『サルッチ:ベッツェッキ処遇について、ドゥカティに要望する』
★マルコ・ベッツェッキ(24才、ドゥカティVR46、2022年ルーキー・オブ・ザ・イヤー)が、今シーズン、既に表彰台を4回獲得して総合2位に就いており、2024年に向けての去就が注目されている。
★5月24日、VR46チームのアレッシオ・サルッチ氏(スポーツディレクター、ロッシ心の友)が、伊サイト『Gpone』のインタビューでベッツェッキ選手について次のように話した。
【ベッツェッキ選手の実力が開花しつつあり、他チームから移籍オファーが来ているようだが…】
「心配はしてませんよ…このスポーツについては酸いも甘いも噛み分けてますからね。
僕としては、もう1年、ドゥカティがマルコをうちのチームに置いてくれて、継続的なサポートをしてくれると言うのが良いんですが。」
【例えば、最新ファクトリー機の提供とか…?】
「ええ、別に驚くようなことでもないでしょ。うちとしては選手がそれに乗れるよう、こうして頑張ってるんだから。もともと、それを目標としたプロジェクトなんですからね。
マルコをうちのチームに一生おいておくなんて、本人にとってもうちにとっても良くはないんだし。
うちとしては、他所のプライベートチームのために仕事をする気はないんで…ドゥカティが(ベッツェッキを)プラマックに入れたいなんて言いだしたら、まぁ、諸手を挙げて大喜びするような話ではないでしょ。
うちがマルコをモトGP昇格させた時、あっちこっちから『気でも触れたか?』って言われたもんですよ。ところが、いまやこうして強い走りをしてるんだから…ちょっとはサポートしもらいたいんですよね。
とにかく、これだけは言っておきたいんですが…僕が仕切ってるのはVR46チームとライダーズアカデミーの方だけなんで、他のチームが参入してくるようなら、マルコがマネージメント担当の方と話し合うことになるでしょうね。」
【貴方の希望としては?】
「うちのチームに置いておきたいですよ…ただし、現在とは異なる条件でね。
例えば、現在、マルコの契約と技術パッケージって言うのは、通常のプライベート選手の内容なんですよ…ただ、そのままってわけには、いかないでしょ。
ダッリーニャ(※ドゥカティ・ゼネラルディレクター)とも2回ほど話し合ってみたんですが…僕の方からは『このままVR46継続で、マシンは最新ファクトリー機に、そして、ドゥカティとのダイレクト契約にして欲しい』と言っておきました。
今後、僕は一歩退いて、マルコのマネージャーのジャンルーカ・ファルチョーニが交渉にあたります。モヤモヤはしてないですよ…マルコが移籍したら残念だけど、立ち止まってはいられないんだから。」
(参照サイト:『Gpone』)
マルティンがっかり、バスティアニーニ惜しいって話は、note『2023 スペインGPまとめ』でどうぞ!
ごもっとも。モヤモヤが取れたw
現状が理解できる良い記事ですね。