『ペルナット:アゴスティーニがマルケスに呪いをかけだす』
★先のアラゴン戦ではマルク・マルケス(ホンダファクトリー)がアンドレア・ドヴィツィオーゾを抑え、同トラックでの3連勝を決めた。
★今回、スズキはイアンノーネ3位/リンス4位と好調だったが、ヤマハは相変わらずの苦戦ぶりでロッシ8位/ヴィニャーレス10位で終わった。
★伊モトGP業界ご意見番カルロ・ペルナット氏(カピロッシ、故シモンチェッリのマネージャーを経て、現在はイアンノーネ担当)が、アラゴン戦について次のように語った。
「アラゴン勝利はマルケスにとって、とてつもなく大きな意味になったね。甘んじることだってできたのに、真のマルク・マルケスは決して会計士モードに入らないんだってところを知らしめてたじゃないかい。今年のタイトルを取り損なうなんてことは、もうあり得ないでしょ。小惑星でも落下してきて、マルケスに命中しない限りはねぇ。
アゴスティーニ(ジャコモ、計15回タイトル獲得チャンピオン)にとっては、いよいよ呪いのかけ時なんじゃないのかい…次のタイトルで、マルケスは24才にして7回目ってことになるんだから。
ドヴィの方は堂々たる敗北ってとこだね。最後の最後までマルケスを攻め続け、偉大なチャンピオンライダーってところを見せつけたんだから。これまでのキャリアで、一度もやったことのないことをやってますよ。
あと、ホルヘ・ロレンソはアドレナリンが出すぎてしまってたようだね。あんなスタートをすべきじゃないし、アクセルだって開くべきじゃない…あれじゃあ、転倒してしまうでしょ。実際、転倒してたし。
イアンノーネはガツンと来てたね。大進歩したところを見せてましたよ。マルケスやドヴィのペースに喰いつき、最終的には表彰台を獲得したわけだ。
リンスの4位も忘れちゃいけない。まぁ、問題は、今回のリザルトはスズキにとっては毒団子みたいなもんだってことでね。これで来年は優遇措置を受けられなくなってしまったんだから。
ヤマハについては何だかんだと言われてきたが、結局、エンジンを間違えたってことでしょ。
去年のスズキに通じる点がいくつかあると思うんですよ。諸々のせいで電制システムとフレームが大変なことになってしまってね。
ここアラゴンで行われたテストで再確認できたわけでしょ。
ロッシは残念だろうね。まだ総合3位を死守して、強い走りだって見せてるのに。
現段階で、私なら誰に『SOS』を出すかって?
まぁ、誰もいないだろうねぇ。
最後はレースディレクションについてなんだが…ちょっと気に入らない点があってね。
あの、モト3でのペナルティ三昧ですよ。
ウォームアップ前にあの手の決定をしたら、映像で確認することだってできやしない…つまり、選手らは大変な状態になってしまうわけだ。世界選手権が誤った方向に行ってしまう危険だってあるだろうに。
解決策は簡単ですよ…FPセッションでのタイムを採用すれば良いんです。
予選では、まずFP総合の上位15名が走って順位を決め、次に残りの選手らに走らせれば、グリッド順位すべてが決定するでしょう。」
(2018年09月24日『Gpone』記事参照)
ヤマハに足りないのは、ジジ・ダッリーニャがドゥカティで行ったようなこと…と言う意見が出ております。
ロッシ選手も、ちょっとそう思ってるんみたいですねぇ…。
詳しくは、こちらでどうぞ。
【2018ミザノGPまとめ その2 ヤマハ&フェナーティ事件】[ 2018年9月19日 発行 Vol. 204 ]
●ヴァレンティーノ・ロッシ
・好調だったFP4と同じマシンだったのに…
・こんな状態だと分かっていたら契約更改しなかった?
・ヤマハが何を考えているのか良く分からない
・ヤマハにはダッリーニャが必要
・電制システム新部門を設置
他
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ホルヘのスタートに関しては、このおっちゃんと同意かな…
ロッシ8位のビニャーレス10位じゃなかったっけ?
あとマルケスは25歳だと思う
おっ、有難うございますネ!
順位は私のミスですんで、早速、直しておきました。
年齢の方は…
まぁ、70歳の方が、若者の年齢を言ってるってことで…多少の誤差が生じてるようなんで………
ポイント計算した結果、リスクを負っても大丈夫と判断した行動。
完全なる会計士モードだと思うが。