマンシップに基づいたアスレティシズムを思うさま浴びてきた世代。
    レース内外において常に高い戦闘意識をキープし、それを感情として表すことを厭わない、舌戦や歩兵戦wになることも恐れない、そんなベースメントを持つヴァレにとって今の世代のライダーたちは物足りないんでしょう。
     以前、ケーシーやホルヘに対して「おまえらホンネ言ってみろよ!」とぶちまけてたヴァレを思い出します。
    彼にしてみれば、辛辣でありながらも掴みどころのないケーシー、己との戦いに結着する求道者ホルヘは実像を結びにくい存在だと思います。
    しかしその中でただ一人マルク・マルケスは自分に限りなく近いリアリティを持つ存在として意識しているのではないでしょうか。
    今回の一連の発言は怒りからくる本音だったのは間違いなかろうと思いますが、それをぶつけるのに躊躇がなかったのは、マルクなら受けて立つだろうというある種の信頼感からだと思います。

     やはりヴァレは自分の選手生活の終焉を強く意識してるんでしょうね。
    だからこそこの2戦を自分らしく行こう、俺は俺の流儀で戦おう、恐れずに。
    そして必ず勝ってやる。
    そう思ったのではないかなと勝手推察に至りました。
    結論。そんなヴァレンティーノ・ロッシもやはりイカしてると思います。
     

     

  3. 半世紀 より:

    WUPのラップタイムで順当に進めば四強の戦いか?
    誰もが優勝を狙える状況でメーカーの威信とトップライダーのプライドを背負った彼らです。
    栄冠に一点の曇りや傷をつけることのない真剣勝負を信じて最高峰のバトルを魅せてもらいましょう。

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