『クアルタラロー:僕にはミールのような安定感がなかった…』
★11月15日(日)、ヴァレンシアGP決勝戦でファビオ・クアルタラロー(ヤマハ・ペトロナス)が第1ラップで膨らみ、最後尾に落ち、その後、第9ラップで転倒リタイヤとなった。
★総合順位は以下のとおり。
首位ミール(171ポイント、チャンピオン確定)
2位モルビデッリ(142ポイント)
3位アレックス・リンス(138ポイント)
4位ヴィニャーレス(127ポイント)
5位クアルタラロー(125ポイント)
6位ドヴィツィオーゾ(125ポイント)
★クアルタラロー選手は序盤2戦で優勝し、今年のチャンピオン最有力候補と見られていた。
★クアルタラロー選手のコメント。
「複雑な週末でした。ル・マンの時にかなり似た手応えで…諸々の問題が解決できればと頑張ってはみたものの、残念ながらスピード不足とグリップ不足で…。バルセロナではどちらもあったから、優勝できたんですけどねぇ。
本当になんて言っていいものやら…もう言うまでもなくって感じですよね。」
【今日のレースについては…】
「第2コーナーでブレーキをかけるのが遅すぎて、膨らんでしまったんです。その後、転倒して…マーヴェリック(ヴィニャーレス)を巻き込みそうになってしまいました。
今日は良い感触って一切なかったですね。問題はヴァレンシアで2週連続やっていて、何も改善できなかったってことなんですよ。マシンに色々と手を加えてはみたけど、すべて無駄でした。
状況は全然変わらないんです。」
【今日はチームメイトのフランコ・モルビデッリが優勝していたが…】
「フランコは今シーズン、伸びてきていて、いまや一目瞭然って感じじゃないですか。今日はマシンではなく、フランコが大きく差をつけていたんだと思います。
良かったと思いますよ。ただ、自分については残念ですけどね。去年のマシンならもっと優勝争いができていただろうから。」
【結局、ジョアン・ミールがタイトルを獲得したが…】
「今年はジョアンがチャンピオンになって当然ですよ。速かったし、特にコンスタントでしたからね。僕には、それが欠けていたから。
残念ながら、それが大きな差になってしまったんですよ。」
Quartararo, lo sconfitto: “La Yamaha 2020 non è stata la scelta corretta”: “C’è una grande differenza tra la moto di quest’anno e la precedente, nel 2019 quando faticavo non finiva come oggi. Tutto ciò è incomprensibile" https://t.co/A6VB02RQP6 pic.twitter.com/EfU9KfG1o6
— gpone.com (@gponedotcom) November 15, 2020
(参照サイト:『Gpone』)
ヤマハはコロナ隔離でスタッフ減少が大きな痛手になってるって話は、note『ヨーロッパGPまとめ』でどうぞ!
ファビオもマーベリックも、2019年版の方が良かったと言ってる
もっともマーベリックは自分でそれを選んだんだろうけどね
「今年はジョアンがチャンピオンになって当然ですよ。速かったし、特にコンスタントでしたからね。僕には、それが欠けていたから。」
そう、それだね…
残念だけど、敗因はマシンでもタイヤでもなくソレなんだ。
もちろんマシンやタイヤのマッチングが悪いから焦る部分もあっただろうが、やはりコンスタントさを欠いたメンタルが主たる原因だと思う。
大丈夫!
速さはあるんだ、あとは頭を使えば必ずチャンピオンになれる!
頑張れ!
最近、ロッシがマシンに対して愚痴を言うのが多くなってきましたねえ。勝利に対する執念ともとれますが、他のヤマハライダーが勝利しているのでもう少し頑張って欲しいなと思いますね。ヤマハマシンが一貫していない印象もありますが、そこは違いを生むのはライダーなんだというところですかね。かねがねロッシもそう言っていたような気が、、。
なんだかんだで、まだMotoGPクラス参戦2年目ですからねぇ。(ジョアンもですがw)
まだ若いし、これからいくらでもタイトル獲得のチャンスはあると思います。