『スミス代役にロウズ:命綱なしで飛び込み』
★ヤマハテック3チームが負傷したブラッドリー・スミスの代役として、アレックス・ロウズ(※サム・ロウズと双子。SBKにヤマハ機で参戦中)を今週末のシルヴァーストーンGPに参戦させる。
なお、ロウズ選手はミザノGP(9/9〜11)にも代役参戦する。
★スミス選手は8月25日、オッシャースレーベン8時間耐久レースのフリープラクティス中にスリップ転倒し、右膝を痛めた。
★ロウズ選手(25才)はスミス選手と同様にイギリス出身。
8月22日(月)のブルノテストでヤマハM1機に試乗し、15周回したのみ。最後は転倒もしている。ほとんど準備なしでモトGPに参戦するのは、命綱なしでジャンプするようなものだろう。
★ブルノテストでは首位ホルヘ・ロレンソが1分55秒394。6位ブラッドリー・スミスが1分56秒619(+1.225)。12位アレックス・ロウズは1分59秒558(+4.164)を記録し、まぁまぁの走りを見せていた。
★ロウズ選手が慣れ親しんでいるSBK機が230馬力なのに対し、モトGP機は270馬力。また、モトGP機の方が軽量である。
またロウズ選手は、カーボン製ディスクブレーキやミシュランタイヤにも慣れていない(※SBKはピレッリ)。
★ただ、ロウズ選手にとってシルヴァーストーン・サーキットはホームであり、BSB(ブリティッシュ・スーパーバイク)での優勝経験もある。
★ロウズ選手の代役参戦は今年の鈴鹿8耐優勝のご褒美とも言えるだろうが、それならば、同耐久レースでチームメイトだったカツユキ・ナカスガにも同じことが言える。
そのうえ、ナカスガ選手は2012年にベン・スピーズ代役としてヴァレンシアGPに参戦し、2位を獲得しているのだから、より適しているだろう。
★しかし、ロウズ選手はイギリス人であり、今回はシルヴァーストーン戦なのだ。しかもテック3チームのメインスポンサーは、ロウズ選手の個人スポンサーでもある。
(2016年08月29日『Corsedimoto.com』記事参照)
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【ブルノテストまとめ】[2016年08月30日 Vol. 106]
●アレックス・ロウズ:ヤマハM1機に挑戦、スミス代役は中須賀?ロウズ?
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GP参戦が決まったサムより先にまさかのデビューですね。ワークス所属って何かと有利なワケだ。
本当ならM1に慣れた中須賀の方が良いだろうけどスポンサー絡みなんだろうねぇ。こればかりは昔も今も仕方ないか。
YAMAHAとしても8耐祝儀みたいな感じで成績は度外視なんだろうな。
最近元SBK組が活躍してるので楽しみですね。
SBK機って230馬力もあるのか…。恐ろしい。
230頭の馬で引く馬車に乗ってるのか・・・凄いな
競馬に置き換えると1レースに馬4000頭弱がエントリーしてる
うーん
ニンジン何本欲しいんだろ
政治的判断だろうけど
イギリスのGPファンには嬉しいことですね
中須賀は茂木参戦だから、いいんじゃないの?