『ダッリーニャ:テンションの高さは懸念してない』
★2月2日、セパンテスト2日目に参加したドゥカティの新テストライダーことケーシー・ストーナーは固めタイヤで2分01秒103を記録した。
ストーナー元選手はテスト最終日となる3日目にも参加することとなった。
★なお、2日のドゥカティ陣トップはアンドレア・イアンノーネの2分01秒052だったが、同タイムは柔らかめタイヤで記録したものである。
★2月2日のテスト後、ドゥカティのジジ・ダッリーニャ氏(ゼネラルディレクター)が次のように語った。
【ストーナー元選手のタイムは明らかなサインなのでは?】
「タイムと言うものは常に意味深いものですから。(ストーナーは)強い走りをしていたと言えるでしょうね。現時点で最も重要なのは、マシンに対してのコメントと、我々に提供してくれている手がかりですけどね。」
【テスト2日目のストーナー元選手はどんな様子だった?】
「本人に変わって、私に何も言えはしませんが…最初のテスト(※1月30日のプライベートテスト)よりは疲労していなかったようです。かなり大変なコースを走ってはいるんですが。」
【ストーナー元選手のドゥカティ機に対する評価は、他のライダーらと比べると…】
「ドヴィツィオーゾやイアンノーネと完全に一致するものもいくつかあったが…その他は検討が必要なものでした。」
【かつてストーナー元選手と組んだことがあると言う事実は、現在、どれぐらいプラスになっている?】
「テストライダーとしての資質は、私はそれほど良くわかってない…ってところでしょうかねぇ。だから、11年前に(組んだ)経験があるとは言え、磨きをかけていくには時間が必要でしょ。常に彼から提供される手がかりが、実に有用なものであると言うことは確かです…特に強い走りをした時などはね。」
【ストーナー元選手の移籍によりチーム内の緊張が高まっていくのを心配してる?】
「彼が原因でそうなる可能性はあるかもしれないが、プロのライダーならばそれに対処し、堪えていけるようにならなければ…ストーナーが伝えてくれるものの中から良い点を吸収しながらね。マシンをどう使うかと言う点だけでなく、いかに開発していくかと言う点もね。良い面も悪い面もある選択でしたから。」
【ストーナー元選手の移籍は、ドゥカティの今後の売上に影響していくかも?】
「可能性はあるかもしれませんね…ただし、うちで彼にテストライダーとして来てもらいたいと思った際は、マーケットの方は考慮に入れてませんでしたが。マシンを改善していく方に重点を置いてるもんですから。」
(2016年02月03日『Gpone』記事参照)
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>テンションの高さは気にしていない
ていうか、それも想定内だったのでは?
そんな気がしますね。
ただケーシーのラップタイムは想定外だったのかもw
ストーナーの意見、今まで着実に進歩させてきたジジの方向性がぐらつくには十分な内容なのは察しがつく。ジジが他の3人の意見を疑えば、開発は停滞するだろうな。
ストーナーの意見に同調すると思われるレディングがもしも成績残せば彼が来年ファクトリーにって事になりそうだ。
過去の歴史を見ても、ストーナーと同じマシンの方向性でまともな結果を残せたライダーはいないんだから、彼をテスターとして走らせる意味がわからない。
レギュラーライダーでいいんじゃないですか?3台目用意しましょうよ。まぁ本人が首を縦には振らないでしょうが…
シーズンの3分の1をワイルドカードとかならウンというかも。マルケス、どんな気分になるでしょうね。まぁホンダ機じゃないから別に気にならないかな?
ストーナーのために、マシンを仕上げるのだったらいいんだろうけど。
ドビやノーネが速く走るためのものだから、意見が分かれると。
しかも、最速ラップをだされると。。
ストーナーにしか使いこなせない改善点なのか、ドビやノーネにも有効なものなのかを切り分けるのだから、分かりにくいだろうな。時間もあまりないし。
レディングがmotoGPサイトに面白いコメントを載せてます。
やはりケーシー起用は、ドヴィ&ノネのカンフル剤でもあるんだと思います。
>プロのライダーならばそれに対処し、堪えていけるようにならなければ…
これって結構厳しい言葉ですよ。
おまえらガンバレよ!と。
ロレンゾを勧誘していることをヤマハのジャービスが公にするくらいだから、明らかにドカは現状の正規ライダーのパフォーマンスに満足していない筈。
ケーシーがフル参戦するよう粘り強く促している気もします。