ルイス・サロム事故の原因:2016バルセロナGP

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『サロム事故:テレメータが明かす原因』

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★6月3日(金)モト2クラスのFP2セッション中、ルイス・サロム(24才)が転倒し、亡くなった

★コース内に設置されたビデオカメラ映像によれば、まず路面をマシンが滑って行き、バリアに衝突。その後を追うようにサロム選手が滑って行き、自身のマシンに衝突していた。

★サロム選手が所属していた『SAG』チームが本日、同選手のマシンに搭載されていたテレメータのデータをもとに事故の原因について次のような説明を公表した。

《6月5日(日)にテレメータのデータを受け取り、その後、当チームの技術陣によるグループがカタルーニャサーキット第12コーナーでの事故原因を解明および技術的に説明すべく速攻で集結しました。
テレメータデータの完全分析にはEdu Perale(チームオーナー)、ジョルディ・ルビオ(チームマネージャー)、ベルナット・バッサ(サロム選手のチーフメカニック)、Michael Ferger(Jesko Raffin選手のチーフメカニック)、Jesko Raffin(モト2ライダー)、マルコ・ロドリーゴ(サロム選手のマネージャー)が参加しました。

FP2セッションでサロムは第1回目の出走を行い、自己最速ラップを記録し(1分48秒608)、リアタイヤ交換のためボックスに帰還しました。その後、再び出走し、その際に事故が発生しました。
事故が起きた周回では、第12コーナーのブレーキング地点に差しかかった際のスピードは最速ラップ時より時速6キロ遅く、これはテレメータによれば、第11コーナー立ち上がりの加速不足によるものです。
この加速不足により、サロムは第12コーナーで適切なスピードを維持するために(いつもより)9m先でブレーキをかけました。しかし、コーナー進入の際、路面に異常がありました(※陥没)。この異常に関しては全選手が認知しております。
ブレーキが遅れたため、それまでの周回の大半ではブレーキを緩めていた地点で、ブレーキをかけたまま陥没路面の上を通過してしまいました。
その際、最速ラップ時と同様のスピードが出ていたこともあり、フロントタイヤにストレスが生じ、陥没路面でのグリップが失われてしまったのです。
グリップが失われたことによりサロムは転倒し、あのような惨事となってしまいました。

専門技術スタッフが分析を希望する場合は、同テレメータ・データ情報の提供に応じます。》

(2016年06月06日『Moto.it』記事参照)
(2016年06月06日『Gpone』記事参照)


ルイス・サロム選手のご家族、ご友人の皆様に心よりのお悔やみを申し上げます。

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3 Responses to ルイス・サロム事故の原因:2016バルセロナGP

  1. しいちゃん 2016年6月7日 at 9:29 AM #

    たくさんの条件が重なってしまったのですね・・・。
    ライダーさんたちは、ほんとに命がけなんだと
    改めて実感しました・・・。

    パーフェクトなんてありえないけれど
    安全≠興業的なのかもしれないけれど
    こういう事故が無くなってくれるといいですよね・・・。

    とにかく、ご冥福をお祈りします・・・。

  2. happyone 2016年6月8日 at 8:31 AM #

    陥没があるから避けていけじゃなくて
    開催前に直すってできなかったのかな?
    なんにせよ事故箇所はもともと危険な場所だったようだし
    今後は変更レイアウトでのレースになるんでしょうね

  3. kagemaru 2016年6月9日 at 12:28 PM #

    今回のことでひっかかるのはやはりここですよね。

    なぜ路面に明らかな不具合があるのなら修繕しておかないのか。
    そころをなんとかするのが腕?ちがうと思う。
    ライダーはコースレイアウトと戦っているのであって。
    意図的に放置されている路面不具合と戦っているのではない。
    危険な挙動を誘発すると考えられるなら修繕するべきではないのか。

    国内サーキットとか、毎度、雨が振るとドライになっても斜面から出た水の川が
    コース横断してる箇所をノラリクラリと放置して・・コケるのを待ってるのか?
    と言いたくなるとこありますよね。
    真剣に対処すれば防げると思いますね。

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