MotoGP

スミス代役ロウズ決定、なぜ中須賀ではダメなのか?:2016シルバーストンGP

『スミス代役にロウズ:命綱なしで飛び込み』

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★ヤマハテック3チームが負傷したブラッドリー・スミスの代役として、アレックス・ロウズ(※サム・ロウズと双子。SBKにヤマハ機で参戦中)を今週末のシルヴァーストーンGPに参戦させる。
なお、ロウズ選手はミザノGP(9/9〜11)にも代役参戦する。

★スミス選手は8月25日、オッシャースレーベン8時間耐久レースのフリープラクティス中にスリップ転倒し、右膝を痛めた。

★ロウズ選手(25才)はスミス選手と同様にイギリス出身。
8月22日(月)のブルノテストでヤマハM1機に試乗し、15周回したのみ。最後は転倒もしている。ほとんど準備なしでモトGPに参戦するのは、命綱なしでジャンプするようなものだろう。

★ブルノテストでは首位ホルヘ・ロレンソが1分55秒394。6位ブラッドリー・スミスが1分56秒619(+1.225)。12位アレックス・ロウズは1分59秒558(+4.164)を記録し、まぁまぁの走りを見せていた。

★ロウズ選手が慣れ親しんでいるSBK機が230馬力なのに対し、モトGP機は270馬力。また、モトGP機の方が軽量である。
またロウズ選手は、カーボン製ディスクブレーキやミシュランタイヤにも慣れていない(※SBKはピレッリ)。

★ただ、ロウズ選手にとってシルヴァーストーン・サーキットはホームであり、BSB(ブリティッシュ・スーパーバイク)での優勝経験もある。

★ロウズ選手の代役参戦は今年の鈴鹿8耐優勝のご褒美とも言えるだろうが、それならば、同耐久レースでチームメイトだったカツユキ・ナカスガにも同じことが言える。
そのうえ、ナカスガ選手は2012年にベン・スピーズ代役としてヴァレンシアGPに参戦し、2位を獲得しているのだから、より適しているだろう。

★しかし、ロウズ選手はイギリス人であり、今回はシルヴァーストーン戦なのだ。しかもテック3チームのメインスポンサーは、ロウズ選手の個人スポンサーでもある。

(2016年08月29日『Corsedimoto.com』記事参照)


アレックス・ロウズ選手のブルノテストの様子は、下記のメルマガでどうぞ。

【ブルノテストまとめ】[2016年08月30日 Vol. 106
●アレックス・ロウズ:ヤマハM1機に挑戦、スミス代役は中須賀?ロウズ?

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POSTED COMMENT

  1. maxtu より:

    GP参戦が決まったサムより先にまさかのデビューですね。ワークス所属って何かと有利なワケだ。

    本当ならM1に慣れた中須賀の方が良いだろうけどスポンサー絡みなんだろうねぇ。こればかりは昔も今も仕方ないか。
    YAMAHAとしても8耐祝儀みたいな感じで成績は度外視なんだろうな。

    最近元SBK組が活躍してるので楽しみですね。

  2. 666RR より:

    SBK機って230馬力もあるのか…。恐ろしい。

    • 廃道愛好家 より:

      230頭の馬で引く馬車に乗ってるのか・・・凄いな
      競馬に置き換えると1レースに馬4000頭弱がエントリーしてる
      うーん
      ニンジン何本欲しいんだろ

  3. happyone より:

    政治的判断だろうけど
    イギリスのGPファンには嬉しいことですね

  4. 中須賀は茂木参戦だから、いいんじゃないの?

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