MotoGP

なぜペドロサはバニャイアを抜かなかったのか?:2023 サンマリノGP

『ガルシア:なぜペドロサはバニャイアを抜かなかったのか?』

★9月8〜10日、サンマリノGPのモトGPクラスで、ダニ・ペドロサ(KTMテストライダー、ワイルドカード参戦、今月末で38才)が予選5位、スプリント4位、決勝4位だった。

★KTMテストチームのチーフメカニックであるエステバン・ガルシア氏が、西サイト『AS』のインタビューで次のように話した。

【ペドロサテストライダーがサンマリノGPで大活躍していたが…】
「ダニなら、なんだって可能でしょうね。とは言え、懸念はあったんですよ…イタリア人選手らはここのトラックを掌握しているし、特にドゥカティ機向けですからね。
しかし、ダニは完璧主義者で…私もそうですから。ダニからは学ぶことが多く、ピットボックスで彼を担当するのは大きな責任です…同じレベルにならなければならないのだから。
今でもシーズンをフル参戦できるレベルの操縦をしているが…まぁ、(フル参戦は)しないでしょうね。」

【レースではフランチェスコ・バニャイアを抜いて、表彰台に立てそうな勢いだったが…】
「あくまでも新マテリアル試用のために参戦しているのだから、他の選手を転倒させてまで主役になろうなんて得策ではないでしょ。
モトGPレースでオーバーテイクを実行しようと思ったら…特にペッコはブレーキングが極めて遅めで、しかも、ドゥカティ機のブレーキは実に良く効くんですから。抜こうと思ったら、ペッコに寄りかかるような形になるだろうし…そう言うのを目的に参戦してるわけじゃないのだから。」

【新マテリアルと言えば、ペドロサテストライダーはカーボン製フレームを試用していたが…】
「あれは良かったですよ。ダニのリザルトも良かったですしね。まぁ、従来フレームでも、ダニは同じようなリザルトだったんでしょうけどね。」

(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Twitter

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POSTED COMMENT

  1. テック21 より:

    ペドロサが良識ある対応をしたと言うことに尽きます。ペッコが隙を見せなかったことが一番大きな原因だけど、リスクを伴うオーバーテイクは出来ないよね。そもそもペドロサが、ワイルドカードでの出場にしてはあまりにも速すぎた。ふつうはこんなポジジョンにいないので悩む必要もない。

    そしてペッコと怪我がなければもう少し余裕を持って走っていたのでそもそもチャンスななかったかたと。決勝レースは正にそんな感じだったよね。ペッコにはライダーとしては少なくとも余裕があり2位になれる速さはあったが、フィジカルがそれを許さなかった。だから本当にまずい時だけ少し本気を出して、その後痛みに喘ぎながらなんとか走る。この繰り返しだったように見える。だからこそ、余計にペドロサの対応は良識に溢れた対応で好感しかない。

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