『クアルタラロー:糞ったれなレースだった…』
★8月9日(日)、チェコGP決勝でファビオ・クアルタラロー(ヤマハ・ペトロナスSRT)が7位だった。
★開幕から2連勝で、今回は9ポイント獲得し、総合首位は固持した。
★クアルタラロー選手のコメント。
「今日は、ちょっと糞ったれな感じでした(うっすら笑い)。本当に厳しいレースでした。モトGP昇格以来、一番厄介なレースで…今日は路面の陥没のせいでモトクロスのラウンドみたいだったんですよね。
とにかく、タイヤがあんなにタレてしまうなんて予想外で、FP4ではレースペース面で前進できていたんで、少なくとも表彰台争いは絶対に出来るだろうって思ってたんです。」
【マシンに問題があったの?】
「自分のスタイルで操縦が出来なかったんです…リアタイヤにけっこう問題が出てしまって。終盤ラップで僕より1秒以上速い選手らも居たなんて普通じゃないですよ。
ただ、今日はトップクラスのライダーもけっこう苦戦してたじゃないですか…ヴィニャーレスとか、ドヴィツィオーゾやミラーとか。」
【KTM機のブラッド・ビンダーは走り心地が良さそうだったが…】
「KTMはミシュランタイヤでのテストをかなりやっていて…ペドロサが何回ぐらいやってるかは分からないけど、とにかく、けっこうやってるんですよ。
だから、そう言うデータが豊富にあって、最適な状態で作業ができ、より的確なタイヤを選ぶことができるんです。あと、オーストリアでも何度もテストをやっていたから、次の2戦でも強いかもしれませんね。
ブラッドはもの凄いレースをしてましたよね。速いところを見せてたし、あと、ファクトリーに入ってもおかしくないライダーだってところを証明したわけでしょ。ルーキーなのに、今日はモトGP10年選手って感じだったじゃないですか。素晴らしかったですよ。」
【ヘレス戦では首位独走で多くを学んだようだが、今回の防衛戦からは何か学べた?】
「けっこうデータを収集できたんで、エンジニアと一緒に検討できますよ。今週末はミスをしまくっていたのは確かなんで、データを見ながら諸々をどう調整すべきかについて作業していきます。
レースの間ずっと限界ギリギリで、フランコやブラッドの強い走りを眺めてたら色々と疑問が浮かんで来てしまって。その後、ヴァレンティーノとオリヴェイラに抜かれ…なんの抵抗もできなかったんですよ。
焦らずに走り続けるのは難しかったですね。」
【クアルタラロー選手がこれほど苦戦していた一方で、チームメイトのフランコ・モルビデッリがモトGP初表彰台を獲得していたが…】
「去年、フランコは僕よりタイヤ消耗が酷かったんですが、今週末はFP1からずっと上手くいっていて、優勝争いができそうな感じがしてました。
僕ら、ライディングスタイルはけっこう似てるんですが、でも、僕のタイヤはけっこう早くからタレてしまって…原因が本当に分からないんですよね。」
Quartararo: "Ho fatto troppi errori, la gara di oggi è stata una merda": "E' stata la giornata peggiore e la più complicata da quando sono in MotoGP. Oggi Brno sembrava una pista di motocross. La KTM ha fatto tanti test, qui ed in Austria ma Binder ha… https://t.co/jYXAA6HjWa pic.twitter.com/pWGtNqIhWl
— gpone.com (@gponedotcom) August 9, 2020
(参照サイト google 翻訳:『Gpone』)
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やはり、タイヤのアタリ・ハズレが大きいんでしょうかね?
今回、全く良いトコ無しだったビニャーレスのコメントも見たい所です。
ファビオは今回特に後半が厳しい感じでしたね。まぁそこは経験でなんとか出来るでしょうけどフランキーもそうですがインディペンデントがファクトリーの前を走る事が多くなりましたね、特にヤマハは……いいのか悪いのか……。
御弟子さんとファビオのライディングスタイルが似てる?意外で興味深いコメントです。
ここ2年のロッシ、モルビデリから始まり、ヤマハに順繰り回ってくるタイヤ問題…何かあるんだろうなぁ…きっと。
タイヤの製造工程は不詳ですが同じ製造ロットから提供されているのでしょうね?
ラップタイム的にはBS時代よりも向上しているようですが、バラツキを疑うコメントはミシュランになってから後をたたない様に感じます。
グリップ性能と耐久性で、工程能力が無いとしたらそれはもはやワンメイクとは呼べないでしょうね。
欧州の商権都合上、叶わない事でしょうがBSリバイバルを願うばかりです。
タイヤは渡す側も、受け取る側も選べないようになっているという記事を見て、そうなんだと思ったことが有りますが?
渡されるタイヤの文章に不足が有りました。
例えばハードタイヤの中のこれはヤマハに渡すとかする事が出来ないとなっている。
タイヤの山の中から適当にもらうみたいの記事だった。
タイヤの品質のバラツキは、現代の品質管理ではほとんど出ないと思っていましたが、少量生産では発生しうるのでしょうか。
もしバラツキがあると、今のGPマシンにとっては、かつてよりも、大きな影響がありそうですね。
一方、クアルタラローさんの言う「KTMは的確なタイヤを選ぶことができる」は、ソフト、ミディアム、ハードそれぞれに合わせたセッティングを含めていますよね。
今回は、こちらの影響が大きいと思います!
昨年まで「フランキーは僕とライディンスタイルが似ているがビニャとファビオは異なる」と何度もバレが言ってましたが、フランキーは好結果を出しているファビオ寄りの乗り方に変えたんでしょうか・・・
とりあえず、ブリジストンのワンメイクのときには、こういうコメントは誰もしてなかったことだけは事実
ミシュランが劣るとか劣らないとかは別として、ワンメイクとしては機能してないと思う