MotoGP

『ホンダはかなり深刻な状況だが、マルケスは才能で乗り切れる』オスカー・アロ

『アロ:ホンダはかなり深刻な状況だが、マルケスは才能で乗り切れる』

★長年、ホンダLCRでスポーツディレクターを務め、2021年末にモトGP業界から完全引退したオスカー・アロ氏が、3/14付けのYoutubeインタビューで次のように話した。

【ホンダが苦戦し続けているが…】
「ホンダについて私が知る限りでは、最初のテストから最終的に優良マシンを作り上げるまでに2ヶ月はかかるんですよ。
現在のホンダの問題はかなり深刻ですよ…マシンがきちんと機能していないうえ、新テクニカルディレクター(ケン・カワウチ氏)に開発を任せることにしたんですからね…しかも、完全に異なるタイプのマシンを手掛けていたエンジニアでしょ。」

【カワウチ氏はこれまでスズキで並列4気筒エンジンのマシンを手掛け…一方、ホンダ機はV4エンジンだから…】
「現時点でのホンダの作業は、楽ではないでしょうね。まず、その新テクニカルディレクターがエンジンを掌握しなければならないわけで…かなり違いますからね。
多分、今年のマシンと言うよりは、2024年版の方を見据えて作業をしてるんじゃないんですか。」

【では、2023年版マシンの方はどうするの?】
「まぁ、技術スタッフ陣ではなく、マルク・マルケスがなんとかするんでしょうね。
きちんとフィードバックを出せるのはマルケスだけだから。ケガしていようが、マシンがまともに動かなかろうが、ホンダに喝(かつ)を入れられるのはマルケスだけなんだから。
(3/24から)ボルティマオ開幕戦が始まったら、それがはっきりするでしょう…最強コンディションに仕上がってるようだから。
マルケスは心身ともに最強ですよ。」

★アロ氏の予想では、とりあえずはマルケス選手が自身の才能を駆使して乗り切り、今シーズン中盤か来冬に改良マシンが出来上がるのを待つこととなる模様。

(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram

ホンダのウィングなしマシンの走行テストは役に立つのか?って話は、note『2023年セパンテストまとめ 日本メーカー編』でどうぞ!

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