MotoGP

マルク・マルケス『10位以内のスピードは出ていた』2023 日本GP

『マルケス:10位以内のスピードは出ていた』

★9月29日(金)、日本GPのモトGPセッションでマルク・マルケス(ホンダファクトリー)が、午前セッション(FP1)は13位、午後セッション(PR)は14位だった。なお、土曜日は予選1からとなる。

★マルケス選手は怒り気味の様子を隠そうともしなかった。

★マルケス選手のコメント。

【今回の金曜セッションについては?】
「今回、もっと好結果を出せるぐらいのポテンシャルがあったんですけどね。実際、今日はけっこう上手く行ってたんですよ。
ところが、タイムアタックの時に最初のタイヤでミスってしまって…最終コーナー立ち上がりで膨らんで、縁石外側のグリーンゾーンに乗ってしまったんです。せっかくのタイムを台無しにしてしまいました。
2本目のタイヤではイエローフラッグに遭遇し…目に入ってなかったんですよ。けっこうピッロに接近していたんで、抜いて次の直線コースに備えようとしていたんです。
最終ラップでは『予選2進出には1’44”0を出さなければ…』と考えてたんですが、結局、1’44”2で充分だったんですよね。
1’44”0を出すには各コーナーでギリギリの走りをしなければならなかったんですが、第1コーナーで転倒してしまったんですよ。」

【しかし、マシンの乗り心地は良いのでしょ?】
「実際、良い操縦が出来てます。でも、プラスアルファの数字を出すには限界ギリギリの走りになってしまうんで、諸々がきちんと正しい方向に進んでくれないと駄目なんですよ。
今回、操縦は悪くないけど、まだ完全に自然な操縦ではなくって…セッティングでもっと合わせていかないと。
ちょっと問題が出ていて…大半のコーナーで自然な動きができていないんですよ。頭で考えているコンセプトが、実際には出来てないんです。」

【インドGPと比べ、今回の手応えはどんな感じ?】
「インドではタイヤのグリップもなかったし、暑さのせいで路面グリップもなかったんで、マシンも選手もギリギリの状態だったんです。
今回はそうではなくて…皆、グリップも加速力もあり、もっと速い走りをして違いを生み出していけそうですね。
普段より接近できてるとは言え、通常、うちより上位の選手が欠場してるんで…マリーニとかバスティアニーニ、うちの弟とかね。
彼らがいたら、いつも通り、15〜18位辺りだったでしょう。でも、リズムは良いんですよ…もう少し上がっていけるかもね。」

【予選2へ昇格できそう?】
「正直なところ、予選2へダイレクト進出できなかったんで、ちょっと不愉快なんですよね…今日は10位以内のスピードが出ていたはずなんで。まぁ、明日どうなるかですよね。」

【去就関連のせいで、作業に影響が出ている?】
「それはないですよ…まぁ、気持ちの隅には引っかかってますけどね。でも、トラックに出たら100%集中だし、将来のために良くしていくことを目標に最善を尽くしてますから。
相変わらず、新マテリアルのテストもしているし…今日はフロントの改良版を試したけど、イマイチでした。とにかく、将来に目を向けつつ、評価作業を続けますよ。」

★なお、ミザノGPからピットボックス内に新スタッフが何名か加わったことについて、マルケス選手は次のように話した。

「プロジェクトのマネージメント担当者を決めるのは、僕の役目じゃないんで。まぁ、何名か加入はしてましたよね。
良案を上手く実践し、きちんと前進できるのかどうか…様子を見ていきますよ。僕の方ではこのまま操縦に励み、提言をしていきます。」

(参照サイト:『Moto.it』)
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram

マルケス変化…やはり、ホンダ離脱なのか?って話は、note『2023 サンマリノGPまとめ』でどうぞ!

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