『ミール:まだまだ試すものがたくさんある』
★3月10日、カタールテスト3日目でジョアン・ミール(スズキファクトリー)が7位だった。
★ミール選手のコメント。
「今日は本当に色々と試さなければならず、新フレームのために全てをまとめあげなければならないんですよ。僕もアレックス(リンス)も、隠し立てなくマシンを開発していこうと頑張っています。
始めた時は、僕ら2人のスタイルはけっこう違ってたんですが、今はかなり似てきてますよ。アレックスの方が僕よりソフトなんで、スズキ機の場合は良いんですよね。」
【今日は7位だったが…】
「上位陣は最強ですよね。僕は伸びていけるマージンがあるのだけど、そこに到達できるかどうかが分からなくって…。
明日は好タイムを出せるぐらいに調整できると思うんですけどね…今日は試すものが多かったから。
色々と試していたせいでゴタゴタはしてたんですが、今日は一歩前進できました。出走する度に、ユーズドタイヤでの戦闘力を上げられていたんで。
ただ、引き離されてはいますよね。ペースがイマイチなんですよ。でも、残りテストの間に伸ばしていけると思います。」
【レースシミュレーションについては?】
「作業がすべて完了したら出来るでしょうね。スズキ機と言うのは1周タイム向きではないじゃないですか…他の面の方が強いわけだから。
速い走りができるとは思っているけど、でも、今のパッケージで1秒削れるとは思ってません。エンジンがそのままなのに、マシンの特性を変えるなんて至難の業だから。特性は2020年のままなんで、細かい箇所に手を入れてるんです…けっこう、たくさんありますしね。
1秒削るのは無理だろうけど、でも、今のパッケージで2020年は一貫性のある走りができてたわけでだから。
パッケージが良いなら、パフォーマンスをどうにかできるでしょう。残りテストで試していきますよ。まだまだ試すものはたくさんあるし、細かい箇所が大きな助けになってくれると思うんですよね。」
【第2コーナーで転倒が多発しているが…】
「どれが正しいラインなのか、いつも見極めづらいんですよね。危険ポイントですよ。ブレーキを握ったままバンクさせる箇所だし、最初の左折コーナーだから。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
モトGPプライベートチームは1シーズン、どのぐらいお金がかかるのか?って話は、note『VR46はモトGP参戦するのか?グレジーニチームはどうなるのか?』でどうぞ!