『ロッシ:あと残り1戦…残念に思う反面、嬉しい気持ちもある』
★11月7日、アルガルヴェGP決勝戦でヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ・ペトロナスSRT)が、グリッド16位から13位でゴールした。
https://www.moto.it/MotoGP/motogp-2021-il-gp-di-algarve-a-portimao-valentino-rossi-bagnaia-fa-quello-che-vuole-con-la-moto.html
★ロッシ選手のコメント。
「第一目標はポイント獲得圏内でのゴールだったんで、目標は達成しましたね。けっこうな高速レースで、これまでのセッションと比べたら、終始、好ペースを維持できました。
何回かオーバーテイクも可能だったし。うちの弟にも喰い付いていけたし…僕より速かったんでね。一緒に良いレースができましたよ(※異父弟マリーニは12位)。
最後は抜ける可能性もあって…どうにかして攻めることができたはずなんだけど、レッドフラッグが出てしまってねぇ。僕の方が速い地点もいくつかあったけど、トラック終盤は弟の戦闘力の方がかなり上だったんですよ。
まぁ、最終的には良いウィークエンドになりましたね。」
【現在の心境は?】
「僕の場合、今年は厳しいシーズンでしたね…もう少し強い走りができるんじゃないかって、期待してたんだけど。
引退を決めたのは正しかったですよ…気持ちも落ち着いているし。あと残り1戦、2022年はもう参戦しないんだと残念に思う反面、嬉しい気持ちもあってね…とにかく、長く辛いシーズンだったから。
ヴァレンシアは苦手コースだけど全力を尽くし、このまま集中して、ポイント獲得を目指します。」
【今日のフランチェスコ・バニャイアについては?】
「実に上手かったですね…全体的に見ると、今週末は常に最速だったし。5回連続PPを獲得し、ドゥカティ機は凄まじいし、ペッコ(バニャイア)の乗りっぷりは素晴らしいし。操縦してる姿も見応えがあって、ファーステストを出してる時なんて二輪ファンには堪らないでしょ。もう、すっかり仕上がってますよね。
ミザノ戦で、フロントハードを履いて転倒してたのが残念ねぇ…でなきゃ、いまだタイトル争いは続いていたのに。
ただ、今日はハードにするよう言っておいたら、ミディアムにしてたんですよ…まぁ、それで正しかったわけだけど。
タイヤ選択が上手くいくようなら、来年は向かうところ敵なしって感じでしょうね。」
【安定感のあるリズムはホルヘ・ロレンソを彷彿させる?】
「僕はペッコのことを知り尽くしてますからね…一番凄いのは、マシンに乗って思い通りのことができる才能なんですよ。
物静かで優しげなタイプなのに、ひとたびオートバイに乗ると物凄い度胸だし、技術的にも特殊な操縦をするんですよ。本来のライディングをフル活用してモト2タイトルを取ったわけで…そう言う操縦をしている時は、本当に手強いですね。
ホルヘを彷彿させるかどうかは、なんとも言えないけど…操縦の仕方で言ったら、ホルヘの方がもっとスムーズだったし、ペッコはアグレッシブだから。
とにかく、いつタイトルを取ってもおかしくないライダーだから。まぁ、そう簡単には取れないんだけど。強敵が揃ってますからね…特にクアルタラローですよ。」
【今シーズン、なにか心残りはある?】
「ペッコとドゥカティは、ちょっとあるでしょうね…(ライダー部門の)タイトル獲得の可能性があったんだから。
今年、ペッコにとっての決定的な瞬間は、ムジェッロでミスした時でしょうね。ペッコは転倒し、クアルタラローは優勝してたでしょ。ペッコもあそこから気を取り直すのに、ちょっと時間がかかってたから。
ただ、ヴァレンシア最終戦もこの調子なら、来年はチャンピオン最有力候補でしょうね…今年は無理だったとは言え。」
(参照サイト:『Moto.it』)
ロッシが「来年のモトGPグリッドは…こうなるだろう!」って予想した話は、『note無料記事』でどうぞ!
今回はタイヤ選択について自分のほうが間違ってたって素直に言えるあたりがロッシだな~と感じる記事でした。
あ~、いよいよ次がラストか~。。。
レース中にロッシが映らなくなって久しいが、居なくなるかと思うとやはり寂しくなるな~(;;)