『アロ:ホンダの問題はマシン開発の手順にあり』
★6月2日、マルク・マルケス(ホンダファクトリー)が右上腕骨の手術を受け、現在行っているリハビリは9月末頃まで続く予定である。
★今シーズン、ホンダ勢は不調で、先のドイツGPでは40年ぶりの0ポイントレースとなった。
また、同レース後、ステファン・ブラドル(テストライダー)やポル・エスパルガロから、「天候によってはカウルからの熱放射が酷く、両手両足をやけどしてしまう」と言う苦情が出ていた。
★なお、2023年のホンダ選手ラインナップについては、ポル・エスパルガロ放出やその後任としてのジョアン・ミール加入、また、ホンダLCR両選手の放出、その後任としてアレックス・リンス&アイ・オグラ選手の加入が取り沙汰されている。
★長年、ホンダLCRでスポーツディレクターを務めていたオスカー・アロ氏が、先日の『NicoAbadTV-Twitch』のインタビューで次のように話した。
「(ドイツGPでのホンダの)大失態を見る限り、ホンダは大ナタを振るって首をいくつも切り落とすんじゃないんですかねぇ。
現時点での緊急対策としては、チームを改革することでしょう…マルク・マルケスはそのままにしてね。
アルベルト・プーチ(チームマネージャー)のような人物が加入した時、まさにそう言うことをやるべき役回りだろうと思ったんですけどねぇ…声を上げてくれるだろうと思っていたんですよ。」
【実際、マルク選手以外は新たな顔ぶれとなるようだが…】
「(新規加入選手らが)現在の選手よりも好結果を出せるんでしょうかねぇ…。
ホンダHRCの問題は選手じゃないんですよ…正直に言いましょう…問題はマシン改革の方なんです。
他のメーカーは三歩前進したと言うのに、ホンダの方は唯一乗りこなせるのはマルク・マルケス様のみじゃないですか。」
【マシン改革について、どうすべきなの?】
「ドゥカティにしろアプリリアにしろKTMにしろ、マシンの開発作業って言うのはパッパと進めていけてるじゃないですか。
ところが、日本メーカーの場合、スイングアームをもっと長くとか、もっと固くして欲しいなんて程度のことさえ、とにかく、設計者からエンジニア、テストライダーを引っ張り出してリサーチしないことには始まらないんですよ。
前に進みたいと思ってるなら変えていかないと。F1みたいに、ほとんどの物はヨーロッパで作ってしまうとかね。」
★アロ氏は、2021年末にモトGP業界から完全引退し、現在は家族との時間を尊重しつつ、スペイン選手権に参戦する『LaGlisse』チームで働いている。
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
ホンダは新規加入選手をいかにサポートすべきか?って話は、note『2022 カタルーニャGPまとめ』でどうぞ!
おっしる通り。
肝は誰も乗りこなせない、ね。
安全第一の国だからな。
いろんなところで同じこと言われてるよね。
日本はとにかくやることなすこと遅すぎると。
昔も”あらゆる決断に本社確認が必要な日本企業”とは言われてたけど、決断は早かったんだけどね
気温35℃でもマスク外さない国民性だからな
殆どものはヨーロッパは傲慢な気もしますが…合ってるのでしょうね。新開発もすぐに禁止されるところとされないとでの差を感じます。
やっぱりそうなのか。
何気にテスト制限が効いてるのかもしれませんね
ホンダさんは昔から車体を各分野に分けて開発してるみたいなので、物事を早く進められないみたいですね。
他の日本メーカーはそこまで細かくはないみたいですね。
逆にヨーロッパメーカーさんは、他メーカーの優秀なエンジニアを引っ張って来て技術を真似るみたいですが。
ただ思うところは、日本人の職人気質や経験と勘所が無くなり、バーチャル内での計算に頼って古いものを継承せずに捨ててきた事による弊害が今の惨状に思います。
マルク氏はスライドを超絶上手く使いリア重視のライディングですが、ファビオ氏はスピードを殺さずフロントでのコーナー進入重視のライディング。
専用マシンにすると他のライダーには難しいマシンになっちゃいますね…
一長一短でしょ
昨今バカにされることが多くなった日本の体質が
かつて大歓迎されていた「日本品質」というものを作り上げたのだと思うので