MotoGP

ヤマハにザルコの居場所はない!:テック3

『ポンシャラル説明:KTM移籍の理由、ザルコにラブコール!』

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★エルヴェー・ポンシャラル氏(テック3マネージャー)が初めて、2019年に向けての新たなチャレンジについて語った。
つまり、ヤマハ離脱の理由、今後のテック3について、そして、ヨハン・ザルコについて語ったのだ。

★ポンシャラル氏のコメント。

【ヤマハ離脱の理由は?】
「※前の記事にどうぞ

【どのメーカーへ移籍するの?具体的な条件は?】
「※前の記事にどうぞ

【今後、ザルコ選手はどうなるの?】
「私は2017年からずっと言ってたんですが…2018年にヨハンがファクトリーのシートを獲得できないとしたら、それはこの業界において何かが間違ってるからだってね。
ファクトリーシートに相応しいのは明白だし、モトGPのタイトル争いに加われるレベルになるべきなんですよ。
当然のことながら、ヤマハでは無理でしょう。実のところ、ヤマハだってそう言う夢を見てたと思うんですけどねぇ。マーヴェリック(ヴィニャーレス)がどこかに移籍するとか、ヴァレンティーノ(ロッシ)が引退したら…ってね。
しかし、マーヴェリックは既に契約してしまったし、ヴァレンティーノが続けることも半分おおやけみたいなものでしょ。
ヤマハファクトリーにヨハンの居場所はないんですよ。
(ザルコは)すべての選択肢を検討している最中だし、うちの移籍先がどこかも知っています。うちの新たな挑戦に大喜びしてるとも思えるんですがねぇ。
我々は非常に良好な関係だし、ガイ・クーロン(※ザルコ選手のチーフメカニック)やアレックス(※ザルコ選手のデータ担当)の存在は甚だしく重要でしょう。
この2人と、そして、もちろん、ヨハンのメカニック陣も卓越してますから。良いマシンを持つには、当然、良いライダーであることが必要だが、ただ、チームが然るべき調整をし、安全や技術サポート、人的サポートを提供するわけだから…信頼し合える関係と言うのは本当に重要なんですよ。
現在、ヨハンとローラン・フェロン氏(※ザルコ選手のマネージャー)が、すべての選択肢を検討している最中で…うちのチームに来てもらうなんてのは夢かもしれないが、不可能ではないと思うんです。
まぁ、決めるのは彼らですけどね。
可能性はけっこうあるのか、それとも、本当にかなりあるのかは分からないが、それらしきものはありますから。私は実現することを夢見てるんですよ。
まぁ、決定は彼に任せますけどね。私が最後にしようとしていることは、もしかしたら後悔させてしまうようなことを後押ししてるのかもしれないんで。
オファー全てを吟味し、最終的に決定するのは彼の義務ですから。」

( 完 )

(2018年03月04日『Corse di moto』記事参照)


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POSTED COMMENT

  1. へも より:

    うわさどおりKTMなんですね。スズキやアプリリアにここまでできないもんな。19年以降はザルコもKTMファクトリーにいくんだろうね。そうなるとポル&スミスもそうだったから既にテック3はKTMのジュニアチーム状態だったってことだよねww 

  2. 87 garage より:

    乗り換えが上手くいけばいいね。

    なかなかの冒険になる。

    チームはよしとしても、ライダーは…

    ザルコの決断みてみたい。

  3. kicker より:

    F1におけるカート→ジュニアフォーミュラ→F3→F2→トロロッソ→レッドブルのシステムにもっていくんですね。
    実際4輪では若手にチャンスを与えてますからね。

    モータースポーツにとっては素晴らしいことですし
    テック3が長くMotoGP界で活躍することを祈っています。

  4. maxtu より:

    将来的な展望、資金的にもKTMで間違いないでしょうね。
    サテライトで実績、定評のあるテック3とのコラボは魅力的だけど、ひとつ引っかかるのはKTMってHONDAのRCを手本に開発してなかった?

    テック3のエンジニア、ザルコがそのまま移籍するとしてもYAMAHAからの乗換え、開発とも未知数の材料が多くてギャンブルに近い気がする

    ザルコがその点もどう考えているか?
    あとYAMAHAは技術漏洩を危惧しないのかな

  5. 山下 より:

    来年はレッドブルKTMとモンスターエナジーKTMになるということか。

  6. ヤマハ より:

    ホンダ3台でザルコどうでしょう?

  7. 111 より:

    ポンシャラルファンが多いのだろうけど、私は今回の彼のやり方は気に入らないな。

    ザルコにファクトリーマシンを提供できないのは、ヤマハの資金的な問題だろ。
    どうしようもないじゃん。ホンダやドカを引き合いにだしてもね。

    まだ大した実績もあげてもいないルーキーにビニャやロッシをどっかにやれとかね。
    おかしいだろ!

    スミスとポルがテック3を逃げだしのを想い出す。
    ポルがぼやいていたよな。まともなメカニックもいないとか。
    あれから非難を受けてかメカニックを雇ったんだろ。
    そんなに大したチームなのか?

