『フェナーティ:図太くなった、ヴィニャーレスを応援する』
★ロマーノ・フェナーティは2016年オーストリアGP中、所属していた『Sky-VR46』チームより緊急解雇された。なお当時、フェナーティ選手はモト3クラス総合2位に就いていた。
★フェナーティ選手は2017年、ジャンカルロ・チェッキーニ氏率いる『Ongetta-Rivacold』チームよりモト3参戦する。
なお、同チームのテクニカルディレクターはチェッキーニ氏の息子ミルコ氏が務める。
★ジャンカルロ・チェッキーニ氏は1964年にロードレース世界選手権で働き始め、レンツォ・パゾリーニやマイク・ヘイルウッド等の有名ライダーとも組んできた。
★フェナーティ選手が『Corriere dello Sport』のインタビューで、次のように語った。
「こんなことを言って恐縮ですが、(ジャンカルロ・チェッキーニは)チームの大黒柱ですよ。話している時は耳を傾けなければ。お祖父ちゃんの言うことは、いつだって正しいから(冗)。
厳しい時期を過ごしてきて、またマシンに乗れるのは良いもんですね。ああ言う経験をポジティブなものに変えることができました。自分のためになるようなものにね。時には色々なことがあるわけで…多分、そう言う運命だからなんでしょう。でも、捨てる神あれば、拾う神あり…ですよ。以前のチームとは…『VR46- Sky』チームとは、もうなんの交流もありません。でも、あの後、ミーニョ(元チームメイト)やピエトロ・カプラーラ氏(元チーフメカニック)とは会いましたけどね。
僕はずっと、一番大切なのは敬意の気持ちだと思ってきました。敵となってしまった人達に対してもね。(チーム解雇の頃は)辛い状況だったけど、もう終わりです。もう、振り返るのはやめましょう。」
【チャンピオンシップの方は?】
「以前より図太くなったって言えるでしょうね。」
【2017年のモト3タイトル争いは?】
「今年は、イタリア人同士の戦いになるでしょう。エネア・バスティアニーニがけっこう強そうだから。かなり成長してきてるし、最高チームに移籍したのだし(※エストレージャ・ガリシア)。それから、(ファビオ)ディ・ジャンナントニオは急成長中でしょ。もちろん、ニッコロー・ブレガのことも忘れちゃいけない。勝つ気満々で来るでしょう。そして、(ニッコロー)アントネッリもアジョチームに移ったし。おそらく、チャンピオンシップ最強チームなんじゃないんですか。」
【モトGPクラスの方は?】
「今年はマーヴェリック・ヴィニャーレスを応援するつもりです。かなり強いと思うんですよね。ヤマハ機のことも早々に乗りこなしていたし。2017年のサプライズになるかもしれないでしょう。
ヴァレンティーノ(ロッシ)は彼がチームメイトになったことでかなり励みになるだろうから、チャンピオン候補から外せませんね。彼も勝負に加わってくるでしょう。」
(2017年01月12日『Gpone』記事参照)
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