ロッシ『希望の光を消さないよう…最後まで諦めない』2016シルバーストンGP

『ロッシ：2015年の敗北以降、立ち直るのは大変だった』

★9月1日（木）、シルヴァーストーンGP会見でヴァレンティーノ・ロッシが次のように話した。

【昨シーズン末の一件について語っていたが…】
「もっと広範囲に渡った話だったんですけどね。とにかく、去年みたいなシーズンを100％乗り越えるのは大変だって言いたかったんですよ。精神的にも肉体的にも物凄い努力でしたから。1年中、プレッシャーにさらされて、最終戦まで総合首位に立って、ああ言う風に負けてしまったんですから。しかも、それが不当な負けだったんだから、けっこうキツいでしょう。翌シーズンに向かって切り替えていくにはちょっと時間もかかるし、開幕戦までに調整していくにも時間は限られてるわけだし。ここまでの道のりを思い返すと、立ち直るにはちょっと時間がかかってましたねぇ。ちょっと難しくって…今年の自分のスピードをフル活用できなかったと言うのもありました。多分、去年よりもスピードは上なんですけどね。ミスもしたし、選択ミスもあったし…それで今は後の方にいるわけで。ムジェッロでは不運もあったし。エンジン故障なんて普通はないですからね。でも、去年みたいなシーズンを経て、あんな酷い負け方をしてしまったって言うのはキツいですよ。ただ、一番重要なのはスピードはあるって点なんですよね。そして、他の要素もあり…これらをどうにかして上手く調整したなら…。残り7戦、これまでやってきたように強い走りをすることが…表彰台に上がって、優勝を狙っていくことが重要になってくるでしょう。タイトル争いはほぼ決まりかけてるが、まだまだ楽しめるでしょうね。」

【タイトル争いはほぼ決まりかけていると言うなら…プレッシャーは減る？】
「去年に比べたらストレスはかなり少ないが、ただ、本当に決まるまでは諦めませんよ。言うまでもないことだとは思うけど。でなければ、こんな所まで来ませんからね。希望の光って言うのは常にあるもので。ただ、去年は毎レース、総合首位の立場で挑んでいかなければならなくて…サーキットによっては攻めに出ない方がいいと…守りに入った方がいいと思ったりしてました。そっちの方がちょっと簡単ですよね。」

【では、理屈では現在はひたすら攻めるのみ？】
「まぁ…単純にそうも言えないものでね。またミスったら、それこそ本当に終わってしまうから。小さな希望の光を消さないようにして、あちこちでイカれた走りをする必要はないんだし、FPで上手く作業を進めて、レースで何ができるかを見極め、ちょっとはリスクが取れそうな日なのかどうか…例えば、去年のここのレースようにね。それとも、用心していた方がいいのかどうか…」

【新しいタイヤは選手らにとって少しストレスになっている？】
「ええ、心理的なストレスが大きいです。ブリヂストンとは別ものだから…ブリヂストンの方がもっと『数学的』だったんでね。どう言う感じになるのか…それに長所も短所も分かってたし。何がどうなっていくのか正確に把握できたんですよ。一方、ミシュランはバリエーションに富んでますね。天候やコースコンディションにによって左右されやすいです。ただ、体力的にはミシュランの方が楽ですけど。」

（2016年09月01日『Moto.it』記事参照）

---

今回もタイヤ選びで大いに迷うんでしょうかねぇ…
ちなみに、ブルノ前戦ではこんな風にタイヤを決めてました。
詳しくは、こちらのメルマガで。

【ブルノGPまとめ ヤマハ】［2016年08月24日 Vol. 104］
●ロッシ大いに迷う：いかにして必勝タイヤを選んだのか？
●ヴァレンティーノ・ロッシは決して諦めない

『note』なら『Vol. 104』だけとか『Vol. 105』だけとか、いつでも1回分100円（外税）で読めます。プリペイドカードも利用できます。

[amazonjs asin=”B013FSP3IC” locale=”JP” title=”【毎日スッキリ快適サポート】クランベリー・ペポカボチャ種子・バナチン配合＜希望光1箱（120粒）＞自然由来の厳選成分で男性、女性のお悩みにアプローチ！”]