    • TKM より:

      >まだ大した実績もあげてもいないルーキーにビニャやロッシをどっかにやれとかね。
      これね。
      やたら騒ぐけど、ファクトリー選手二人と違って前期は一勝もあげてないし。
      ここのところ好調といってもファクトリーにフィードバックできてないからジュニアチームとしての価値も疑問。

      そも、2016年に表彰台も獲ってないあたりでもまさに「そんなに大したチームなのか?」って感じ・・・。

      なんにしても、ヤマハにもTech3にも良い結果になるといいねと・・・。

    • とあるリッターのSS乗り より:

      最高峰クラス初年度で表彰台が複数回ある時点で、十分な実績かと思いますが。
      近年そんなライダーはほとんどいないのでは?(マルケスは別格として)
      もちろん、ビニャとロッシを追い落とすほどの実績ではないでしょうが。

      > どうしようもないじゃん。ホンダやドカを引き合いにだしてもね。

      だからこそ、ファクトリーマシンを供給を「できないヤマハ」から「できるKTM」に乗り換えたんでしょ。
      ホンダはともかく、会社の規模ではドゥカやKTMよりはるかに大きいのですから、本気で勝ちたいのなら3台体制も良いかと思うんですけどね。
      (もちろん、社内でスポーツバイク部門の比重が段違いでしょうけど)

      現時点ではKTMのマシン戦闘力はまだまだ。
      ザルコには戦闘力のあるマシンに乗って欲しいですね。

  8. maxtu より:

    ポンシャラルのコメントは単なるブラフでザルコをYAMAHAから引き離すための駆け引きでしょ

    誰がみたって今のKTMじゃYAMAHAの型落ちより戦闘力は劣るんだし、所詮moto参戦1年の経験しかないチーム

    そんなチームからすればテック3やLCRの実績と経験値のあるサテライトと組むのは有益でしょ
    プラマックやマークならこれ程騒がれてないよ
    今回の話しはそこがキモかと

    これがHONDAとLCRならこんな隙は見せなかったんだろうな

  9. moc より:

    このインタビューでは言っていないけど、前のインタビューでポンちゃんが言ってた、VR46がMOTOGP参戦したら切られるのはうちだ、ってのもヤマハから離れた理由として結構大きいのではないだろうか。
    だとしたら、ヤマハのサテライト探しも結構難航したりして。

    にしても、ザルコはどうすんのかなぁ。昨年に続いてややこしい状況には陥っているような。

  10. 元山 より:

    もう昔のヤマハではないということ。

    実力以上に政治的なものか、もしくは市場への影響力か、のどちらかだろう。

    しかし、今の二輪市場はインドや東南アジアでMotoGPの影響はどこまであるのかは、
    我々日本の一般人には情報が入ってこない。

    それと、テック3はフランスが本拠地だから、ヤマハモーターフランスの影響が大きかったはず。
    しかし、ヤマハモーターフランスの社長であり、パリダカールのライダーでもあった
    ジャン・クロード オリビエ氏は、2013年に交通事故で亡くなっているから、
    ヤマハの役員も恐くない。彼が生きていたら、ザルコは今年モヴィスターと同じマシンに
    乗れていたはず。オリビエ氏はともかく熱くておっかない人で評判だったから。

    それと同時に、もうヤマハには、オリビエ氏のような熱い社員やマネージャーがいないんだよ。
    巨大ネット掲示板を見ても、政治色が多い職場の不満ばかり。

    モヴィスターはスペインのチームなのでヴィニャーレスは外せない。
    ロッシの引退もまだ。
    そうなると、モヴィスターにメリットがないと、モヴィスターでザルコは乗れない。

    フランス人悲願のMotoGPチャンピオンは、まだまだ先となりそうだ。

  11. 半世紀 より:

    企業は成長すべきものです。先達の成功や失敗を糧として社会的責任を担いながら株主や消費者にサティスファクションを提供するために!
    安価で品質バラツキの多い機械部品の集合作品であったGP500時代には各社共に台数を増やした競い合いでしたね!
    そこから移行したMotoGPは様々なデバイスを組み込み、それらを制御するプログラミング技術と製造技術の向上によるバラツキの無い高精度部品の集合作品に昇華しました。
    数打ちゃ当たるではなく研ぎ澄ましたマシンに優れた感覚と表現力を有するライダーのパッケージで戦う技術集団だと思っています。
    昨今の迷走はタイヤとECUの退化(H&Yにとっては)への対応(正常進化とは異なる)に苦慮しているのではないかと思っています。

    • Montagnya より:

      > 昨今の迷走はタイヤとECUの退化(H&Yにとっては)への対応(正常進化とは異なる)に苦慮しているのではないかと思っています

      そう思います
      2016、17年と数字を見ても、決して進化しているとは思えませんね
      進化していないから、仮に正常に進化していたなら力が少し足りない者までもが、上位争い出来ているのでは?とさえ感じます

      • 半世紀 より:

        ミズノのスポーツシューズと全身の神経と骨格、筋肉を磨きあげたアスリートだったのに突然、わらじと猿の脳ミソに代えられたら往生しますよね!
        ライダーにしても3年前に体感済みの領域に踏み入れると破綻してしまうというのはとてもやりにくい状況でしょうね!
        ライディングのどの部分を手加減すれば良いのかを模索するのですから
        3年前を知らない先入観の無い若手の方がアプローチがしやすいのかも?
        ソノートの影響力?とかは関係なく2004年以来、二台体制が身の丈という判断で実直な開発をコツコツと継続してますね!

    • 87 garage より:

      シフトしているライダーもいるので それは関係ないですな!

      決められたルールでやるのは どのスポーツも一緒。

      ヤマハは、そこに金をかけずにリクエストの違う二人のライダーに金をかける←これが、何にも捕らわれない事実。

      ならば選択権あるのは、エルベやヨハンです。

      ヤマハは開発に成功するか失敗するか…

      ライダーのせいにする気はないみたいですね。

      あとはヨハン手放してバレの後継者がいるのか?
      じゃないですかね…

      私は 単に「もったいない」です。

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