『ダッリーニャ：ドヴィをストーナーと比較するのは冒涜ではない』
★10月15日（日）、茂木GP決勝戦でアンドレア・ドヴィツィオーゾ（ドゥカティファクトリー）が、最終コーナーでマルク・マルケス（ホンダファクトリー）を敗り、今季5勝目を決めた。
★ドヴィツィオーゾ選手は、総合首位マルク・マルケスと11ポイント差となった。
★ジジ・ダッリーニャ氏（ドゥカティ・ゼネラルディレクター）のコメント。
「今のところ、今回は今シーズンでも最も重要な勝利ですね。残り3戦と言うところで獲得した勝利なのですから。タイトル争いにとってポイント1点1点が鍵になってくる時期でしょ。」
【ドヴィ選手は最終ラップ第11コーナーで勝負に出た…】
「私は生まれながらに楽観的な方なんで、信じていましたよ。私が見るかぎり、ドヴィは直線コースではベストな走行ラインは取っていなかったようだったんで、第11コーナーで攻めに出るだろうと思ってましたよ。実際、そうなりましたね。」
【ドヴィ選手の偉業は、ドゥカティ時代のケーシー・ストーナーに匹敵する？】
「ドヴィをストーナーと比較することが冒涜になるとは思いませんね。今のところ、実に絶好調と言えるのだし、素晴らしい武勲を上げているのだから。マシンを走らせてる際には賢明さを見せつけ、必要とあらばいつでも『あざとさ』も引き出してくるのだから。」
【今季5勝目となり、いよいよ日本メーカーに対抗できるのでは？】
「私としては、うちのスタッフらに『我々は他より劣っているのだから、やるべき作業はどっさりある』と思っていて欲しいんですよ。その方が助けになりますから。まぁ、それはともかく、うちは各サーキットで各選手が良いレースをしているとは言えますね。だからと言って、ライバル陣と肩を並べたと言えるかどうか。ただ、勝負するために来ているのだから、大変うれしく思ってますよ。」
【今回はホンダのホームで勝ったのだから喜びもひとしお？】
「日本メーカーのホームで勝つって言うのは、いつだって味わい深いものですよ。125ccと250ccクラスのうちの選手が日本で勝った際のピストンを、今でも大切に取ってあるんです。そんなことは日本戦の時しかしてませんね。ここはホンダのホームだから。ここでは本当に躍起になってくるわけでしょ。だから、ここで勝利すると言うことは実に驚異的なことなんですよ。」
【ロレンソ選手は6位だったが…】
「ホルヘのレースは、ザルコとの接触が決定的なものになってしまいました。あの接触でコースアウトし、ホルヘは支離滅裂になってしまったんです。若干失速し、タイヤも冷えてしまった。タイヤを再び使えるレンジにまで持っていくのに手間取ってしまったんですよ。ただ、レース終盤は良かったでしょ。ヴィニャーレスやザルコを抜き、コンストラクターズ部門でヤマハ空ポイントを奪取できたのだから。」
（2017年10月15日『Motorsport.com』記事参照）
（2017年10月15日『Gpone』記事参照）
いまやマルケスキラーになりつつあるドヴィツィオーゾ選手。
もてぎ最終ラップの第11コーナーなんて魔法みたいだったそうですよ！
詳しくはこちらでどうぞ。
【2017 茂木GPまとめ】［2017年10月19日 発行 Vol. 161］
●ドヴィツィオーゾ冷静沈着、マルケスキラーになれるか？
・マルケスのミスなしには勝てなかった
・驚異の第11コーナー、ペトルッチ理解不能「ドヴィにはデカいタマが…」
・いまやマルケスキラー？
・タイトルは取れたら驚異、取れなくても良いシーズン
他
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