『ドビツィオーゾはアプリリアのオファーを断ったことを後悔していない』
★アンドレア・ドヴィツィオーゾ(36才、ヤマハWithU RNF)は2020年末にドゥカティより離脱し、2021年前半は就活浪人をしながらアプリリアのモトGPテストライダーを務めていた。
アプリリア側からは正規選手のオファーも出ていたが、結局、それを断り、同年秋より、10年ぶりにヤマハ機で参戦することとした。
★なお、現在、ドヴィツィオーゾ選手は総合22位(10ポイント)であり、アプリリアのアレイシ・エスパルガロ(32才)は総合2位(151ポイント)である。
★ドヴィツィオーゾ選手が『Speedweek.com』のインタビューで次のように話した。
【今年はアレイシ・エスパルガロが、アプリリア機で大活躍しているが…】
「彼がアプリリアに移籍した時、良い状況とは言えず…かなり遅れた状態でしたからね。(アプリリアは)大苦戦しながらも作業を進め、モトGPクラスでの戦闘力を上げていったわけで。
僕がドゥカティに移籍したばかりの頃と、似たような流れなんですよ。
(現在の活躍ぶりについて)良かったと思ってます。活躍できるような選手なんだから。」
【2021年にアプリリアは貴方に正規選手のオファーを出していたが…】
「僕はあそこのマシンを試した後、ずっと、あのプロジェクトは良いアプローチがなされていて、グリップも馬力も良いって言ってたんですよ。とにかく、ベースが良いんですよね。
ただ、たとえベースが良くても、そこからタイトル争いをするまでになるには、それなりの作業は必要だから。とにかく、ライダーとマシンの組み合わせに依るわけで。
アレイシはアプリリア機を適切に操縦しているし、彼の特性とあのマシンは相性ぴったりなんですよ。」
【エスパルガロ選手はどんな操縦をするの?】
「リアタイヤで全てを操るタイプで…あのマシンはグリップが高く、アレイシはいかに上手くマシンを止めるかを会得したんですね。コーナー進入でも立ち上がりでも、タイヤの端を駆使するんですよ。
タイヤ温存や加速のために、立ち上がりでタイトなライン取りをするとか、マシンを立て直すとかはしないタイプ…かなり強い走りをしつつ、マシンを上手く止め、コーナーでは膨らんで走り…かなり不思議な走り方だけど、でも、上手くいってるんですよ。フィーリングは完璧だし、好リズムを刻むのが上手く、1周タイムが速いですからね。爆走ライダーですよ。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Tuttomotoriweb』)
(Photo:Instagram)
アプリリアとドゥカティなら、どちらのマシンを選ぶ?…って話は、note『2022 オランダGPまとめ』でどうぞ!
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2スト500のWGP車も扱えそうな感じで興味深いですね
ドビさんには言葉や態度に出さない理性があるだけで、後悔はしてると思いますよ。昔のM1の特性の印象が強くて、最新のM1がどんなバイクになってるのか読み違えたのでしょう。バレンティーノが乗れなくなった理由も単に歳とっただけくらいに思ってたのではないかな?バレ、君は正しかったとか言ってたし。しかしこれは本当に難しい選択だったと思います。