マルク・マルケス『自分の順位にびっくりした！』2021ポルトガルGP

『マルケス：自分の順位にびっくりした！』

★4月16日（金）、ポルトガルGPでマルク・マルケス（ホンダファクトリー）がFP1で3位、FP2で6位だった。なお、FP総合も6位である。

★マルケス選手はFP1で3位獲得後、SNS上に「初セッション後、とても一言では言い表せないような心境です。とにかく、本当に幸せです」と書き込んだ。

★FP2後のマルケス選手のコメント。

「実のところ、最終ラップはちょっと『イッちゃった』感じでした（笑）。新タイヤだと苦労しているようにも見えてるだろうし…ユーズドの方が走りやすいんですよ。
あの周回の第6〜7コーナーの方向転換では、頭ではこう動こうって思ってるのに身体がついて行けてなかったんです。」

【FPセッションが好調だったから、もう今回の目標を掲げられそう？】
「いや、まだですね。正直なところ、自分がどんな操縦をしているのかまだピンときてないんですよ。なんて言えばいいのか…限界点がまだ掴めないんです。
今日はブラドルのベースセッティンのマシンを使ってたんですが、明日は変更を加えてみます。とにかく、目標は掲げるのはまだですね。
FP1はけっこう良い感じだったけど、FP2は身体の方にちょっと問題が出てたんで。でも、6位だなんてびっくりですよ。タイムアタックでは、ちょっとミスってたんで。
すべては明日の僕の体調次第ですね。今日より大変だってことは覚悟してるんで。」

【精神状態はどんな感じなの？】
「予想していた通りで…FP1開始前はけっこうピリピリしてました。トラックコンディションが大変そうだったし、疑問点が次から次へと出てきてたもんだから。
トラックに出てからはブレーキングがちょっと心配で…コーナーに上手く入って行けないんじゃないかって、ずっと心配してたんですよ…きちんとした目印が分からなかったんで。
今は気持ちも落ち着いてきたって感じですね。スピードがあることは分かったんで。右腕がきちんと保ってくれるかどうかが心配だけど、レース毎に良くなっていくことは確かですから。」

【右腕の方は、どんな状態なの？】
「全体的には大丈夫なんです。骨自体に問題ありません。もし問題があったら、ここに来てないわけでね。
ただ、ちょっと筋肉の方が…右肩を2019年末に手術してるって言うのも関係してるんですよ。去年も神経が完治した状態ではなかったんで…冬の間はちょっと大変だったし、ずっと動かしてなかったってことも良くなくって…。
まぁ、いつものことですが…マシンに乗れない時のジムトレーニングと、マシンでトラックを走ってる時の動きは別物だから。明日、どんな風になってるかですよね。」

【明日、調子が落ちてしまうかもと心配している？】
「今は大丈夫なんですが、ただ、専任の理学療法士から『明日は体調が落ちるだろう』って言われてるんですよ。普通のことなんでしょうね。
予選で苦戦してしまうんじゃないかって、心配してます。今も言ったとおり、新タイヤだと走りにくいんで、FP2でもまず4周回走ってからじゃないとプッシュできなかったし、転倒しそうにもなってたし。
とにかく、目標はまだですね。まず、このまま進めて行って、すべて順調に運んでるって思えるようにならないと。」

【また転倒するかもと心配している？】
「転倒するかもなんて考えて、トラックに出たりはしないものだから。遅かれ早かれ、そう言うことはあるんだし…それは明日かもしれないし、明後日かもしれない。
とにかく、問題はそこじゃないんですよ。右折コーナーで右腕の動きがちょっと鈍ってしまい、フロントを思ったようにプッシュできるほど力が出ないんです。
まぁ、細かい話なんですけどね。」

【マルケス好調に、ライバル陣は驚いていないようだが…】
「僕は驚いてますよ。今日の順位に関しては驚いてます。あと、マシンに乗った時の手応えにも驚いてるし。」

【1回目の出走の直後、メカニック陣にはなんと伝えたの？】
「モトGP機は市販機よりも楽だねって。マシンの乗り心地が良くて、走りやすかったんですよね。ただ、FP2ではちょっと感触が落ちてしまったけど…。」

【技術面で、なにかコメントしてくれる？】
「今後の方向性を決めるため、まずブラドルのベースセッティングを使っていました。もちろん、今後、改善していけるだろうけど、でも、今の優先順位はもっと走り込んで行くことの方です。」

（参照サイト：『Moto.it』）

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